一概に経験といったところでは、個人差があるので、
これが絶対とは言い切れないところもあります。
幼稚園からやっていても、パーソナリティがサッカー向きでなければ、
経験が長い割には...となりますし、逆に、始めるのが若干遅くても、
ぐんぐん伸びる子もいますし。
ただし、ゴールデンエージと言われる幼少期にサッカーに親しんでいなかったのは、
かなりのハンデになると思います。
いきなり代表と思うよりも、まずはスクールでもよいので、
サッカーをしてみてください。代表を目指さなくても、
サッカーが楽しいとまず思えることが大事かと思います。
他の子といっしょにプレーしてみてください。一人で練習していては
気づけないことが沢山あるかと思います。そうすれば、気づくかもしれませんが、
残念ながら、ボールタッチの柔らかさ、視野の広さなどは、
幼少のころからサッカーをしていた人でないと得られないセンスがありますので、
実際にやってみて非常に困難な目標であることに気づくかもしれません。
ただ、可能性を探るというレベルでお伝えしますと、ポジションによっては、
まだ間に合う可能性のあるところがあります。
それはGKです。(なんだGKかと思うのであれば、ここでお話は終わりです)
体格が大きく、身体能力に自信があるのであれば、また、覚悟があるのであれば、
チャレンジする価値はあるかと思います。
Jリーガーにも高校からGKを始めた例は意外に多いです。
もとからサッカーをやっていて、GKに転向といった例が多いですが、
中には高校から始めて、GKという人もいます。
現湘南の西部選手は、高校から本格的にサッカーとGKをはじめ、
半分冗談かもしれませんが、過去にチームメートから
「リフティングが20回できないプロ選手初めて見た」
と言われたことがあるそうです。
今でも立派にトップクラスのGKですし、過去には代表歴もあります。
(なでしこの海堀選手もGK自体は高校生からと思います)
ただし、今すでに代表候補の人も半端ではない努力を続けますので、
あなたが身体的に恵まれていて、先駆者を上回る努力を覚悟できるのであれば、
GKなら可能性はあると考えます。
ただし、フィールドプレーヤーと同じ基本スキルが必要になりますし、
サッカーに対する理解は、フィールドプレーヤー以上に必要になりますので、
GKでも困難な道のりであることは間違いありません。