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早熟・天才・神童は、慢心・早枯れ・何故か?
- 多くの名子役や神童と言われた高IQの子供達、最年少記録を次々と塗り替える少年少女アスリートが、その後、大成しなかったり、今、伸び盛りなのに若くして低迷の傾向は何故でしょうか?
- タイガーウッズや石川遼や福原愛の早過ぎるスランプや伸び悩みは、慢心・油断・甘やかし・・・芸能界でも、柳楽優弥・安達祐美、あんなに脚光を浴びた名演技が最近は冴えない。
- これは、「誰々さんの場合:推察可能ならばイニシャルでお願いします」
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>その後大成しなかったり、今、伸び盛りなのに若くして低迷の傾向は何故でしょうか? こんにちは。 大変興味のある良い質問です。 芸能界やスポーツ界に限らず広い分野でこの傾向が見られます。 何故でしょうか? 私はこれまで七十年(♂)生きて来ました。 多くの有為な若者に出会いました。 若くして才能に恵まれ、前途有望と言われた友達も何人かいました。 正直告白すると、個人的な彼ら友人、現在はその才能を開花させることが出来ず不遇の晩年を迎えています。 『あれほど嘱望されていたのに』 何故なのだろうか? やはり甘やかされてしまったとしか思えません。 若くしてその天賦の才を見せると周りがどうしても『チヤホヤ』します。 それは彼の(彼女の)成功に便乗しようという野心が周りにもあり、これに利用され自分を見失ってしまうのだと思います。 しかし、誰にも試練はやって来ます。 どんな天才にもスランプは必ず来ます。 思うような結果が残せない時期は来ます。 そこをどう乗り越えて、さらに成長して行けるのか。 ここが誰にとっても人生の正念場だと思うのです。 私は『大器晩成』という言葉が好きです。 個人的に、ずっと『座右の銘』にして来ました。 目先の結果や他人の評価ではなく、個人的な満足度、長期的な人生設計の中での評価を優先して来ました。 長期的な人生設計の基本方針は『戦略』という言葉に置き換えることが出来ます。 この『戦略』がしっかり確立していれば、どんな時にも自分がぶれない。 目先の成功や失敗で気持ちが揺れ動くことから解放されるのです。 今の日本に一番欠けているのは有能な指導者ではありません。 どの分野にも素晴らしいテクニックを持ち、それを教えることの出来る指導者には事欠きません。 しかし、彼らにひとつ足りない点。 それは明確な『戦略』がない。 戦術と戦略の区別すらわかっていない。 政治、経済、学術、保健医療、教育、芸能、スポーツ。 その分野を問いません。 この国には戦術に長けた指導者は捨てるほどいます。 しかし、彼らには残念ながら『戦略』がない。 だから彼らの育てる弟子はみんな早熟で終ってしまう。 これは当事者の問題ではなく、指導者の問題だと私は思っています。 それは福島原発事故処理を巡る国会議員のやりとりをみていれば明らかです。 彼らは押し並べて『前途を嘱望された有為な若者』のなれの果てでもあるのです。
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- IXTYS
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こんにちは。 #3の再入場です。 とても温かいしかも含蓄のあるお礼の言葉感激しました。 ショービジネスの本場アメリカで長く大活躍した人に『サミーデービスJr』がいます。 三才で家族で構成するショービジネス劇団の一員としてデビューし、トップの座を維持して有意義な人生を全うされました。 彼を慕う友人たちが彼の誕生日を祝う催しを開催、それがテレビで放映されました。 場所はニューヨークのアポロシアターだったと思います。 彼の人生を振り返った言葉の中に、天才子役だった『サミー』が生涯現役として成功を維持出来たのは何故かが伺い知れたように思いました。 彼は三才の時、父親が主宰する芸能チームで『ちびっこダンサー』としてデビュー。 一見華やかだが、危険が一杯の芸能社会で過ごし、多くの先輩たちの『栄枯盛衰』を身近に見て育つ。 若くして人気の出た身近にいる先輩芸能人たちの多くが『酒と麻薬』に溺れて消えて行く。 『成功』というものの儚さを若くして実感したと語っています。 『お金や名声』に象徴される成功よりもっと大切なものがある。 若くして『天才』の名声を手に入れたサミーでしたが、それに満足せず、黒人野地位向上といったより高い人生の目標に向けて働き続けています。 これはルイアームストロングにも共通しています。 ルイは晩年、名声を手に入れ、経済的にも恵まれていました。 その彼が晩年に語った名言がこれです。 『俺は我が家の冷蔵庫に半ダースの卵が入っていれば、それで満足だ。 それ以上何が必要だってんだ。 (俺の)若者たちよ。』 サミーやルイにとっては『黒人の社会的地位向上』という生涯の大きな目標があり、そのために頑張ったともいえるのです。 やはり、しっかりとした『人生設計』が人生の成功の秘訣ではないかと思うのです。
