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胸部X線の非活動性陰影とはなんですか?
- 胸部X線の非活動性陰影とは、健康診断の結果に表示される状態のことを指します。
- 一年に一回の受診で大丈夫な場合もありますが、詳細な意味や心配の有無は医師に相談することが重要です。
- 乳癌検診については、23歳の女性にとってはまだ早い場合もありますが、個人の状況や医師のアドバイスを参考にすることが大切です。
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胸部X線検査の”非活動性陰影”とは、”現在は活動していない影”、つまり昔かかった肺炎の治った後の影という意味です。今まで肺炎になったことがなくても、ただの風邪だと思っていたのが実は肺炎を起こしていて、自然と治ってしまったということもしばしばあることです。1年後の健康診断でよいということですので、まず心配ありませんのでご安心ください。 乳癌検診や子宮頸癌検診など女性特有の健診についてですが、現在は20代くらいから発症する方もみえるということで早い年齢(20代)からの健診が勧められています。一般には30代から健診をされる方が多いようです。 彼女はまだお若いですし、医者とはいえ知らない男性に乳房を触診されるのにはまだ抵抗があるでしょうから、乳癌検診については、一般の書店で売られている本などを参考に、まずはご自分で検診されるとよいでしょう。手のひらでなでるようにおっぱいを触り、引っかかるしこりがないかどうか確かめればよいだけですので、難しいものではありません。特別知識がなくても、お風呂で洗っているときにおっぱいのしこりに気づかれて受診される方もたくさんいらっしゃいます。大事なことは、しこりに気づいても”まさか大丈夫だろう”と、癌への不安と怖さから受診を先延ばしにしてしまわないことです。気づいた段階で早くに治療すれば多くは治りますので、健診を受けることが大切なのではなくて、自分で異常に気付いたら早くに病院を受診することが大切なのです。 乳癌検診で行われるマンモグラフィーですが、確かに早期発見にはたいへん有用な検査ではありますが、放射線検査ですので、逆に被ばくによって乳癌が発生してしまうという矛盾したリスクを含んでいます。母親や姉妹が乳癌にかかったなど、自分も乳癌になる可能性が高いのではという方には20代からの検診も勧められますが、そうでなければ、あまり神経質になって若いころからマンモグラフィー健診を受ける必要性はないのではと思います。 子宮頸癌については、妊娠などで産婦人科を受診する機会があれば、その時に一緒に検査してくれます。婦人科の受診機会がなければ、これもやはり自覚症状(不正出血が一番重要な症状です)が出現したら、早くに産婦人科の診察を受けることが一番大切なことです。 最近、子宮頸癌予防ワクチンの接種がしきりに勧められていますが、中学生くらいまでの性交渉を持っていない女性にとってはたいへん意義のあるワクチンです。ただ、性交渉をしたことのある成人女性では、ワクチン売り出し当初は”子宮頸癌にかかる確率が上がってしまうので勧められない”といわれていたのに、現在は”心配ないので皆さん積極的にワクチンを打ってください”と、いつの間にか、どうして心配なくなったのか説明もなしに普及活動が行われており、疑問に思うところです。個人的見解ですが、成人女性はこのワクチン接種はしない方がよいのではと感じています。 一般の健診もそうですが、基本的にどんな検査を行っても、病気を見つけることはできても、その人が健康であるかどうかを診断することはできません。大切なことは、普段の生活で体に異常を感じたら、早くに専門の医師に相談して、どうしたらよいかアドバイスしてもらってくださいということです。逆に何の症状もなければ、健診を受ける意味もほとんどありません。”健診を受けなかったから、癌の発見が遅れて死んでしまった”というのはほとんどの場合真実ではありません。最初から悪性度の高い進行の早い癌にかかってしまったか、あるいは出血・疼痛などの症状が出現しても何か月・何年も病院にかからずに放置してしまったからこそ、手遅れで死んでしまうのです。 病気のことをあまり心配すると、かえって病気が近寄ってきてしまいます。具合が悪かったら、その時は早めの受診をお勧めしますが、そうでなければ、楽しいこと、うれしいこと、感動することなど、お二人の毎日が幸せであるように過ごされますように。
お礼
親身になっていただき本当にありがとうございました(^o^)何かあれば今後ともよろしくお願い申し上げます。凄く真剣にお応えいただいたので安心しましたし、本当に感謝しています!