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アメリカの保険問題(?)
すみません、全然詳しくないのですが 数年前にブッシュ大統領かオバマ大統領の時にアメリカ国民全員に保険制度を導入することで大きな話題になった時がありましたよね? あれは、今の日本の国民健康保険のようなほぼ強制で入る必要のあるような保険が今までアメリカにはなかったということでしょうか? 仮にそうだったとして、なぜ反対意見があるのでしょうか? 保険がないと全額自己負担になってつらいので、保険制度があるほうが絶対いいと思うのですが、その背景すら知らないのでもしよろしければ教えてください。
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>保険業務は完全な民間の事業だという判断なんですね、、、 そうです。 >じゃ、仮にその保険会社がつぶれたらどうするんでしょうね。 別に、普通の企業の破綻と同じ 保険者も債権者の一部になるだけ。 >結局、国が介入して税金投入するのであれば「どうせ助けてもらえるから」と上役たちが好き勝手するようなモラルハザードを引き起こしそうですね。 民間会社だから甘い考えはない。 逆にそこが問題になっている。 例えば保険契約者が重い病気になった場合に、当面は保険金の支払いをしてくれるけど 次回の契約更新時に、保険料が極端な高額な設定になったり、場合によっては契約の更新自体を拒否される。 そうなると、その保険契約者は無保険状態に陥る。 医療費が嵩めば、自宅などを手放して医療費を確保する必要になったり・・・・ 民間だからこそのメリット(コスト低減)もあれば、民間だからこそのデメリットもある。 それでも私企業への公権力の介入を嫌うのが、米国民のメンタリティなのだ。
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- wiz0009
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案を出したのはオバマ大統領です。 >あれは、今の日本の国民健康保険のようなほぼ強制で入る必要のあるような保険が今までアメリカにはなかったということでしょうか? 無かったんです。 肉体労働者と高齢者にだけは国民健康保険が用意されてますが、 それ以外の人達は任意保険に入るしかありません。 そのためアメリカでは破産者の5割が高額治療費によるもので、社会問題となっていました。 >仮にそうだったとして、なぜ反対意見があるのでしょうか? 保険料を強制徴収するわけですから、 病院を利用しない人にとってはただの負担増にしかなりません。 合理的に考えれば、「リスクを考えるなら自分で任意保険に入っておけばいい。入らずに病気になったらそれは自己責任で当然。」という理論になるでしょう。 わざわざ強制徴収して保険に入らせる必要があるのか?と考える人が多いのも当然です。 しかし、自己破産すれば結局は国が生活保護で治療費などを負担することになるわけですから、 国としては強制徴収により国民健康保険にしたほうが財政的にお得なのです。 現状だと「病気になったら破産すればいい」という国民有利の状態なわけで、 それを変えようとしてるんだから国民から批判が来るのは当然なのです。
お礼
高額治療費も、稼がないから悪いんだ、という感覚なんでしょうか。。 病院を利用しない人といっても、将来だったり家族だったり何かしらみんなで助け合っていかなければならない分野なのに、負担増というのはとてもタンパクな人間なのですね、。 >現状だと「病気になったら破産すればいい」という国民有利の状態なわけで、 それを変えようとしてるんだから国民から批判が来るのは当然なのです。 これは面白いですね! つまり国民が反対しているのは今のほうが有利だから!ということでしょうか? その発想はなかったです!
- trajaa
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>仮にそうだったとして、なぜ反対意見があるのでしょうか? 皆が一律とか、所得比例というのが受け入れられない。 個人の自由判断というのが全てに優先される国民性。 一般には、民間保険会社の(健康)医療保険に加入します。 保険に加入するかしないか、加入するならどの保険か、保険の内容はどのようなモノにするか全て各人の判断。 と言うか、保険業務という民間事業に国家権力が介入すること自体が受け入れられない。 それまで存在しているのは、メディケア(高齢者や障害者向け)やメディケイド(低所得者向け)等があるから全くなかった訳ではない。
お礼
保険業務は完全な民間の事業だという判断なんですね、、、 じゃ、仮にその保険会社がつぶれたらどうするんでしょうね。 結局、国が介入して税金投入するのであれば「どうせ助けてもらえるから」と上役たちが好き勝手するようなモラルハザードを引き起こしそうですね。
- upup123123
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アメリカというのは学校で習った夜警国家を信奉する人が多い国です。 国の仕事は国防とか警察とか国でしかできないことだけをやり、 民間企業ができる健康保険は民間でやればいいと考える人が多いのです。 民間企業ができる健康保険を国がやれば必ず無駄遣いや非効率が起きるのでやるべきでないというのは 日本でも当てはまるわけで一理ある話です。
お礼
一理ありますが、、、 民間企業の最大のリスクは逆に常に競争にさらされることだと思います。 実際、無保険の人間がいる状態であれば機能していない、と判断して仕方ないように思うんですが・・・
- Struggler
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任意保険すらまともに働かないアメリカでは天地がひっくり返っても無理でしょう。 病気や怪我しても、救急車を呼ぶ前に、医者にかかる前に、保険会社に説明して、サインしてはじめて機能するような保険制度しかない国ですから。アメリカは。 なお反対しているのは新たに税金がかかるからでしょ、財源なんてないんですから。 対して金持ちは保険なんてなくても医療を受けられますしね。 誰が好き好んで金を払うかって言うことです。純然たる資本主義において弱者救済なんて言葉はありません。
お礼
>任意保険すらまともに働かないアメリカ そうなんですか!つまり、日本でいうカンポとかアフラックとか、ああいう任意保険も加入者は非常に少ないということでしょうか?? アメリカではほとんどの人がそれまでは無保険状態で10割負担だったということでしょうか?! そんなの負担するなんて無理でしょうに。。。
お礼
>例えば保険契約者が重い病気になった場合に、当面は保険金の支払いをしてくれるけど >次回の契約更新時に、保険料が極端な高額な設定になったり、場合によっては契約の更新自体を拒否される。 なるほど!! 保険金の出し渋りだったり、更新時の設定次第で有無も言わさず無保険になってしまうことがあるんですね! 競争しているからこそシビアにしちゃうと!! それは気づきませんでした。 >それでも私企業への公権力の介入を嫌うのが、米国民のメンタリティなのだ。 ま、日本人の感覚のほうが厳密に言えばおかしいのかもしれないですね。 資本主義を標榜する限り貧富の差はあってあたりまえなのだから、保険についてのサポートにも違いがあって当たり前、というアメリカのほうが普通で、妙に平均にこだわって助け合いにこだわって生きる日本人のほうが例外というものでしょうか。 でも、日本でよかったと思うのは、安心感でしょうかね。 だけど、世界の住みやすい国ランキングでアメリカが圧倒的に上位にあるのは不思議です。