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社会保険料の会社負担はどうして決まったのですか?

零細な会社を経営して20年以上が経ちます。 社会保険料の会社負担が1/2と決まったいきさつや時期を教えてください。 また 諸外国の例も知りたいです。 増税や減税や時々で政治と企業側の交渉は常に表舞台ですが 社会保険料の企業の負担についてはどちら側も当たり前の前提条件で 物事が進んでいるのが不思議です。

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  • thor
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回答No.1

いやいや、財界は、「企業の社会保険料負担をなくして消費税に置き換えろ」と主張していますよ。 健康保険は大正時代に、厚生年金保険は戦前(戦中)にできた制度です。 ※実際の健康保険の実施は昭和2年(1927年)になりましたが。 当時、ヨーロッパで社会保険制度ができはじめたことを背景に、「企業が行う福利厚生を国が代わってやるんだから負担しろ」ということで企業負担ができました。 全額企業負担にしろという労働側の要求を「折半」ということで抑えた、という事情もあります。 理屈としては (健康保険) ・働かせることにより健康を害する可能性がある ・労働者が健康であれば生産性が高まり、企業にも利益がある (厚生年金保険) ・企業のために働いた結果、年老いて労働能力を失った、 ・企業が、(労働者が収入を失う)定年退職を強制した、 のだから老後の生活保障をする責任がある。 (共通) ・法制定以前から多くの企業が医療費負担などをしていた。 また健康保険料の負担率が折半になったのには、業務上の傷病の医療費は事業主の全額負担、それ以外の傷病は事業主1/3負担と考えれば、業務上の傷病とそれ以外の傷病の発生率が1対4であるので、全体としてほぼ折半になる、ということもあったようです。 ※長らく、社会保険制度は企業の従業員しかなかったので、質問者のように「健康保険」「健康保険・厚生年金保険」のみを指して「社会保険」という間違いをする人が、未だに多いのです(国民健康保険法は昭和33年、国民年金法は昭和34年の制定)。 ヨーロッパでの社会保険料と比較すれば、日本は企業負担が低いです。 例えば http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaz199901/b0022.html

sunny_1960
質問者

補足

遅くなりすみません。 詳しい御回答ありがとうございます。 由来や諸外国がわかりとても嬉しいです。 もうひとつお教えください。 企業が負担を無くして 消費税に置き換える というところは私がとても その通りに思っているところなのですが そに主張が分かる文面、載っている記事等はないでしょうか?