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地方分権改革
近年の地方分権改革の特徴と問題点は何か。 よろしければご教授ください。お願いします。
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#1さんが言っているように、地方に予算を回さない のが原因です。 どうして回さないのか。 財政学的には、効率性ですね。 地方毎にやるよりは、中央で一括管理したほうが 予算は少なくて済みます。 極端な話、地方など無くしてしまえば、知事や議員 などの人件費はゼロにできます。 現在地方では、納めた税金のほとんどは公務員の人件費に 使われていますから。 じゃ、なんで分権なのか、というと分権した方が 民主制が徹底できるし、多様化できるからです。 韓国などは、中央から役人が派遣されるだけで、 真の封建時代がありませんでした。 それで、日本みたいに地方の特産が育たなかったのです。 それでも、中央官庁が渋るのは次のような理由です。 1,回してしまうと、中央が持っている権力が弱くなる。 これでは国家としての統一した政策ができない。 2,地方に回して、それで上手くやって行けるのか疑問。 そもそも地方には人材が少ないし、民度が低いところ が多く、地方ボスみたいのが牛耳っている。 そんなところに金を回して、果たして効率的な運用 ができるのか。 つまり、財政の効率性と民主制の鎬合いです。
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問題点と言うことで。 特に「貧乏県」ほど、まともな知事が立候補しません。 何かあると、国民は国や政府を批判し、県(知事)や市(市長)はまず批判されることはありません。 しかし残念ながら、貧乏県の知事が国の大臣クラスの人には到底太刀打ちできないほど、考えが稚拙です。(困ったら庶民感覚です) 結局、貧乏県の知事にしてみれば、具体的な方策に関しては、国に陳情するか、評論家ぶって国を批判するかのどちらかしか仕事がありません。 貧乏県ほど、何もかもお膳立てしてくれないと何もできず、またそこに住む県民も同じようなもので、農業政策もそうですが、自分たちの問題なのに何か困ったらすぐに国の農業政策を批判します。 何でもかんでも「国の責任」でないと困るのですから、「地方分権」などやられたら困るに決まっています。
お礼
丁寧な解説ありがとうございます。参考になりました!
- fujic-1990
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予算というか財政委譲を伴わない、仕事(権限)だけの分権であることが、最近の地方分権の特徴であるらしいですよ。 権限が増えても、それを実施する財源を渡してくれないので事実上実施できないか、形式的にチョコチョコと実施して体裁を整えるという話になりがちなようです。問題点としては、それです。 具体的にはどんな? という話に当然なるのでしょうが、忘れました。 (^_^;\(^O^ )ペチッ! 新潟市が合併して政令指定都市になった数年前に聞いて頂けていると、うんざりするくらい書けたんですけど。 で、その権限(別名:仕事)増加と収入不足を、二重行政投資を回避することでなんとかしようとして、市長さんと知事さんはいま、新潟市と新潟県を合併させて新潟州にしよう!とか、言ってます。 ですから、それが煮詰まる数年後、また山ほど書けると思うのですが・・・ 。
お礼
回答ありがとうございます。本当に助かりました。
お礼
なるほど・・・・・・ 色々問題点があるのですね。参考になります。ありがとうございました。