漫画・アニメーション「ARIA」について

質問

数年前に漫画連載とアニメが終了した、天野こずえ原作「ARIA」について質問です。
原作は「ウンディーネ（水先案内人）」を目指す少女のほのぼの系のものなのですが。
疑問があります。
「経営はどうやって成り立つのか？」
です。
作中には
・ARIA COMAPNY 従業員数2名
・オレンジプラネット　従業員数　不明
・姫屋　従業員数　かなり多い（支店あり）
が出てきます。
どの会社も社屋を持ち、社員専用寮を持ち、かなり待遇もいいらしく、新人育成にも積極的なのですが。
いったいウンディーネという職業で得られる客単価とか、収入はいくらくらいのものなのでしょうか？
この世界では、どうやら高校に行くと言うのがあまりないらしく（アクアの出身者は地球（マンホーム）受験制度を知らない）、実際主人公の一人のアリスは中卒相当でウンディーネになっています。
他のウンディーネ3人もいずれも10代中盤でプロになり、水の３大妖精と呼ばれ、おそらく高等教育も受けていないと思われます。
通常考えられるものでは、学歴が低いと収入も低いものです。
その分、寮完備や食堂のある社屋など福利厚生が充実している感じです。
つまり何が言いたいかというと、ウンディーネに観光案内を頼むと、いったいどのくらいの相場なのかという事です。
似たようなものを探すと、観光タクシーが近いので調べましたが、時間単価で６０００円位、３時間コースからでした。
ARIAカンパニーはアリシアってのが一人で稼いでいて、劇中で見る限り、ほとんど休みもなく働いているようですが、タクシーとは違いゴンドラをこぐと言うものですので、時間もかかり、いける場所も限られ、１日に取れる予約は午前１件午後１件程度と見て取れました。
午前３時間、午後３時間をセットにすると、実働６時間で３６０００円が１日の稼ぎです。
必要経費は人件費の他はゴンドラの整備ですが、整備はオフシーズンにする程度と描写されていましたので、人件費以外はほとんどかからんと思います。
初期投資もゴンドラだけなんで、自動車よりははるかに安いでしょう。
３６０００円x２０日の稼動と見て、一月の一人の稼ぎは７２万円。
税金も当然取られるでしょうし、ゴンドラとはいえ水難事故も想定されるでしょうから、そういう保険もかかると思います。
他にも社屋の維持費なども必要でしょう。
ゴンドラ協会なるものもあり、会費の支払いもあるでしょう。
たぶん手元に残る純利益は月に４０万程度と見ます。
ARIAカンパニーで見ますと、灯里とアリシアの２人でそれを分けるのですが、プロのアリシアに３０万円を配分すると、灯里には１０万しか給料として渡されないわけで。
もちろんシングルという見習いウンディーネという事と、衣食住は会社が提供するという点で見れば純粋に自分の小遣いになるかと思うのですが、あまりにも安すぎるのではと思います。
そこから所得税、住民税、健康保険、年金など源泉徴収したら、手元にはなんも残らないと思います。

実際の経営状況はどうなんでしょうか？

あと、女のする仕事ということで、若さが第一。
年を取れば自然に引退という風になりますよね。
仕事の寿命も短いと思います。
たぶん２０代までしか出来ない仕事でしょう。
それを考えても、いろいろヤバイ仕事だと思うのですが。

詳しい方がいましたら教えてください。

回答No.3

zz400n

家の姉（こずえ姉さん）がオレンジプラネットの事務で働いていたので知っている部分だけ答えると、いくつか理由があります。

収入の内容がいくつかあり
(1)ゴンドラ（水先案内人）の収入

(2)カンツォーネ（歌）の収入
CDなどを発売して収入を得ています。
さらに結婚式や葬儀、パーティなどにも呼ばれ収入を得ています。
１回の結婚式の出演料は２０万～１００万ほどで現在の最高額は、王族の結婚式の時にアテナの出演料で３００万ほどで、結婚式のBGMをすべて彼女の歌でカバーしました。

(3)プロマイド、絵葉書、グッツ等の収入
かなりの量のグッツがあり３大妖精のものなんかはプレミアつきのものがあるそうです。

お礼

つまり今で言うAKB48みたいなものと。
じゃぁモームス見たいに最後は捨てられるんですね。

回答No.2

mshr1962

従業員数は灯里が入社した時点で
ARIAカンパニー　2名、姫屋　80名、オレンジぷらねっと　81名
いくつ会社があるかは不明（分かってるのは8社）ですが
姫屋とオレンジぷらねっとが合わせて全体の半数近いとあるので
総数でも400名は超えないかと思います。
その中でプリマ、シングル、ペアの比率がどうなるかは不明ですが．．．

