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格付け会社について
国債等の格付けをしている会社がありますが、それらの会社はどのように収益を得ているのか疑問に思って質問しました。これらの会社の運営について教えてください。
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格付け手数料と格付け情報料の収入で成り立っています。 格付け機関に自社の格付けを依頼して手数料を払う会社があります。 そういう会社は、社債を発行するとき高い格付けがあれば、それだけ安い金利で資金調達ができます。 依頼前に勝手格付けで辛目の格付けをされていた会社は、正当な格付けにしてよね、とお願いするわけです。 それで金利が安くなれば資金調達コストが浮きますから、手数料を払ってもお得です。 いやらしい話ですが、辛目の勝手格付けをしておけば仕事の受注が受けやすいわけです。 格付け結果を利用するのは銀行、保険会社、年金基金などの機関投資家です。 機関投資家の運用担当者は、格付けと金利を見て投資先を判断します。 格付け機関は、その判断のために情報を提供するサービス料を取っています。 格付けが同じなら高い金利の投資先を選びます。 格付けが低くても金利が高いところも全体の投資効率を上げるために、投資の一部を充てることがあります。 そういう組み合わせのことをポートフォリオといいます。 担当者としては、投資先が支払い不能になったときも自分が判断の責任をとるのではなく格付け会社の判断に従ったと言い訳ができます。 ちなみに、格付け機関は元利金返済能力を判断するのであって、会社の成長可能性や利益率より安定性や資産状況を判断材料とします。 そこが株価評価とか経営診断と違うところです。
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- mekuriya
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債券を発行する主体と契約して契約金が主要な収益源になります。投資家が債券の購入の判断は、格付け会社による、債券発行会社の格付け結果に頼るからです。きちんと利払いが行われるだろうか、きちんと償還されるだろうか、そう考えない投資家はいません。格付けの無い怪しげな会社は債券を発行しても、誰にも買ってもらえないからです。私募債といって取引先とか親会社に買ってもらう小規模の債券は話は別ですが、大規模に不特定多数の投資家に公募する場合は格付けが必要です。だから債券発行主体は格付け会社と契約するわけです。もちろんインチキはできません。格付け会社にとっては投資家から得ている信頼が全てです。それを失ったら格付け会社はおしまいなのです。厳正中立公平に格付けをします。そういう格付け会社が何社かあって格付けの信頼性を競争しているわけです。勝っ手格付けといって、契約も無しに格付け会社が格付けを発表することもあります。それは契約金が目的でなくて投資家からの信頼を得るための営業活動といったものです。それが信頼されれば格付け会社は次の受注に有利になります。 教えて!gooにも格付け制度があったら面白いかも知れません。格付け人が回答者の回答の信頼性を採点し、その点数を書き込むという制度です。そういうのがあれば、質問者も誰の回答をあてにするか悩まなくて済むのではないでしょうか。
お礼
手数料と情報のサービス料でしたか。勉強になりました。丁寧な説明有難うございました。
補足
国が国債を買ったりしていますが、国も格付け会社にサービス料を払っていると言うことですか。