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日本の報道について考える
- 日本の報道において、情報の偏りが問題視されることがあります。
- 一方で、日本は民主主義国家であり、情報の自由が保障されています。
- しかし、他の国の報道と比較しても、どの国も完璧に中立的な報道を行っているわけではありません。
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質問者が選んだベストアンサー
日本に紹介される海外の報道は「それを紹介する者によって偏向されて」いますので当てになりません(笑)。 私は実際に 1988 年から 1999 年まで New York に住んでいたのですが、日本語放送を含む各国語放送を殆ど CM を流すことなく放送している地元の小さな TV 放送局に年に何度も寄付金 (と言っても $20 とか $50 ぐらいですが(笑)) を送っては Support していました。 ・・・と言うのは湾岸戦争が始まる直前に「湾岸戦争を始めるのは是か非か」という生中継の討論会でほぼ全ての Panelist が「湾岸戦争を始めるべきである」という強気の Panelist に言い負かされて議論の Balance が崩れまくっている中、司会者が必死に議論の空気をなだめて「湾岸戦争開始はもっと多方面から深く議論してからにすべきである」と主張する Panelist の意見をもっと聞き出すように誘導した途端、強気の Panelist に殴り倒されるという事件が起きたのですが、この司会者がクビにされて地元の Local 局に移ってきたのを知った私は「CM を流さず、ちっとも儲からない外国語放送ばかりやっているので運営資金が足りません。助けてください!」という Local TV 放送局からの募金要請に事あるごとに答えるようになったのです。 他にも Vietnam 戦争で枯れ葉剤の被害に遭った人達を呼んで実際に枯れ葉剤を撒いた元 Pilot 達との生中継討論会を観たこともあります。 初めは「我々は軍人であって個人的にどのような思惑があろうと命令は貫徹しなければならない」という論調で感情論を回避していた元 Pilot 達も被害者が訴える余りに悲惨な体験を聴くうちにボロボロ涙を流し始めて建て前 (理屈) と本音 (感情) を制御できなくなって行く様をありのままに映し出す生中継は元 Pilot 達があまりにも気の毒で同情したものです(汗)。・・・確か広島原爆被害者達と Enola Gay の元 Pilot 達との討論会を企画した番組もあったように記憶します。 US の場合でも「中立的な報道機関」など存在しないのですが、US の報道機関と日本の報道機関との大きな違いは「政府や企業、大衆に阿るばかりの報道機関」ばかりではなく、どれほど困難であろうとも Owner の意思 (これも大きな偏向を生むのですが) が貫徹された報道機関が多数あることです。 例えば日本でも NHK 特集で紹介されたと思いますが「湾岸戦争の正当性を世界に認知させる代表的な映像の 1 つとなった NY 国連本部での少女の訴え・・・Kuwait の病院に押し入ってきた Iraq 兵達が赤ん坊を放り投げて串刺しにしているのを見て逃げ出したなどといった衝撃的な内容を涙ながらに訴えた」に疑念を感じて、その少女が実は NY 在住 Kuwait 大使館の娘で、少女を Kuwait から救い出してきたと自称する医師も New Jersey で開業していた歯科医だったことから US 政府による猿芝居であったことを暴露したのは New York Times です。(詳細を正しく覚えているわけではないのですが、確かそんな話だったと記憶しています) 一方、湾岸戦争当時、New York に在住して TV の英語を不自由なく聞いていた私は Iraq の外務大臣が国連本部で演説するのを生中継で観たのですが、日本に紹介された彼の演説内容と聴衆 (国連側) の反応が実際のそれとは全く異なっていて、もの凄い偏向報道がなされていたのには Shock を覚えたものです。 なにしろ新聞にせよ TV にせよ「Reporter の XXX が御送りしました」とか「By (文責):XXX」といったように記事なり報道なりをした本人に責任があることを明示しますので「今、巷の評判では xxx が流行っているともちきりのぉ~」などのような無責任な言い方は US では「初めからふざけても良いとみなされている番組でもない限りは」許されません。 勿論、局 (Owner) の方針に逆らったり Sponcer (時には政府) の意向に逆らう報道を行うような者は即刻クビにされますが、だからと言ってヘコタレたり、長いものに巻かれる者ばかりというわけではなく、クビにされてもその姿勢を賞賛してその人を雇い入れたり Support する人がいるが US です。 自らが責任を取れる (或いは逃れる) 自信があればどんな報道をしようと自由なのですから日本のムーなど足下にも及ばない(汗) International Weekly World News などといった宇宙人(爆笑) や Chimera 合成写真ばかりの新聞が Super Market で堂々と売られていたりもするのですが(笑)・・・ >アメリカは自国が有利になるような報道しかしていない ・・・などということはありませんよ。 ただ「そんな報道しかしていないように、日本に US の報道を紹介する報道機関が見せかけている」だけなのです。 まあ「映像や写真が合成であるのかどうかを解析する知識や能力」や報道の Backbone となっている歴史や政治、経済的な問題に至る深い知識を得なければ理解できないような情報を判断するのは極めて困難なことなのですが「医師などの専門家や偉い人が信じるのだから間違いない」とか「責任ある大企業のマスコミが報道するのだから」みたいな感覚で紅茶キノコみたいな話に踊らされてしまいがちな日本人が観たら「生き馬の目を抜く」を抜くような報道も US にはありますよ(笑)。 再度言いますが「誰もが納得するような中立的な報道」などありえません。・・・そもそも事実と真実とは異なるのですから・・・。 判断するのは貴方、例え偏向されたり虚偽の情報であろうと責任があるのはあくまでもそれを信じた貴方です。
