どうして日本人はデモしないの

質問

多くの人が、菅内閣を辞めさせたいと願っています。
このままでは、原発全停止・日本経済崩壊になるだけです。
そうすると、日本中に失業者があふれ、犯罪が横行し、
誰もが不幸になります。

普通の国では、こうしたときに市民が立ち上がりデモをすると
思うのですが、どうして日本ではデモ行進しないのですか？
７月１０日朝１０時に議事堂前に集まろうといった提案は
どうしてネットで広がらないのでしょうか？

回答No.9

8823mujin · ベストアンサー

多くの人が菅内閣を辞めさせたがっているかどうかは別にして、日本で何故デモが起きないのかをテーマに答えていきたいと思います。

私は海外で暮らしていた事があります。だから、海外であればとうにデモが起きてても不思議では無い５月頃から、何故日本でデモが起きないのかを周囲の人間に聞き始めましたが、どうも腑に落ちる回答が得られない。それで先日、震災のデモより先に反原発のデモが起きたことを不思議に思い、このサイトで同様の質問を投稿してみました。しかし幾つかの回答はあったものの、ここでもピンとくる回答は得られませんでした。ただ、そうした遣り取りの中で私なりに感じた事があるので、ここではそれを記して行きたいと思いますが、変に誤解を受けるのも嫌なので先に私の立ち位置を述べておきます。

私は自民党支持者でも民主党支持者でも無い、いわゆる無党派に属していますが、無党派の中でも心情的にはやや保守的な部分がある穏健派と言った所を自らの立ち位置と考えています。
そんな私が答えとして考えているのは、俗に革新勢力と呼ばれる市民運動や左翼、或いは労働組合といった、どちらかと言えば今まで反体制側に属していた人間以外デモのやり方を知らないのでは無いかとと言う事です。

勿論これは詳しく調べた訳ではないので、あくまで私の推測として聞いてもらいたいのですが、私の知る限り(沖縄県を除いて)自民党支持者や穏健派市民を巻き込んだデモと言うものが全く記憶に無い。逆にデモで記憶に残っているものには必ず「社会党若しくは社会党系労働組合・革新派市民団体・左翼系学生運動家」が絡んでいます。

考えてみれば、日本は１９５５年(昭和３０年)以来５４年間、細川内閣の一時を除いては全て自民党若しくは自民党を中心とした連立政権によって運営されてきました。だから今までは、「体制側の人間にはデモは必要無く、反体制派の人々によってデモが行われる」と言う図式に何ら疑問を感じずにいたのですが、２００９年以降は、その反体制派によって支えれてきた民主党が政権を握り、今回はその民主党が暴走し「洒落にならん事」をしでかしている訳です。
そうなると今回は当然、現「反体制派」に当たる自民党ないしは自民党支持者が呼び掛けをしてデモを行ってもいい筈なのに、それが起こっていない。

こう考えていくと、やはり「体制派で長年暮らしいた為デモのやり方を知らない」と考えるのが一番辻褄が合いやすいとおもうのですが・・・どんなものでしょう。

回答No.2

lv4u

No.1さんの理由もありますが、ほかにもいくつかあると思います。

１）デモは行っているが、マスコミは報道しない。

　松本復興相が辞任に至ったときの、日本の主要マスコミの報道姿勢をみればわかりますが、彼らにとって都合が悪いと思えるデモはたとえ取材しても報道しません。なので、デモがあっても、他の日本の方たちには、「日本ではデモをやっていない」と思えてしまう。

２）日本の神々の「事あげ」をしない性格を引き継ぐ？

日本民族の祖先にあたる神々（地上に生きていたころ）も、トラブルがあっても、すぐには騒ぎ立てず、昔の映画やＴＶの時代劇などでおなじみのように、不正があっても耐えて耐えて、最後はいきなり切れてやっつけるって性格だったみたいです。
その神々の性格が引き継がれているのかもしれません。が、現実的には、そういう映画やＴＶで「黄門様が印籠の権力を行使して問題解決してくれる」「（権力者の）桜吹雪が解決してくれる」という他人頼み、権力頼みの気質に日本人がなってしまったのかもしれませんね。

過去、アメリカが「日本も軍隊を持つべきだ」と言ったとき、日本は「わが国には、平和憲法があるので、持てない」と拒否したわけですが、現実には、アメリカの軍事力で平和が維持されているわけです。「防衛」という大切なことを他人頼みにして経済繁栄のみに注力してしまったことが、日本人が腰抜けになった理由のひとつでしょうね。

３）宗教を信じなくなったから

海外の方たちは、キリスト教とかイスラム教など、なんらかの宗教を信じている方たちがほとんどです。無宗教だと告げると「おまえは人間か？行動基準は何だ？経済原理で動くだけなら、信用できない。獣と同じだ！」と見なされてしまいます。

微妙な面もありますが、いちおう彼らは死後も自分の魂が消えさるとは考えていません。なので、自分たちにとっての正しいこと、正義を貫く過程において、不幸になろうとも死んでしまおうとも、「正義のために初志貫徹した！」ってことで大きな喜びが得られると考えていると思います。

でも、「死後の世界なんて無い」「死んだら全てが無になる」「生きているうちだけが全て」と無宗教、無神論的に考える日本人なら、「デモなんかに行って、怪我でもしたらどうする？それが会社に知れたら出世に不都合になるかも？」「この世が全てなんだよ。デモなんかに参加してたとえ世の中が変ろうとも、自分が生きているときのメリットが無いなら無意味じゃん！」って考えるようになるのが当然かもしれません。

お礼

詳しい解説ありがとうございました。
でも、もう立ち上がるときですよね。

回答No.1

tpg0

日本でデモ活動を行う場合は「道路交通法」及び各都道府県の「公安条例」に従う必要があり、事前届け出がないデモ活動は警察による取り締まりの対象になります。

曾て、安保理決議案に反対するデモや学生運動によるデモ活動では多くの逮捕者を出してます。

最近では、5月1日のメーデーすらデモ行進をしなくなりましたが、このようなデモ行進も事前に届け出がなければ逮捕者を出すことになります。

従って、逮捕されてまでデモ活動を行おうという人達が集まらないのは当然と思います。

お礼

えーでもよその国は、警察とけんかしてでもデモ行進しているよ！
やっぱり日本人は腰抜けなんだね。
ありがとうございました。