※アクア（ARIA）のWiki参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2_(ARIA)

＞たぶん手元に残る純利益は月に４０万程度と見ます。
これってシングルが観光案内で考えた場合ですよね。
観光案内とは別にトラゲット（渡し船）の仕事もありますし
プリマのアリシアは灯里が入社する直前の4年（アクア歴）連続で社員1人あたりの平均売上高1位です。
灯里がシングルの時期は同伴なので利益は落ちますが、蓄えは十分だと思います。

＞たぶん２０代までしか出来ない仕事でしょう。
グランマ（天地秋乃）は46歳で引退です。
伝説と云われたウィンディーネなので例外では有るんでしょうけど
プリマになれば寿退社でない限り30代位までは可能だと思います。

お礼

3期でトラゲットのエピソードありましたが、あの仕事はプリマになれなかった落第生のする仕事と、表現されていました。
収入はがた落ちと思われます。
おそらくコンビニバイト程度の時給しかもらえないのでは？
それに、作中では、１度しか「やってみないか？」という感じでしかトラゲットの仕事はしていません。
ひょっとして、普段小遣い稼ぎでしているのかもしれませんが、プリマ目指すのならば、練習に専念するはずです（そういう描写もあり）
>平均売上高1位
これがよくわからないのですが、プリマによって値段設定が違うという解釈になります。
アリシアみたいな人気ウンディーネに頼むと、すごい値段を請求される以外、考えられません。
仕事が出来るのは１日２件が限度で、社員全員が毎日フル稼働するわけでもないでしょうが、かといって会社を維持するにはある程度の稼働率も必要なわけで。
言って見れば人気ホステスみたいなもんですかね？

グランマについては、４６歳で引退と言うことで。
その割には何度か作中に出てきますがえらく年寄りですよね。
アリシアに会社を継がせてそんな年月たっていないでしょう（アリシアは１７歳だったはず）
ずいぶん年寄り臭くて、近所の究極に腰の曲がったおばあちゃんって感じです。
引退理由は歳とって客が取れなくなったからでしょう。
若い女に案内させるほうがいいに決まっていますからね。
私が思うに、たぶん平凡なプリマなら３０代前半が潮時と思います。
ドラマCDで元ウンディーネの子持ちの母親出ていますし。
どの道、長く続けられる仕事ではなさそうです。
平凡なウンディーネなら、引退した後金に困り、生活保護でも受けていそうな感じします。
何せ学歴低いし、手にスキル何もないし。

最後に「総数４００人」という数字から、実際にホームラン級に人気のあるウンディーネは1％未満と言うことになります（作中ではアリシア、暁、アテナの３人が３大妖精と言われていますので）
９９％はプロにはなれるけどそんな稼げずに早々に引退する世界・・・さらにその下にはプリマにすらなれなかったフリーター状態のトラゲット、つまりは使い捨てという仕事になります。

回答No.1

neKo_deux

モデルになってるヴェネチアのゴンドラだと、1隻の貸し切りで昼間は40分80ユーロ＋追加20分40ユーロとかみたい。
円に換算すると、1時間で1万3千円弱で、質問文の例の観光タクシーの２倍程度と考えれば、生活は何とかなるような？
物価とかがどの程度違うのかとか、ちょっと分かりませんが…。

> 整備はオフシーズンにする程度と描写されていましたので、

こっちの方が問題で、オフシーズンには収入がほとんど無いって話になっちゃいます。
副業しているような描写も無かったと思いますし。

何ヶ月も先まで予約が一杯とかってイメージも無くて、割と暇そうな感じなのも気になりますが。

> ゴンドラ協会なるものもあり、会費の支払いもあるでしょう。

どちらかというと、ゴンドラに乗らずともウンディーネなんかを見物する観光目的での旅行者があるって考えられますから、政府なりそういう協会なりから助成金を受けてるって考えるのが妥当かも。

実際のヴェネチア旅行でも、みんながみんなゴンドラに乗るわけではないでしょうし。

お礼

>オフシーズンには収入がほとんど無いって
アニメのエピソードで秋口は観光シーズンがオフになり、暇だと明確に言っていました。
ていうか、一人１日２件が上限の仕事でオフシーズンなんてあると、死活問題と思います。
おそらく冬季も少ないでしょう。
設定では、冬もちゃんと来て雪が降るとあり（アニメ及びドラマＣＤで明確に）、気候はおそらく東北地方程度と思われます。
少なくとも京都みたいに年中観光可能な気候ではないようです。
ハイシーズンに稼ぐと言っても、１日２件が限度ですし、やっぱりハイシーズンは値段が高くなるのでしょうか？
かなり贅沢で、お金持ち限定の観光業と見られます。