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ファンドの基準価額の低下と純資産
投資信託を勉強中なのですが、基準価額が設定以来大きく落ち込んでいるファンド(リート等)の純資産額が大きいということは、どういうことなのでしょうか? 単純に考えて、基準価額が下がったら資金を引き上げて、純資産が減少すると思うのですが… 教えてください。 よろしくお願いします。
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分配金を利息と勘違いしている投資家がどんどん購入しているからです。 基準価格10000円でスタートした投資信託が、月100円分配金を出すと年間12%の分配金になります。ただし、その投資信託自体が運用益を上げているかは別問題ですので、仮に1円も運用益がないとすると、1年後の基準価格は、10000から1200引いて8800になります。 こうして運用益を無視して分配金を出し続けていき、仮に、基準価格が5000円になり、月の分配金100円は変わりなかったとします。すると5000円に対する分配金は年間24%となります。 このファンド見て、 「すげー!このファンド利回り24%だ!これで老後の生活も安心だ!」 と思う人がたくさんいます。この人たちが買ってくれるので純資産が増加するのです。 この状況でも最初と同様に1円も運用益がないとすると、次の年は基準価格は3800まで低下します。 このあたりでファンドとしても良心の呵責から分配金を引き下げを宣言します。 (例えば「月30円」にします。とか言うわけです) すると、多くの投資家は売却を始めます。ここではじめてtakatacさんがイメージしているような流れに(純資産減少)に転換します。 このファンド一連の流れの中でいったい誰が得して、誰が損しているのでしょうか。
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価格が下がったら「将来の値上がり期待で買う」という選択肢もあります。 ただし、人は下落が続くと「もっと下がるかもしれない」という不安から売りたくなり、上げが続くと「もっと上がるだろ」という期待から買いたくなります。 ですから、一般的には下がると資金流出が増え、上がると資金流入が増えやすいのです。 また、「心強い買い手がいると値下がりの不安が和らぐので買いやすい」ということもあります。 もちろん値下がりしないわけではありません。 『日銀がREIT購入枠を拡大、震災対応で一段の金融緩和』 http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20110314/263671/?rt=nocnt
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ありがとうございます。 基準価額の下がり方に対して資金の流出が無いので不思議に思ってました。 日銀がサポートすることもあるんですね。
お礼
分かりやすいご説明ありがとうございます。 分配金だけで判断を下すと、数年後にはファンドの価値が大きく下落ってこともあるんですね。 自分の投資資金が返却されているようなイメージですね。。 しっかりと勉強したいと思います。