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ラフマニノフ=ミーハー?
- ラフマニノフ=ミーハー扱い、という点で音大生の方々はどのような評価を下すのか
- ラフマニノフの低級さについて詳しく教えてほしい
- 現在の評価や他の作曲家についても知りたい
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ラフマニノフ・・・普段勉強している【由緒正しき音楽】と違って単純に「いいなあ」と思ったんだと思います(息抜きになる?)。クラシックと言っても、本当に最近の人で、さらに日本でも割と名が知れているという点でラフマニノフの名を上げたのだと思います。2番目の回答の方が書いているように、ピアノが好きな方なのかもしれないですね。ピアノが好きな人なら「ラフマニノフ弾いてみたい」とか言いそうですもんね。ミーハー・・・言わんとしていることはわかりますが^ ^、まあクラシックじゃなくてラフマニノフの音楽ととらえれば良さも感じられると思いますよ。でも、音大でわざわざ勉強する音楽ではないですね。 低級とは言いたくないですが、ラフマニノフの音楽は、クラシックのような自然な流れがないんですよね。そこが彼の個性となるのでしょうが、あまり取り上げられてもらえない要因だと思います。たしかにメロディーはキャッチーで覚えやすく、日本人には聴きやすい音楽だと思います。バロックや古典派はなじめない人はなじめないですからね。 1番目のgldfishさんの回答については、いくつか指摘しますと「古典の大衆西洋音楽=モーツァルト」ではありません。モーツァルトはその時代、まったく評価されませんでした。むしろ「モーツァルトの作曲する音楽は異端だ」と言われていたのです。しかしそれが徐々に評価され、ピアノの詩人であるショパンもポーランドからはるばるモーツァルトを最も尊敬していたのです。さらに音楽というものは、gldfishさんの好む「難解で複雑でひねりのあるマニアックなもの」ほど下等に値します。音楽は自然と耳になじんでいくら聴いていても飽きないものが優れた作品となります。モーツァルトの音楽はまさしくそれです。実はこれほど作曲の難しい音楽はありません。実は本当の意味で難解。 モーツァルトの作品を「ちゃらい」「どんな馬鹿でもわかる」などと言う人はまだまだクラシック音楽に踏み込めていない人です。いわゆる厨二病のようなものでしょうね。そもそも音楽は「わかる」ものではありません。音楽は場(空間)を作るものです。本来能動的に聴くものではないのです。 gldfishさんはモーツァルトの楽譜を見たことがあるのでしょうか?オーケストラでもピアノソナタでも協奏曲でもいいです。難しいですよ。見た目は簡単なように見えますが、それを自然に奏でるのがとてもとても難しいのです。淡々としたメロディーでもモーツァルトがたくさんの喜怒哀楽を組み込んでいるのでそれをぶれないテンポの中で表現しなければ上手く演奏できないのです。 ラフマニノフは技巧があれば、自分なりに曲想をつけて弾くことは難しくないのですけどね^ ^ あと、音大生をバカにするような記述がありますね。躁鬱でしょうか? >音大生で素人相手の音楽教室の先生 いいじゃないですか。私は音短大出の先生にピアノを習ったのですが、「音楽の楽しさ」を教えてもらいましたよ。先生は地域や学校のPTAもしていたので忙しく、月謝もありえないくらい安くて大変だったのに、レッスン時間も規定より1時間延長しながら一所懸命指導してくれました。 本当に音楽が好きな人というのは作曲家の悪口は言わないのです。どの作曲家の音楽もまんべんなく触れさせてその音楽の良いところや表現のこつを言ってくれます。ふんぞり返って音大生の悪口やモーツァルトの悪口(笑)をひとりよがりにぶちまけるよりも、汗を流して地域の子どもや大人に少しでも音楽に触れてもらいたいと小さいながらも【教室】という場を設ける方が立派ですよ。 イベントでも、無料や安いチケットでも音楽に触れるいい機会です。貧乏で普段クラシックやその他の音楽に触れることの無い人達にも聴いてもらうのはとても有意義なことだと思います。 音大生は、プロの音楽家だけになる教育機関ではないのです。指導者や音楽療法士、楽器職人等・・・素敵な職を目指して頑張ってる学生がたくさんいると思います。
その他の回答 (3)
ラフマニノフのピアノ協奏曲の甘美なメロディーラインは、数十年前も20年前も、現在でも、クラシック系の音楽を愛好する、お嬢さんやおばちゃんたちにとって、入門音楽の一つであり、人気ある曲の一つです。 また、ピアノとオケという組み合わせや演奏時間も、後半に有名な交響曲と組みあわせれば、興行に都合の良いプラグラムを作りやすいので、演奏会でよく取り上げられます。 ですから、ラフマニノフと言えば、クラシック音楽に目覚めたばかりの人たちの音楽という側面が、いつもつきまとうのです。 当時の音大生の間で、 《ラフマニノフなんて書くとミーハー扱いされちゃうんですよねぇ》 ということは事実だったでしょうが、 《と言外にラフマニノフなどは音大では対象外の作曲家扱いという印象を受けた。日本の音大だけかどうか分からないが、ラフマニノフは低級な音楽というヒエラルキーが厳然としてあるように感じた。》 という回答者は、単なる勘違いをしていたのでしょう。 《ラフマニノフが好き、のように言ってちょっと通ぶっている、そういう現象》 があなたの周りであるのは、未だあなたたちが、クラシックを聴きはじめたばかりだからではないでしょうか。 1、2、3、の質問には、いちいち応える必要は無いでしょう。
お礼
お応えありがとうございました。
補足
