群馬県からはマエタカやタカタカをはじめ意外と新潟大学への入学者は多い。
新潟県は東西に海岸線が長いから割と閉鎖的。
北陸地方にも東北地方にも入らない。といって甲信越と呼ばれるわりには山梨県との
交流などほとんどない。
そのせいか新潟大学全体としては新潟県内への就職者数は5割近い(47%)。
群馬県への就職者数は2.1%。群馬を含めて関東全体で30%
新潟県内は案外有名企業があるから県内就職者数が多いのも頷ける。
全国的に有名なのは亀田製菓や三幸製菓などの米菓関係やブルボン(米菓でないけど)などの
会社もあるし。
もともと新潟県の人は家庭を大切にする人が多いから、長男として生まれたらUターンして
県内企業に勤務する人間が多い。
祖父の代とかで農業をしていた家も結構あるので(いまでも兼業農家)、首都圏や関西に比べて
「家」のことを考えている人が多いような気がする(私の知り合いだけかもしれないが)。
せっかく大学時代は東京暮らしをして早稲田や慶応や中央法あたりを出ても、
地元の第四銀行や北越銀行勤務者としてUターンする人が結構いる。
新潟大学の法学部はというと文系の看板学部なので、文系の他学部よりは周囲の県からの人数
割合は多いけど、それでも新潟県で32%、東北地方で33%、関東で17%と
新潟県が中部地方に含まれるわりには、新潟以西からの入学者は非常に少ない。
(北陸3県の受験生は金沢大をめざすため、長野県と新潟県も山梨ほどでないけれど交流は少ない)
法学部の卒業生も、公務員の割合はそんなに多くはない(地方公務員17・2%、国家公務員5.4%)。
一般企業への就職者数は66.6%だし。
就職先も大学全体とくらべて、そんなに違いはないと思われる。
東京都や神奈川県なら、そんなに知名度のない新潟大学でも、群馬県内ならばそこそこ名前で
勝負(隣接県の国立大学ということで)はできると思うよ。
水上や沼田なんかでも魚沼地区との交流は深いしね。
川崎や相模原や立川や市川あたりの住民が抱く新潟大の印象度と、
前橋や高崎あたりの住民が抱く新潟大の印象度では全然違うからね。
それに新潟県の知名度って、日本全国でも知られているから。
雪国、冬は2階から出入りするという間違ったイメージだけど。
関西地方の人たちは皆そう思っている(笑)。
でも関西の人は栃木県や群馬県のことは知らなくても、新潟県という地名だけならお年寄りでも
知っているから、県としては得していると思う。
先日のフジロックが行われた苗場も新潟県だし。
だから群馬県庁でも前橋市役所でも、新潟大のOBはわりといると思うよ
(詳細までは知らないけれど)。
まして地元の澤藤電機や三益半導体や佐田建設、ヤマトや群馬銀行、東和銀行あたりだったら
新潟大に進学して勝負できないことはないでしょう。
4年間頑張って、いろんなことを勉強すれば、東日本ならば就職はなんとかなるよ。
だって佐賀大学や愛媛大学や山口大学といった西日本の国立大学よりは、
東京での一定の地位(県人会等が強い)を築いている新潟大のほうが、
ずっと知名度はあると思うけどね。
お礼
分かりやすい回答ありがとうございました 群馬からでも近くだけあって受験者はそこそこいるのですね 今私は進学校の尻尾のほうなのですが、地元の上のランクの学校には負けないよう頑張りたいと思います