- ベストアンサー
映画『運命のボタン』の謎について解説!最後の選択の理由は?
- 映画『運命のボタン』は、ある夫婦がボタンのついた箱を渡されるというストーリーです。ボタンを押すと、一つは大金が得られるが、もう一つは誰かが死ぬという選択を迫られます。
- 映画の中盤では、ボタンを押した目的が描かれていますが、その目的がよく分かりません。そして、最後に再度選択を迫られますが、なぜこの選択を強いられるのか疑問です。
- もし最初にボタンを押すことで最後の選択を強いられるのであれば、ボタンの説明時にそのことを伝えるべきだったと思います。しかし、実際にはそのような説明はありませんでした。この謎については作者にしか分かりませんが、皆さんの意見を聞きたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 だいぶ前に見たので、何か間違いがあったらごめんなさい。 そしてネタバレを含みます。 質問に対する回答ですが、 このボタンを押すか押さないかという二択の行動で、ボタンの提供者は「人間は、誰かの命と自分が大金を手に入れることのどっちを大切にするのか」を調べていたんだったと思います。 そして、ボタンの提供者は、落雷によって(だったか)宇宙人に体を乗っ取られた人間で(すなわち中身は宇宙人)、地球に人間を残すかどうかを調べていたんではなかったでしょうか。 誰かにとってはかけがえのない誰かの命を、自分の欲求のために奪うなんて倫理的にはよくありません。 ボタンを押すことで、後々恐ろしい選択をしなければならなくなることを警告せずとも、この倫理観と理性によって、人間はボタンを押さない選択をすべき、というのが理想論であり、ボタンの提供者の考えです。 しかしそれでもボタンを押して大金を得ようとするような利己的な人間は、地球を滅ぼしてしまうので駆除すべきである、という考えのもとに、このボタンの実験をしていたのだったと思います。 よって、親切にボタンを押すことによる真の結末は教えることはしません。 そして、そんな利己的な人間には、自分がボタンを押して誰かを殺したことにより、どんな辛い思いをした人がいるか思いしらせ、また、ボタンを押して自分が誰かを殺したというリアリティと、自分の行いは必ず自分に返ってくる(それを映画の中では、誰かがボタンを押すと同時に妻が撃たれるシーンで描いている)という教訓を実感させるために、最後の選択をさせていたのではないでしょうか。 ちなみに、旦那さんが嗅ぎ回ったことが主な原因というわけではないと思います。 自分たちのしたことから逃れるために、大いなる自分達の目的と正体を暴くのはよしてくれ、くらいの感じではないでしょうか。 結局、あまりにたくさんの夫婦がよく考え、相談したにもかかわらずボタンを押してしまっているので、宇宙人は人類に見切りをつけたような最後にたしかなってますよね。 長くなりましたが、参考になれば幸いです。
お礼
すばらしい解説をどうもありがとうございます。 質問したこと以外に私が知りたかったことを全て答えていただきました。 大変すっきりしました。 私は推理・サスペンスものが好きなのですが、大概の映画は見終わった後理解できないことが幾つか残りもやもや気分なのですが、回答者さんのように理解力があったならもっと映画を楽しめるのにと、ちょっとうらやましいです。