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ドイツの原発

単純な質問ですが、ドイツやフランスでは津波など心配ないのに原発のほとんどが内陸にあると記憶しています。一方日本の原発は全て海岸に設置されている。地震国であるため津波がある日本はなぜ海岸にのみ原発を造るのでしょうか? 

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  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.4

原発も火力発電所も発電の原理そのものは同じで、蒸気でタービンを回して電気に変換しています。その際に電気に変換できない無駄な熱が生じるのです。この熱を排出する仕組が日本と西欧では違う。西欧では冷却塔という空冷式で熱を大気に放出しています。それに対し、日本は温排水という形で海に捨てているのです。大雑把にいえば、空冷式エンジンと水冷式エンジンの違いです。空冷式の場合はわざわざ海岸に近接させる必要がないのに対し、水冷式はその必要がある。これが立地条件の違いになる。 これは西欧と日本の気象条件の違いによる。西欧は低温小湿な気候が多い。気温が低く、湿度が低い。よって空冷式が非常に効率的です。西欧は大気に熱を捨てやすいのです。それに対し、日本は高温多湿。気温が高く、湿度も高い。よって大気に熱を捨てにくい。そこで仕方なく、日本では海に熱を捨てているわけです。

sinobuyama
質問者

お礼

大変参考になりました。地震国日本が津波の危険があるのになぜ海岸に原発を造るのか不思議でしたが、よく分かりました。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • Mumin-mama
  • ベストアンサー率45% (1140/2503)
回答No.5

ドイツやフランスの海岸は観光地で結構収入があるのです。 そんな所に、見た目の悪い原発は造りにくいですね。 また、フランスの大西洋側は普通でも波が大変高い所ですので、原発にはあまり向いていないと思います。 また、河の水量が多いので河岸に造りますがせいぜい、2~3基です。  廃棄燃料プールは殆ど併設されていないと思います。 春先で、洪水になったり、盛夏で水量が減ったりすると稼動できなくなります。 フランスの原発は夏になると停まることが多く、その時はドイツから電気を輸入しています。

sinobuyama
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

  • misawajp
  • ベストアンサー率24% (918/3743)
回答No.3

火力発電では発生した熱量(蒸気)は最大でも熱量の半分しか発電に使用できません、残りは冷却して水に戻さなければなりません(蒸気を空中に放出するか冷却して水に戻さないと発電機は動作しません) その冷却に水を使用しますが 1秒間に何百トンもの水が必要です 日本ではその水を確保できる河川はほとんどありません、そのため海水を利用せざるを得ません それが回答です 数万kW程度の発電であれば河川の利用も可能ですが、日本の河川には水利権と言うものが設定されておりまして、新たに利用できる水はありません(ダムを作れば新たに利用できる水を生み出せます)

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.2

国土の違いでしょうね・・  日本の国土は細長いせいか、河川1つ1つの水量が少ない。  原子炉を冷やす為の十分な水の確保がきついんでしょう

回答No.1

こんにちは。 原子炉の燃料棒を冷やす水を欧州では川から上げているのですが 日本の場合、川幅が狭いので海の近くに作っています。