降りてくるとか湧いてくるって良く言いますよね。
私は仕事にしている身でアーティストではないため、クライアント様の注文に従う必要性があるので降ってくるものを待つことはありません。
しかし、考えてもまったくイメージが湧かない時もあれば、すらすらと書ける時もあります。
これは精神状態(気分)を乗せる・乗せないが深くかかわっていると思っています。
例えば、私の場合は映像がイメージできると自然とそこに音が溢れだします。
これはもう身体が癖になっていて、脳内映像には必ず脳内BGMを鳴らすように身体が反応するんです。
だから良い映像(物語)がイメージできると、曲も書きやすい。ということで、アレンジを考えても上手くいかないときはまず映像を思い浮かべてみたりします。
あとは身体でリズムを取ったり感じ続けていること。テンションが上がっているほうが頭も良く働くんですね。
早歩きとかも効果的です。部屋の中をグルグル回ってると怪しい奴ですけど。
とまあ、こんな感じで気分を乗せてやるのが作曲モードに自分を持っていくコツなんです。
私の場合は書き始めた曲が途中で止まらないようにするためにこうして精神状態というか気分をコントロールするように心がけていますが、なんの計画もない白紙の状態から気分を乗せれば、とりとめもないものですがフレーズは降ってくるようになります。
私の例はあくまで個人的なケースですが、気分の乗せ方はいろいろとあります。
犬と散歩をしているときによく曲が思いつくという人や、電車に乗っているときが一番思いつく何て人もいます(規則的な揺れとかがその人にはフィットするらしいです。散歩も同じで歩くテンポ感でしょうね)
あなたなりの「気分が乗った状態」を見つけ出して、まずはそこに自分を持っていくように努力してコツを掴むことが重要です。そうすればアイデアはどんどん湧いたり降ったりしてきます。
あとはそれを上手に拾ってアレンジできるだけの技術の問題ですね。
どこかで聴いたような曲になるのはまだ音楽経験が浅いからです。
もっとたくさんの音楽を聴いたり演奏して経験を積めば、頭の中でいろんなものがごちゃまぜになって、聴いたことがあるようでないようなものになります。脳内でリミックス・リアレンジが行われるんですね。
また、音楽を聴くときにメロディーだけじゃなくて伴奏など別の部分に意識を集中して聴くのもポイントです。ふと湧いたメロディーが実は以前に聴いた楽曲の伴奏部分のフレーズと良く似ていた、なんてこともあります。ですからオーケストラはトラックが多い分だけ様々な解釈ができるし、アイデアの宝庫でもあるのです。
夢の中だと完全なオリジナルに聴こえるのは、様々な楽曲が混ぜ合わさったり、主旋律ではなかったものが主旋律として聞こえたりといった記憶の再解釈が行われやすいからではないでしょうか。
あとはTVを観ていたときに流れていた曲とか「無意識に聴いていたもの」なんかはふと降ってくるとオリジナルと勘違いしてしまうんですね。
夢のなかはこうした無意識に体験したものまで出てくるから不思議です。
ちなみに、フレーズが降りてくるなどのひらめき系の作曲家でヒットメーカーの人たちは「曲を書いているのではなく、書かせてもらっている」と感じているそうですよ。
音楽の神様に書かせてもらっているという気持ちもあるでしょうが、自身の音楽体験=先人たちの感性やアイデアの集合に作曲のきっかけを頂いているという意識もあるのでしょうね。
お礼
ありがとうございます!!! 映像ですか、そこ気づかなかったです^^ 考えてみると夢の中では映像がありましたね、だから音楽も流れたんでしょうね。 音楽についてももうクラシック・ジャズ・ロック・映画音楽・ゲームミュージック・テクノ・ポップスいろいろ聴いてきたつもりなんですがまだまだ足りないのでしょうね。今から聴くべきはケルトとか民族音楽系かなとか思ってます^^演歌なんかも聴いた方がいいんでしょうね。 僕も実は書かせてもらっていると思っています^^ スピリチュアル方面に興味ありです! 今回は本当にどうもありがとうございました! これからは映像を思い起こすようにして作曲に励みたいと思います。 それでは失礼します!