自動車修理工です。大型車も整備してます。
「インナーも緩んでいる可能性もあるか?」
・・・可能性だけをとらえれば、「ある」です。
ただ 必ずしも、アウターが緩んでるからインナーも・・・ではありません。
数年前から、大型車(簡単に言えば、ナンバープレートがデカイやつ)のホイール取り付け管理がものすごく厳しくなりました。
車検時は必ず全てのホイールをドラムから分離し、ナットやボルト、ハブやホイール座面等を点検しなくてはならなくなりました。
さらに、締め付ける際は トルクレンチで数値をキッチリ合わせて締めることも。
・・・私の工場では そうしてます。
が、タイヤを取り外すことは なにも私らのような整備工場だけとは限りません。
個人が行なったり、GSだったり、タイヤショップやパンク修理店・・・
または、いいかげんなトコ。
そこらでトルクレンチも使わず、やみくもに締め上げてるだけでは どんな状態になってるか判りません。
締めればイイってもんじゃないんです。
締めすぎれば、ボルトが伸びてしまいます。
ですので、国交省の通達も、「実情に即してない」と言わざるを得ません。
古いトラックで、過去に何度も過大に締め付けられたボルト・ナット、いまさら規定トルクで締めても意味ありません。 伸びたボルトでは過小トルクでもあります。 かといって、強くしめればますます伸びて強度不足に。
こういう弊害を無くすには、一度全てのボルト・ナットを新品に付け替え、適正なトルクで締めなければなりません。
それも、トルク管理をキチンとしてる工場で。
質問者さんのダンプ、アウターが緩んでるんですよね?
その緩みの原因が、「工場での締め不足」なのか、「クルマの過負荷」なのか、「ボルト、ナットの劣化」なのか 判りません。
なので、「アウターの緩み = インナーの緩み」 に直接は結びつきません。
ただ、いいかげんな締め方してる工場での作業ならば、インナーの緩みも当然疑われます。
あと、ご自身のダンプの部品(ボルトやナット)の劣化。