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このスピーカーのマグネットを教えてください。
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はじめまして♪ マグネットが本当に一般的に言う「アルニコ」かどうかは確認不可能です。 ただ、構造(つぼ型ヨーク)とサイズや時代背景(40年前ならフェライト磁石の方がコスト高)から、当時一般的だった高性能永久磁石と言うアルニコでしょう。 磁性体の主な成分として鉄がありますが、そこにアルミとニッケルとコバルトを加えた日本の発明のようです。 20年か30年程昔に、ニッケルだったかコバルトだったか、ほんの少し混ぜる はずの希少金属が産出国の戦争等で世界的に入手が難しく成ってから、世界中のスピーカーで磁石がフェライト化しました。 たしか、フェライト磁石も日本の発明じゃなかったかな? 実用化だったかなぁ? まぁ、いいか。 アルニコの場合、効率から細くて長い棒状が理想的で、フェライトは薄くて広い面積が理想。 そのため、アルニコは奥行きの有る磁気回路で、内部に棒状のマグネッット。フェライトは外部に張り出す広い面積と薄い構造の平べったい磁気回路を用います。 実際に「アルニコ」か確認するには、マグネットを破壊して金属成分の分析とか、せめて磁気回路を分解しマグネット本体を取り出した上で磁力線を測定(おそらく、コッチの方が測定機器とかの問題で不非常に難しいかと思います。) スピーカーを壊しちゃ、元も子もないので、確証は無くとも、当時のより安価で一般的だったアルニコ磁石(又はアルニコ系の磁石)、形状からも同じ方向で考えて良いでしょう。 アルニコだから音が良いと言うのは、かなりアヤシイ話と思います。 むしろ、内磁型の構造や、フェライト化する前の時代に名器と言われたユニットが、フェライト化の新設計で音が変わったという部分が誇張されているようにも思います。 ただ、どう言う訳かは解りませんが、私の画像に乗せてる大きい方のフルレンジユニット、アルニコ以前の磁石を効率から考えたら今では採用しないハズのリング型、設計目的は放送設備用の壁や天井に取り付けると言う、アルテックの755 なぜか、大きな音でも聞こえるかどうかという限界音量でも、ボーカル物の歌詞が聞き取り易くてビックリユニットと感じてます。最近のエフェクター使いまくりの歌詞が解らない様な一部のアニソンもこのスピーカーで庭に来た小鳥や虫より小さい音量でも、歌詞が解ってしまうという、不思議なスピーアーユニットです(笑) 通常の音楽再生では、思い切り低音側のに個性が強く、単体では高音と感じられる低い方にもちょいクセと言うか個性が有るように感じます。 今はハイエンドにリボンツイターを0.47μFで追加しているだけですが、縁側のお昼寝サブシステムに最適だったりします。 JBLとかアルテックとかWEとかジェンセンやジーメンス、タンノイなどのヴィンテージスピカーにも興味が有りますが、たしかに今の時代では忘れ去られたサウンドの「何か」が得られるのかもしれません。 それは、振動板の素材や、コイルの問題、磁石の種類などと言うドコか一点の問題では無いように思います。 結局は素材や構造はどうでも良いので、聞こえてくるサウンドが気に入ればそれで良いと思えるきっかけが私も古いユニットを手に入れてからでした。 スピーカー工作が趣味の一つと言う私の場合、同じユニットでもいろんな箱に入れて全く違う個性を楽しんでいたりします。 マグネット素材だけで音がどうのこうのって言えませんが、やはりとても気になる部分ですね。 あくまで個人的見解ですが、ユニットの画像を拝見して、アルニコと断定は出来ませんが、十中八九はアルニコの範疇でしょう。
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- HAL2(@HALTWO)
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確かに 25cm ユニットとしては小さなマグネットですね。 私の原体験ユニットであるパイオニア PE20 もカタログに涎の跡が付くほど(笑) 眺めまくった PAX-A20 や PAX-A25 などもフェライト・マグネットを入れた巨大なカバーを背負っていましたので、この大きさのマグネットで駆動するパイオニアの 25cm フルレンジ・ユニットというのは見たことがありません・・・型番を示していただけれは回答者さん達が調べられるかもしれないのですが・・・。 小さく見えるマグネットは実は高域用ユニットのマグネットを含むホーン・ドライバ・ユニットで、低域コーン用のマグネットはその下にある一回り大きなドーナツ型の部分なのではないですか?・・・つまり PAX-A25 のカバーが外れたユニットではないかと・・・であれば、マグネットはアルニコではなく、フェライトです。 