今回の状況について、調べてみましたが、いまだよくわからないところがあります。
それは高架化への工法、手順の妥当性です。
旧線の上に高架を造るため、まず旧線の横に新線を設け、結果、踏切の幅が2倍になったようですが、それなら使わなくなった旧線の遮断機は使用せず、新線だけに遮断機をつければよい。それで1回の閉鎖時間は半分になります。新旧線の切り替えに1年かかるというのなら、工法の工夫の余地があると思います。どこの私鉄でも工夫してやっているのですが、JRにはこれだけ問題になっても、工法や手順を見直す姿勢は見られませんね。
仮設陸橋の設置は、高速道路の改修の時によく使われ、運転者も慣れていると思います。当然JRが、必要な対策として、自己の責任で考慮すべきです。これを政府が設置するのは、私企業に対する寄付行為となりかねません。
仮設陸橋には、老人や弱者の歩行者と自転車の通行が安全にできるかという問題が起きてくるでしょう。政府が設置したとき、仮設陸橋上の事故に対して補償できるのでしょうか。
こうしてみると、首相の指示は、選挙目当ての発言ととらえられかねず、JRへの指導だけにとどめるべきものと思います。
お礼
『駅間でシャトルバスを運行させる(もちろん踏切は渡らないルートを通る)』という、オリジナリティのある意見にひかれました。確かに仮設高架を作るコストを考えるとこちらのほうがいいような気もします。