- ベストアンサー
マイク
パナソニックやビクターなどのワイヤレスマイクには、主にメーカー純正単3のニッカド充電池が使われていると思いますが、これを市販の充電式ニッカド電池に交換しても使用できますか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はじめまして♪ ニッカド電池、いわゆるニッケルカドミウム充電電池ですね。 通常の乾電池は最初1.5V以上で、徐々に電圧が下がって、1V未満の後も通常は利用されるモノです。 ニッカド充電池は最初から約1.2Vで、通常の乾電池では1V未満に成る時間の利用でもほぼ1.2Vを維持し、徐々に電圧が落ちにくいのが特徴です。 最後は、短時間で一気に電圧が落ちちゃいますが、、、 メーカーとしては社外品の粗悪電池で問題が出た場合に保障出来ないので、自社製の品番を推奨しています。 実質的には国内有名ブランドのニッカド電池なら、基本的に問題なく利用可能です。 また、最近の充電池、ニッケル水素電池の場合も、従来のニッカド電池対応製品に利用可能なように1.2Vで設計されているので、流用は可能です。 電池の特性として、ニッカドは使い切ってから充電ですが、ニッケル水素の場合、一定以上の使い切る行為は電池の寿命に影響するので、小型ラジオや懐中電灯にはあまり向きません。ワイヤレスマイクなら使い終わりの電圧が急に落ちて利用出来なく成るでしょうから、電流容量の大きなニッケル水素電池(エネループやエボルタ)は、今までの利用環境より快適に成ると思います。 (充電器はそれぞれ機能が違うので、対応した物が必要に成ります。) なにより、ニッカドの最大の弱点、使い切らずに途中充電する事で、充電可能容量が激減してしまう症状を一応克服した製品ですからね。 ワイヤレスマイクを設計製造した当時の利用規程からは外れますので、トラブル時にメーカーは保障対象外と言うかと思いますが、すでにメーカー保障の期間を過ぎていたら、何も問題無しでしょう。 長々と書いちゃいましたので、ついでに、、(笑) デジタル回路が有る機器の場合で、乾電池4本、推奨がアルカリ乾電池の場合は、ニッカドやニッケル水素の充電池が利用出来ない場合が有ります。 デジタル系の回路には5Vと言う動作電圧のチップが有り、動作範囲が4.8V~8Vと言うのが昔の標準だった時代が有ります。この場合、通常のマンガン乾電池(出荷時の初期電圧約1.7V×4で利用可能で、より強いと言われるアルカリの方が動作停止の電圧まで電池が持つ時間が長く利用出来ます。 しかし、1.2Vの充電池では、最初から限界動作電圧なので1%でも電圧が下がると使えない、、極端に言えばフル充電で電源を入れた瞬間だけ動くと言う、実用的に利用不可能な場合が有ります。 (我が家の電動シャッターのリモコン、単四アルカリ四本のところに、今まではエボルタのアルカリでしたが、同じネーミングのエボルタ ニッケル水素充電池を入れたら、シャッターが開かない~。リモコンのランプも点灯せずで、回路上では動作しませんでしたよぉ。予想通りでしたが、、爆笑) 電池の種類とそれぞれの特性を理解し、上手に活用してください。