当時のユニットは 93dB-SPL/Wm (PE20) とか 95dB-SPL/Wm (PAX-A25) などと能率の高いユニットばかりでしたので (定格最大入力も 16W とか 20W と低いものでしたが(笑))、マグネットは小さく、非力でも、テープレコーダーのイヤフォン端子に直結しても大きな音を出せるほどパワフルなものでした。 一般にアルニコ・マグネットは 70 年代 (40 年ほど前) までは主流だったがコバルト価格の高騰に伴ってフェライト・マグネットに取って代わったとされていますが、アルニコ・マグネットが使われていてフェライトに取って代わったことが話題になったのは Altec-Lancing などといった海外のユニットであり、国内のユニットは早くからフェライトが用いられていました。(私の PE20 も 60 年代に父や叔父が購入した蓄音機に入っていたものでしたし・・・)
お礼
すいません。品番やスピーカーシステムの名称も確かなことは判らないです。ユニットの裏の記載のみ判っているだけです。 ユニットは、フルレンジといっても、残念ながら同軸ユニットになっているわけではないです。そのため、プラスツイーターで使用しております。 このユニットも能率が高いですが、大き目の箱でないと低音が十分に出ないところが融通の利かない所ですが、思わず聞き入ってしまい、どうしても手放せないものとなっています。 ご回答ありがとうございました。
- yosifuji20
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>アルニコマグネットは、四角い箱に囲まれているものがほとんどで、このように、小さく密閉されているものはあまりないようです。 そのようなことは無いですよ。 確かに安価な実用型の製品はカバーがなくて、四角なヨークがむき出しで見えるものがあります。 アルニコでもある程度以上のレベルの製品ではカバーの中は円筒型のヨークの中にアルニコマグネットを収めた構造になっています。 逆にフェライト磁石の製品はスピーカーの背中に扁平の磁石とヨークを背負っているので、こちらのほが良く判ります。 なお、オーディオファンの間ではアルニコ信仰のようなものがあります。磁石の性能としては確かにアルニコのほうが優れているとは思いますが、問題はボイスコイルに当たる磁束密度の大小で、十分に大きな磁力のフェライトを使えばアルニコに劣るものではありません。 念のため 参考までにアルニコ磁石の写真がここに出ています。 http://www.diyloudspeakers.jp/6000html/speaker-unit/magnetaruniko.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 実は最初は店の人に言われたままアルニコ磁石が中に入っていると信じていたのですが、オークションで見かけるアルニコ磁石と書いてあるのは、後ろに四角が付いているので、本当はこのユニットの丸い筒の周りに磁石が最初は付いていたのだけれど、誰かが取ってしまったのではないか?と疑心暗鬼になっていたのでした。ちゃんと音は出るのですが。 ということは、このユニットはある程度、しっかりしたものと言う事ができそうですね。 実際、音も気に入っているので大事に使っていきます。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 形状だけでなく、時代背景からも考察していただいて、とてもよく判りました。 一番私が心配していたことは、ユニットの後の円筒形の部分の周りに本当はドーナツ型の磁石が付いていたのではないか?ということでした。だから、その心配を打ち消すために、これはアルニコだよね?そうだよね?この状態が本来の姿だよね?この中に磁石が入っているのだよね?と質問させていただきました。 ようやく安心できました。まあ、磁石がなければ音が出ないだろう。という考えも浮かんではいたのですが。 私も、このユニットが気に入っていて、手放せないものとなっております。ボーカル物やジャズをこれで聴くのが好きです。ただ、キャビネットを結構大きくしないと低音が出ないのが、コストやスペースの面で、おいそれとキャビネットを頻繁に作り変える訳にはいかないネックになっています。 私もリボンは使ってみたいのですが、実は一度も使用したことがなかったのと、たまたま、能率が高いコーンツイーターが安価で販売されていたので、取り寄せてみたところ、気に入ってしまったので、そのまま使っています。 お写真のスピーカーたちは相当見事に作られていて、工作の腕前がうらやましい限りです。私のは雑でとても人に見せられたものではありません。 また、がんばって、今度はキレイに作ってみたいと思ってます。 ありがとうございました。