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線路の幅の、中途半端な数字について。
線路の幅が1067mmとか1435mmとかで中途半端な数字なのは、元がヤード・ポンド法だからである、ということは知っています。 ですがその元の3フィート6インチ、4フィート8.5インチというのも、そもそも中途半端じゃないかと思うんですが…なぜ、4フィートとか5フィートじゃなかったんでしょう??
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4ft8.5inの0.5は、4ft8inで作ってみたらフラ火事がせり上がって危険なので0.5in拡げたと言われています。 元々の鉱山軌道などの軌間が起源ですから、厳密なことは今となっては知りようもないですが、馬に引かせた場合、二頭立てが初期の標準軌(4ft8in)、一頭立てが狭軌(3ft6in)に相当すると言う話は話としては聞いたことがあります。標準軌の場合は、馬がそれぞれのレールを跨ぐサイズ、狭軌の場合はレールの間に馬が経って踏まないサイズとのこと 3ftというのは、結構ありました。アメリカの軽軌道に多かったそうですし、日本だと北九州に一大軌道網が形成された時期があります。最後に残ったのは岡山の西大寺鉄道でした。 また、ロシアとその影響圏(フィンランドなど)は5ft(ロシアはソ連時代に4ミリ狭くなる)です。 4ftは寡聞にして思いつきません。 ですから、区切りの良いサイズを使うことに問題は無かったのでしょうが、こういうのって決めた者勝ちでデファクトスタンダード化してしまったのだと思います。 なお、都電のゲージは4ft6inという標準軌よりよほど切りの良い数字ですが、これが、ほとんど東京とその影響下の鉄軌道にしか存在せず、国際的にもトーキョーゲージで通ってしまいます。その起源(購入した馬車軌道がそうだったという話はあるが、どこからかわからない)はちょっとした鉄道史の謎ですね。 日本でも初期には2ft9in(阪堺鉄道など)という例もあります。
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- TT414
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>線路の幅が1067mmとか1435mmとか とありますが線路の幅は http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E8%B7%AF_%28%E9%89%84%E9%81%93%29 によると >鉄道における線路(せんろ)とは、狭義には鉄道車両が走行する通路である軌道および路盤、橋梁などの構造物を含めたものを指す。 です、質問者さんの言う「1067mmとか1435mm」の中にはレールはありません。枕木、路盤程度しかありません。 正しい言葉を使いましょう。 >線路の幅が1067mmとか1435mmとか ではなく ゲージが1067mmとか1435mmとか です。
お礼
ご親切に有難うございます。 ところで、間違った言葉を使っていたとしても、私の質問の意図はお分かりいただけるかと思うのですが…せめてこのへん(http://hosenwiki.com/index.php?title=%E8%BB%8C%E9%96%93)でも挙げて戴けたら嬉しかったです。 (ちなみに、今日気付きました、こんなサイトあったんですね)
お礼
詳しくご説明いただき有難うございました!! 馬車サイズが元かなぁ、と想像はしたものの、そこそこアバウト、というか状況によっていろんなサイズがあるのですね。きりのいい数字は反対に、馬車サイズを元にせずに設計(または土地的な事情)から入った、という事情だったりするかもしれませんね。勿論今となっては解らないことですが。 4ft8.5inの0.5はホントにハンパだなぁと思ったのですが、そこは機械的な事情でしたか。(フランジによる脱線事故がたった0.5インチ…12.7mmでおさまるって、どんな力学なんでしょうねぇ) 決めた者勝ちでデファクトスタンダード化というのは、このところ問題になった東/西日本の電気の周波数(60HZ/50HZ)の違いも似たようなものだと思いますし、自然な流れなのでしょうね。(そこで、1つの基準にならずに複数の基準が出来上がってしまうところも、自然発生的な感じでちょっと面白いです) 世界で通用するトーキョーゲージ、なんてのもあるんですね。機械的な部分にはあまり興味がなかったんですが(基本、地域偏った歴史鉄なので)ちょっと興味が出てきました。