こんにちは。
ご質問の悪癖の修正は早めに着手するほうが良いでしょう。4/4の表現に問題がある場合、4分音符の拍のアタマだけ演奏する練習をしていても、まず解決しません。この点だけは忘れないでください。
一つ目の改善方法としては、5/4拍子又は6/4拍子の練習をするのです。慣れてきたら7/8拍子に挑戦してみてください。4拍子を改善するためなのに、と思うかもしれませんが、これが実は効果的なんです。
二つ目の方法は、4拍目が短いのであれば、いっそのこと4拍目で八分音符一個分食うアンティシペーションの練習をするとよいでしょう。題材となる具体的な曲は80~90年代以降のジャパニーズポップを探るとたくさんあります。アンルイスのヒット曲である六本木心中や、ああ無情などはアンティシペーションが多用されていますがフラットな4分も多いので良い題材になると思います。貴方のパートの種類にかかわらず、これらの曲でのアンルイスの発声タイミングに合わせて手や指で机などを叩いて実際に音を出す練習をするだけでも、とても良いリズムトレーニングとなります。メトロノームで4分音符を鳴らしながら、それに合わせて音を出してみると良いでしょう。
三つ目は、拍の表だけではなく、いわゆる8分のウラを感じ取るトレーニングをするのも効果的です。八分休符を「ッ」、八分音符を「タ」と表すとして、一小節を
ッタッタッタッタ
と演奏するのです。ギターのカッティングでも典型パターンの一つです。で、この8分のウラを感じ取るトレーニングを日常生活の中でもするのです。ラジオやテレビCMで流れている音楽を耳にした瞬間に、その音楽の8分のウラを頭の中で「ッタッタッタッタ」と感じ取ることが出来るようにトレーニングするのです。状況が許せば、8分のウラを両手両足を使って叩いて踏み鳴らすと更に高いトレーニング効果が得られます。
また、何よりも大切なことは練習する際には貴方自身も常にノリノリの気分で取り組むことです。本番のノリノリの状態でも正確なビートを確実に再現できるように練習の時から習慣づけるのが大切です。そういった意味で、何か嬉しいことや楽しいことがあった時や、一日の中でも比較的気分の良い時間帯にがっつりと練習に取り組むというのは実に効果的です。
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