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- key00001
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> 誰もが納得するような完ぺきに中立的な報道機関ってこの世のに存在するんですか? 「無い」と思いますが、共同通信とかロイターなど、報道機関向けの報道機関は、比較的中立で客観的な立場でしょうね。 彼らは、脚色や主観・意見などを極力排除して、事実を事実として報道するコトが要求されます。 逆に言えば、脚色や主観・意見などを交えた報道は、違う視点から見た際に「腐っている」と指摘を受ける可能性が生じます。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
そんな報道機関てのは存在しないでしょう。 世界一、と言われるロンドンタイムズだって ユダヤ系資本が入っていて、とやかく 言われているぐらいですから。 日本と欧米が異なるところは、日本は不偏不党を うたっているのに対し、欧米は自らの立場を 明らかにしていることです。 欧米は保守系、革新系、高級紙、大衆紙とその立場 がはっきりわかります。 不偏不党など無理だ、と割り切っています。 日本は不偏不党をうたいながら、偏った報道を しているので、目立つのでしょう。
- under12
- ベストアンサー率12% (202/1670)
中立な報道機関はこの世には存在しません。ただ、現代日本のマスゴミが何故、 歪んでいるのかは、構造上簡単に述べる事ができます。それは、上場しているからであり、 また、放送免許の存在が独禁法に抵触するレベルになっているからです。 TVニュースでもスポーツ新聞を並べて報道する事が珍しくなくなり、番組の存在意義を 自らで真っ向から否定しています。サラリーマン金太郎に名言があります。 「テレビ局が公共性を重視するならば、上場するべきではない」 営利目的なのに、無料で見られるメディアだから、腐敗がより進むのです。 極端な話、TVは全て有料化すれば、視聴者の獲得において競争が始まるでしょう。 競争が無い業界は腐敗します。教師みたいにね。 情報機関が存在しない弊害が実はここにあったりします。日本は情報を扱う国家としては 三流ですからね。民主主義だからこそ、視聴者の質の向上が求められます。
- blackhill
- ベストアンサー率35% (585/1658)
欧米の新聞は、初めから不偏不党という看板を掲げていません。読者は、自分の好みに合わせて、高尚な新聞から低俗な新聞、右寄りの新聞から左よりの新聞を購読します。党派性があることは、色眼鏡であることはだれもが承知しています。 ただし、政治的、社会的に重要な記事は、その新聞社を代表する著名な記者が担当し、署名入りの記事を掲載します。取材能力の高さや判断の的確さが命ですから、記者も全力で記事を書きます。政治的理由で編集長が反対しても、簡単には引っ込みません。このあたりの事情は、ウオーターゲートを取り上げた映画「大統領の陰謀」が詳しく、その主人公ボブ・ウッドワードのその後の著作もよく知られています。 もともと完璧に客観的な事実認識など、実際にありえるのでしょうか。むしろ、ニュースを受け取る読者の洞察力が大事なのでは。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
世界中の商業報道は株主・広告主など資金源の利益を最優先します。日本も同じです。 BBCなどの国営放送は、イギリス国家の利益に立って報道します。 したがって、日本でも、日本国の利益に立って報道する国営放送を持つのが一番良い方法です。 日本が国営報道機関をもてば、、商業報道、会員制のNHK報道、国営報道の三種類を見比べることができるようになり、結果的に報道の政治的情報操作で国民が判断を誤るリスクが最小になります。
お礼
HATLWOさん、またその他の回答者の皆様、ご意見投稿して頂きまして本当にありがとうございます。たくさんの意見を聞けてとても勉強になりました。 みなさんが、完全に中立的な報道はありえないだろうと合意されている点(これは人間ゆえにこの方がある意味自然な気もしてきました)、HALTWOさんからの実体験を含めたコメントで、たくさんの種類の報道(テレビ局、新聞紙などの媒体)が自由に許されている社会であれば、その中にはかなり偏っていいないものも混ざっているだろうし、おかしなものもきっとあるだろう、問題なのは視聴者側に選択肢がない場合であろう、と勝手に総括してしまいました。 今はネットがあるので、個人で色々な情報にアクセスできると思いますので、個人個人が自分の判断で溢れる情報を吟味しながら生活していくのが理想のようですね。 ありがとうございました。