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派閥争いの小説で面白いのがあったら教えてくだい。

小説以外でもいいです。

みんなの回答

noname#217196
noname#217196
回答No.4

菊地寛の『入れ札』。文春文庫の『マイ・ベスト・ミステリー』という短編集に採録されてました。青空文庫でも読めるようです。 こんなお話。国定忠治が捕り手に追われて関所破り、11人の子分どもと山中にわけいり、いよいよ散開の覚悟を決めたものの二、三人子分を連れていきたかった。頼りがいのあるのはすぐ誰それと浮かんだが、じかに名指しをすれば選ばれなかった者に寂しい思いをさせるだろう。思い付いたのは子分どもにお互いこいつがいいという名前を紙に書かせて入れ札し、数の多い順に三人つれていくこと。 ここからすっと話の主役は古参だけどぱっとしない一人の子分の心境になります。票読みしてみて二票あれば三位につけられるだろう。目をかけている弟分が自分の名を書いてくれるはずとあてにして三位狙いで自分で自分の名を書いた。開票してみると思った通り特定の二人に票は集中し、残るは一人。自分の名前が読み上げられたとき気詰まりを覚えたが、自分に入ったのはついにその一票だけ。四位となってもう消え入りたい気持ちだ。散開後、弟分がすりよってきて、兄貴に入れ札したのは俺だと告げる。弟分はまさか本人が自分で自分に入れ札するような野郎と思っていないからついた嘘。なんともやりきれない結末。

  • hs1510
  • ベストアンサー率27% (443/1640)
回答No.3

派閥と言うのに一寸ずれるかもしれませんが・・・ 「札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ」  (東 直己)   警察vs警察。道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に近隣の南支署が気づいた。日頃から「枝」と呼ばれ蔑まれてきた支署の刑事たちの執念の捜査が、組織防衛という巨大な闇に迫る――。北の街ススキノを舞台にハードボイルドを書き続けてきた著者による初の本格警察小説。 「札幌方面中央警察南支署ー誇りあれ」  (東直己)   吹雪のススキノで、道北の小さな町の町長が銃撃された。暗殺か、怨恨か、はたまた痴情の縺れか…。合同捜査本部に加わった支署の刑事たちは地道な捜査を進めるが、やがて見えてきたのは、身内である警察すら取り込まれた巨大な利権の構造だった。そして、事態を悪化させる更なる事件が…。巨大な利権に群がる政官財の魍魎たち。北の繁華街ススキノの片隅で、ちっぽけな署の刑事たちの反撃が始まった―。

  • localtombi
  • ベストアンサー率24% (2911/11790)
回答No.2

戸川猪佐武氏の「小説吉田学校」は、吉田茂から鈴木善幸内閣までの、政治の派閥権力の世界を描いた小説ですが、小説とはいえ生々しい実情が描かれていてかなり面白く読めました。 自民党の派閥政治とはこうだったんだ・・がよく分かります。 ただ、いかんせん今の時代からみたら昔の出来事ですね。

noname#151428
noname#151428
回答No.1

白い巨塔?

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