「お嬢さんやおばちゃんたち、彼等に人気の入門音楽のひとつ」といいますと、案に低級を意味しているように聞こえますが(低級が悪ければ「俗」)、この「低級」について触れた回答者に関しては、「単なる勘違いでは?」ともおっしゃられ、・・・No4さんとしては、ラフマニノフを低級とは思わない、ということでしょうか? 当方クラシック愛好歴30年になりますが、確かにあらゆる作曲家のほとんどを満遍なく聴いている、とはいい難いですね、相当偏った聴き方をしていることと思います。そんな調子でラフマニノフを避けてきたところもあり、そうして思い切って聴いてみると、・・・上記のような感想しか得られませんでしたので、あえてご質問させてもらいました(何度か聴いてみましたが)。実際周りには、音楽をかじった程度の奥さん方でラフマニノフ、いいワァ・・・二番が特に、なんて言ったりしてますので。 私にはとにかく、謎、でした。(その奥様方が好む事柄の傾向は、よくよく阿呆なものが多く・・・)
- jupitan
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思うに、そのプロオケの女性プレイヤーはあえて人とは違った作曲家名を出して他人との差別化=ちょっと関心を引きたかっただけなのではないでしょうかね? ラフマニノフが低級な音楽家とは思いません。 ご存知の様に元々優れたピアニストであり、また作曲家としても魅力的なメロディーやオーケストレーションの上手さもあり、極めて演奏効果のあがる曲を数々書きました。 ただ、当時の批評家からは「まるでハリウッドの映画音楽」「所詮ロシアの保守的な音楽」などと言われて本人はノイローゼになってしまい音楽活動を休止した時期もあります。 モーツァルトやベートーヴェンなどと比べるのはあまりにも酷な話です。 また、プロコフィエフやバルトークとも次元が違います。 そこまで普遍的・絶対的、また実験的・モダニズム的でも全然ありません。 じゃあ、低級かというとそれも違うでしょうね。彼の音楽は古典をきちんと踏襲し、さらに当時のロシアを取り巻く時代背景から、土臭くなくてロマンの香り漂う品のある音楽は裕福な家庭に育ったからでしょう。勿論、彼自身の持って生まれた才能・センスもあります。 件の女性奏者はひょっとしたらピアノを習っていて腕も結構達者なのかも?・・・で、あえてラフマニノフが好きと書いた・・・だって、ショパンが好きと言うよりもラフマニノフが好きと言ったほうがベタ過ぎず、ちょっとオシャレじゃないですか(笑)。
- gldfish
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ご安心ください。クラシックにおいて、モーツァルト程ちゃらくて通俗的でミーハーで知性の無い音楽って無いですよ。「どんな馬鹿でもわかる」という意味で、こんなに‘浅い’音楽は、クラシックに限らず他でも見ないです。 >音大では対象外の作曲家扱い じゃあその音大生は、モーツァルトなら「対称内」なのでしょうか? 音大なんてわざわざ通ってて、モーツァルトなんて見ている風ではそれこそヤバい気がしますが・・・あるいはkazutorausさんも触れていらっしゃるように、モーツァルトなんて眼中にも無いからわざわざ取り上げないのかもしれませんね。それならわかる気がします。 でもそれ抜きにしても・・・日本の音大生なんてアテにしない方がいいですよ。音楽に対して「見る目」のある人ばかりではないですので。アテになるならもっと優秀なクラシック関係者を次々排出しているはずですよね。でも現実は多くの卒業生の就職先は、良くてせいぜい素人相手の音楽教室の先生か、イベント向けのセミプロ演奏家。それ以外は音楽すら関係無い職・・・そんなところでは。 >通俗的というか妙にキャッチーなところがある 逆に、日本国内でよく知られるようなクラシックで、「通俗的」で「凄くキャッチー」ではないものなんて、1つも無いですよ。ヨーロッパのポップミュージックの方がよほど難解でマニアックだったりしますね。まぁ現代の大衆西洋音楽ですから「古典の大衆西洋音楽(モーツァルトがその代表)」よりは複雑でヒネリがあるのは当然なのかもしれませんけど。
補足
ヨーロッパのポップミュージックの難解で複雑なやつというともう二十年以上前に好んで聴いていたレコメンデッド・レコーズ系のもの(いわゆるニューウェヴとも呼ばれてたやつ)(勿論それは日本のニューウェーヴとは無関係)を思い出してしまいました。 しかし、・・・モーツァルトがちゃらい、とは、・・・絶句。
お礼
ありがとうございます・・・
補足
モーツァルトに関するご指摘、ご尤もなり・・・と聞かせていただきました。(個人的にはバッハの方により深く傾いてしまいますが) モーツァルトを弾きこなすこと(名演に達するための)難しさ、これに対し、ラフマニノフは技巧があれば、自分なりに曲想をつけて弾くことは難しくない、というこの点にもしつこいまでに頷かせてもらいました。 そうでしたね、演奏家になるばかりが音楽家の生きる道ではないのでしたね・・・ 音楽、本当に好きなのですが(わたくしも)、ラフマニノフを好めない気持ちはどうしようもございませんね。悪口、というより、作曲家もまた(特にプロである限り)批評は受けて然るべき、かと存じます。酷評も含め。しかし理屈にもなっていない中傷、となれば話は別でしょうが・・・ こうしたことが言えるのは私自身が作り手の苦労を知らないから、と言えなくもないでしょう、が音楽ではないにせよ私も油絵を専門にやってきた者として、作り手の苦労がまるで分からない、というのでもなく、・・・絵画にしたってそうです、駄目なものは数々ございます。そうした駄作にあってはもう、やはりバッサリ、斬らずにはおれません。