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古いアンプの購入を考えています
- 古いアンプを購入する際の注意点とおすすめのアンプについて
- サンスイ製のアンプとスピーカーの音質マッチングについて
- マランツのPM-90シリーズについて
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質問者が選んだベストアンサー
PM90 も PM90F も使ったことはないし、PM90F に至ってはそんなものがあったとも気付かなかったのですが、Marantz のアンプは PM84、PM94D、PM99SE と使ってきたことや、その前後で Denon、Luxman、McInotosh のアンプを使ってきたことからアドバイスできるかと思い、投稿します。 >少し高音がキツめでもう少しまろやかな感じになればと考えています。 >綺麗な高音が好きですが好みが変わってきたのかもう少し聴き疲れが無い様な音にならないかと思っています。 という御希望には Marantz は向かないだろうと思います。 PM94D までのパワー MOS FET 素子を用いた A/B 級パワー部となっていることを前面に謳った Marantz アンプは太く暖かい音調だったのですが、パワーMOS FET A/B 級パワー部に加えて高速の IC ライン・アンプを採用したことを謳った PM80 辺りからの Marantz サウンドは澄んだ高域に特徴を持つようになり、PM99SE では中高域の解像感が非常に高いものになっていましたから高域がきつい感じになり易いホーン・ツィータを持つスピーカー・システムでは聴き疲れし易い音になるだろうと思います・・・因みに私は全域に渡って急激な音色変化を起こさず、高域がキツくもならないフルレンジの Bose M901CSIV を使っていたのですが、スピーカー・ケーブルを太い電源用単芯ケーブルにしたり、Infinity Emit-k リボン・ツィータを加えたりとスピーカーにも手を加えていました。 PM90 及び PM90F は 2 基の EI コア型電源トランスを用いているのに対して PM99SE は大型のトロイダル・トランスを用い、電源コンデンサの容量も倍化していますが、IC プリ・アンプに 4 連アクティブ・ボリュームを用いて MOS-FET A/B パワー・アンプを持たせた増幅回路そのものは同じ設計思想の下に作られているものでしょうから PM90/90F も PM99SE と同様の音色傾向を示すものだろうと思います。 私自身 Bose M901CSIV スピーカー・システムに対して PM84、PM94D、PM99SE とアンプを替えてきて音調が大きく変化したことを実感しているのですが、アンプの交換は御質問者さんも仰る通り、金銭的なリスクが大きなものですので、先ずはスピーカー・システムに可能な限り手を入れてみるべきであろうかと思います。 S-99twinX とは Pioneer S-99twinX のことであろうと思いますが、S-99twinX はセラミック・グラファイトの 3cm ハード・ドーム・ドライバを用いたホーン・ツィータ (Pioneer はダイレクターと呼んでいますが) を 1.8kHz のクロスオーバーで用いていますので、キツめに感じられる高音域がちょうどホーン・ツィータのホーン・ロード域にかかっており、ホーン特有の硬い高音が聴き疲れを感じるように嗜好が変わってきたのかも知れませんね。 もともとドーム・ツィーターは素直で澄んだ高音を出す傾向があるのに対してホーン・ツィータはパワフルで個性的な高音を出す傾向があるものですので、ホーン・ツィータの音が耳障りになってきたのであれば、ホーン・ツィータの前面に手を加えて聴き易い音色に変えてしまうというのはどうでしょうか?・・・幸い S-99twinX のホーン・ツィータ部は繊細なセラミック・グラファイト・ハード・ドーム・ドライバ部はメタル・メッシュで保護されていますし、ホーン部も広く深い構造になっていますので、改造を施してもドライバを傷める心配はないでしょう。 具体的にはホーン部に薄い両面テープを貼って表側の粘着面にウール地などの柔らかい布地を貼ったり、ホーン前面にウール地などの厚めのサランネットを貼ってしまえばホーンの効きが弱くなってドーム・ツィーターの音色が前面に出るようになります。 ホーン前面にウール地などの厚めのサランネットを貼る場合は、サランネットの内側にグラス・ウールを入れて、更に高域を抑えることもできます。 ウール地などを貼って高域のホーン効果を抑えるのではなく、ホーンの鳴きを抑えるためにブチル・ゴムなどのゴム系テープを貼ってみるというのも手でしょう。 いずれも S-99twinX に初めから装着されているサランネットの内側での改造ですので外観を損なうことはない筈で、テープを剥がして簡単に元に戻せる上に、試行錯誤で最も良い感じの音色に調整できますので、アンプを購入して後悔するリスクを負う前に試してみる価値があるでしょう。 なお、こうした手を加えることいよって高域の特性が変わり、性能が落ちる、例えば 22kHz まで再生できるとされているものが 22kHz まで再生できなくなるのではないかなどという心配をする必要は皆無です。 もともと部屋の状況によって高域の特性は大きく変化するものであって 10kHz 以上をスムーズに再生できる部屋など滅多にあるものではなく、聴収位置で 10kHz 以上まで完全にフラットとなるようグラフィック・イコライザなどで調整するととてつもなくハイ上がりの音調になるものですので、高域に関しては超高域まで聴き疲れることなく聴こえるのであれば聴者の耳で調整するのが一番です。 測定を目的とするのならばともかくも、音楽を聴く目的ならば、聴き易い、好みの音色にするのが一番ですから・・・。 >現在、私はサンスイ製のAU-α707L Extraを使用しています。 >若い頃にお金を貯めて購入し現在も大切に使っています。 とのことですので、S-99twinX に手を入れることによって AU-α707L Extra も S-99twinX もますます愛着の湧くものに育ててあげてください(^_^)/
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- denwaha4126
- ベストアンサー率37% (57/154)
私は以前、AU-α707Extra, S-99T という組み合わせで使っていたことがあります。 yuji_kamik さんのシステムとは、それぞれ一つ前のモデルになります。 それでももう20年は経過しているんですね。 もし可能であれば、スピーカーのハイパスフィルターに使われている電解コンデンサーをフィルムコンデンサに交換することを提案します。 S-99twinX は大きな裏板が外れるので、作業は比較的楽に出来ます。 20年も経つと電解の特性はかなり悪くなっていると思われるので、高音の音質向上にはうってつけです。 解像度が上がり、音場感が良くなります。 改造は質問の趣旨とは異なりますが、アンプを買い換えるよりこの方がコスパはいいと思います。 ちなみに、私は調子に乗ってS-99Tのウーハーのローパスフィルターまでフィルムに交換しましたが、こちらのほうは効果ありませんでした。 もし交換されるなら、ツィーターのハイパスだけで十分です。 以下蛇足です。 S-99twinXのツィーターはドームです。 ホーン状のものは、メーカーではダイレクターと呼んでいました。 1.8kHzクロスとしては短すぎるので、ホーンとして効果は期待できません。 ツィーターをバッフル面から後退させることでウーハーとの位相を揃えるリニアフェーズとしての効果を狙っています。
お礼
良い事を教えていただきました。 ありがとうございます。
- compactflash
- ベストアンサー率32% (50/156)
LUXMANのアンプでしょう。 中途半端という意見もありますがL550シリーズは良いですよ。 きっちりメンテナンスして良いコンディションでは古い機種ですが納得のいく音質ですよ。 長く使える良いものです。 さすが基本的な回路がしっかり設計されているだけのことはあります。 しかも純A級増幅....なんてリッチな駆動方式。 サンスイとは全く違う性格です。.... 発売当初はかなりお高いですが現在はかなりこなれています。
お礼
L550で探してみます。 ありがとうございます。
お礼
すっごく詳しくありがとうございます。 参考になります。 試してみます。