1.冷房原理(インバータエアコンの場合)
冷却熱量は、下式で表されます。
係数とは、左辺と右辺の単位を合わせる数値です。
冷却熱量 = 係数 x 風量 x (室温-吹出温度)
風量を増やすと、冷却熱量が増える傾向となりますが、室温が設定温度
となる様吹出温度が自動調整されます。
電気代は、「冷却熱量が大きいほど」、「吹出温度が低いほど」高くなります。
2.省エネ比較(壁掛けタイプの場合)
(1) 温度設定が同じなら、風量を増やすと、吹出空気の温度をあまり下げ
なくて良いので、省エネです。ただし、設定温度以下にはなりません。
(2) 温度設定が同じなら、風量を減らすと、吹出温度を下げなければなりません。
(1)より電気代が増えます。
ひんやりした空気が吹出されるので湿度が低くなる傾向にあります。
私の好みです。この場合も、設定温度以下にはなりません。
風量不足の場合は室温が上昇します。
(2) 設定温度を下げると、吹出温度も下げなければなりません。
冷却熱量自体も増やさなければならないので、最も電力を必要とします。
そのため、省エネのために「設定温度を上げましょう」と言っているのです。
3.風量の変化は、おっしゃる通り、ファンの回転数を変えています。