経済というよりは企業戦略ですからね・・・
>実現すればどのようなメリットがあるのでしょうか
最大の狙いは設備投資の圧縮でしょうね。
スマートフォンやタブレットPCが急増したために、それ用の中小型の液晶パネルの需要が伸びていくことが予測されています。
技術革新が日進月歩の分野ですので、間断ない設備投資は必至です。
そのためにも、莫大の投資金額が必要なのですが、各社がバラバラに工場を整備していたのではお金ばかりがかかり、海外メーカーとの競争に確実に負けてしまうことが予想されています。
所詮は、4位、6位、7位の弱者連合なので、やむにやまれぬ事情の事業統合ですね。
>雇用の面などでは大きな効果はありそうですか
ないでしょうね。
液晶パネルの製造事業なんて、いまや膨大な設備産業ですから・・・
自動化がすすんで、人が立ち入れる場所はますます少なくなっていきます。
しかも、完成品であるスマートフォンやPCの組み立て工場は、アジア各国にあります。
さらにいってしまえば、もうこの分野で日本メーカーは弱者です。
液晶パネルを日本で製造して国外へ輸出するよりも、海外で製造してしまった方が総合的にコストは削減できます。
結果、何も影響はないと思いますよ。
ソニーなどの株価だけですね。もっともこれが日本経済に大きな影響があるのですけど。