食事と交渉と政治力

質問

『チャイナタウン』という映画で、暗黒街のボスと食事した主人公が尾頭付きの魚にびっくりして相手のボスから馬鹿にされるシーンがありました。
あの時点で既に主人公は負けていたと思います。
他にも『イヤーオブザドラゴン』でも、食事の交渉シーンでチャイナマフィアのボスのジョン・ローンが生首を持ち出す場面もありましたが、
交渉する場面に食事の場所を選んで相手を威嚇したり呑み込むやり口っていうのは中国では伝統的にやっていたんですかね？
世界共通かな？

この前、アメリカのオバマがホワイトハウスに李明博夫妻を呼びつけてFTAを速やかに批准するように恫喝しましたが、

そのときの晩餐でワザと日本食を出したあげく、メニューにもDAIKONだのKABOCHAだのWAGYUだの記載して韓国を侮辱しまくったのも脅しのパフォーマンスなんでしょうか？
オバマ「ウチにとってアジアで一番大切な交渉相手はなぁ、てめえら韓国じゃなくてまず日本なんだよ。それでも一応交渉してやってるんだ。ゴネやがると潰すぞ。そうされたくなければ、とっととFTA批准しやがれ！」

回答No.1

ti77 · ベストアンサー

米韓のFTAとその晩餐の日本食に私も興味を持った米在住の日本人です。

米韓FTAと日本食という組合せには、意味があります。
今回、アメリカは韓国とFTAを結ぶに当たり、韓国の財政面の支援を日本にさせました。
それがこの前の日韓スワップ協定です。

どういうことかと言うと、

このFTAで両国のメリットよりデメリットは別にして、まず韓国にはそれを遂行できる財力はありません。
十分な外貨準備高がなく、これからも増えない（むしろ減る）韓国とFTAを結ぶのは、アメリカにとっても危険です。
※　韓国には外貨準備高が３０兆円あると韓国のメディアは言っているが、実情はほぼ負債額の金額とのこと。

アメリカは、日本に働きかけて、下支えをさせたのが、このスワップ協定です。
もし日本がそれに応じなければ、米韓のFTAは結ばれなかったのです。
むしろ、これは日本ありきの米韓FTAだったと思います。

そこで、日本食を盛り込んだ米韓首脳の晩餐会です。
アメリカは、この米韓FTAは、日米韓のFTAと捉えている証拠です。

案の定、日本政府は韓国に配慮し、
日本のメディアもこの日韓スワップ協定も晩餐の日本食も大きくは取り上げていません。
韓国メディアは、韓国の大統領に日本食とは失礼！と騒いでいますが、
韓国政府もちゃんとFTAの経緯を説明していないのでしょう。

お礼

ありがとうございました。