【色留袖の正しい着方を教えてください。】
正しい・・・を知りたいなら、その色留めはだめです。
なぜなら、ご親族なのに、紋が一つしかないから。
格が低い、せいぜいが、パーティぐらい?
冠婚葬祭といって、第一級の正装をするなら、紋は5つ。
それ以外にはありませんし、紋5つの出番もなくなりますから(笑)
いえ、もう、一つでも付いているなら、上等です。
ただ、5つ、3つ、1つとあるんだと知っておいてください。
そして、冠婚葬祭は、第1級だと。
バック?そんなものはどうでもいいことです。
本来は。
なぜなら、着物は座敷で着た。
それに準拠する、全身のしつらえですから、バックなんか持ちません。
お姫様もお局も、廊下を巾着なんかもって歩いてないでしょう?
比翼もなくても、もう、いいですが、小物は、この下重ねのシロの着物に合わせて、全部シロでこだわってください。
帯揚げ、帯締め、伊達襟(比翼付きなら、コレはすでにして、付いているはずですが)
銀でも、もう、いいです。
長襦袢も、シロ。
ここまではこだわる。
どうしてシロかというのは、覚悟のシロ、切腹のシロ。
敵討ちの時のシロ、鉢巻白装束・・・などなど。
親族としての覚悟しての集まり、婚姻の式だからです。
だから、本来は下にシロの着物を着て、うえに重ねる、それを簡略化して、白いのを着ているように見せるに
なったのが、昭和30年ぐらいからです。
ケチったのです。
なんとなく、バックと、草履がセットになっているので、佐賀錦の・・・とか思うでしょうが、昔(50年ぐらい前?)は
こんなものセットではありませんでしたから。
バックもって写真に写らなくちゃいけないわけではないし。
何でもいいです。
それと、今時でのご相談ということは夏場のお着物だから、正しくは【絽】です。
多分、ありえないでしょうから、袷でしょう。
皆さん、もう、持ってないから、夏場は振袖も留袖も全員が「袷でok」になってますが。
昔は、ちゃんと、絽の留袖がありました。
それはそれは、セレブです・・・正しくは、そうなりますということで。
ですので、外を「袷」では、暑くて歩けませんし、特に、コートもお勧めしませんし、
現地での着用着付けで済ませてください。
末広は、縁起物ですから、お持ちになるほうがいいです。
着物はうるさいことを言い過ぎて、きられなくなっちゃいました。
だから、自分の常識をあまり振りますのもどうかという、時代です。
あるもので、間に合わせて、なるべく、着用機会を増やす、それでいいと思います。
うるさいことを言う人はドコにでもいる。
でもね、着物の常識って、江戸時代にはありえなかったことばかりなんです。
お大名以外には、それで大名も大変だったともいえるぐらい。
つまりは、洋服になってから、「着物は・・・」といい始めた。
呉服屋が売れるからです、それが常識といえば、・・・そう思ってくださって、ほぼ間違いはないです。
常識を言い過ぎて、もう、喪服も、留袖もうれなくなりました・・・トサ、です。
あるもので、間に合わせて、着て下さい。
次はなかなか、ありそうでないから。
お礼
ご回答ありがとうございました。 昨日の午後、ご回答頂いた件で呉服屋さんに費用・期間等を相談して来ました。 呉服屋さんも第一級の正装は、紋は5つと言われました。 ただ今は、紋の数を減らして応用が利く着物にされる方も多数いらっしゃるとの事でした。やはり、着物を着る機会が減っているためのようです。 紋の数は、義理の母に相談して決めようと思います。 早めに相談をして、呉服屋さんに紋を入れてもらいます。 下重ね、帯揚げ、帯締め、伊達襟、小物、全て白色で揃っていたと思うんですが、再度確認します。 着付けは、教えて頂いたように、式場の着付けにします。 お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。 とても参考になりました。 ありがとうございました。