お礼
重ねての事例紹介・サクセスストリーをお教え願いまして、誠にありがとうございます。 ショービジネスの本場アメリカで長く大活躍した人に『サミーデービスJr』がいます。 厳しい両親・先輩と本人の自覚・謙虚さが長くトップを維持したり、更なる人望や確かな生き方に好循環の人生ドラマへと繋がるのでしょうね・・・ その盛んな時には、便乗・集りの誘惑が、落ち目になると引き潮の如くなり、「山高ければ谷深し」で、より深刻に自虐&自暴自棄に陥りやすいのでしょうね・・・ マイケルジャクソンのように、タイガーウッズの如く。
一回のヒットは素人でも出せる。 3年続ければプロ仲間入り。10年でベテラン。20年で大御所。 子役はスタートが早いから、売れ続けて10年たった頃に他人が追いつく。トップを取れなくとも上位にいるだけですごい。 遅咲きの歌手や俳優が長続きする保証もない。しかし大人になって始めれば同じ事を繰り返していればいいとも言えそう。若く始めたら、イメージ・チェンジや体の変化に合わせなければいけない。体操選手の現役寿命が短いように。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 歌手は年齢とヒットは余り関係しないのかも・・・また、声変わりやファン層の変化も超えて行かねばならない厳しいハードルですね。 歌手も俳優も、その年代や時流にフイットしてスターに成っても、次のステップ・年代にトップを維持する保証がある訳ではない。 しかし、アスリートがシニアとかの別土俵はあるが、基本的に身体能力の衰えからピークを超えての復活は難しいのに比べ、身体面の若さや基礎要件がプライオリティで大きく他の経験やノウハウでカバーが可能なのが俳優や歌手や執筆や研究分野だと思います。 その意味で、アスリートの場合には若くしてトップに立っても、ピークの前倒しの部分が多く、やがてライバルの出現や研究されて、その地位の維持は困難と成るケースを指して早枯れ(作物に早生・中生・晩生、開花と花散らし、新芽と落葉があるように)だと思うのでしょうね。
- rowena119
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子役から大きくなって成功すると言う事例はなかなか少なく、中村メイコ・中山千夏などを思い浮かべますが、子供の頃から活躍していても子役のイメージを残さない人もいますね。吉永小百合・藤田弓子・風間杜男・浅丘ルリ子などです。子役で成功しても大人になってダメになるのは、あまりに子役の印象が強くてイメチェンが上手く行かないケースに多いですね。えなりかずき・小林綾子・上原ゆかりなどがそうですね。安達裕美は、可愛さでなく、ドラマの内容と顔がマッチして受けただけで、彼女に女性としての可愛さはなく、しかも、お袋がAV女優顔負けの出したがりで、みっともない衰えた体出しまくりでは、幻滅以上です。昔、私の会社の事務員の息子も、子役で活躍してましたが、中学から高校くらいで、グレちゃって、手がつけられなくなったみたいで、消えていきましたね。家族や回りの期待・プレッシャー・大人になるイメージチェンジが上手く行かない・色々有りますね。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 詳しく事例を挙げて紹介頂き、分かり易く納得です。 そうですね・・・天の利・地の利・人の利、運も含めて実力&与件なのでしょうね。 「出る杭は打たれる」ような風潮と人の性が誘惑や障害に成るのでしょうね。 慢心増長・取り巻き・便乗・異性・覚せい剤・期待感のプレッシャー&ストレス・スランプ・ケガや故障etc
- born1960
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芸能界とスポーツ界を比べるのはちょっと違う気がします。 芸能界の場合は、例えば名子役と言われていた子どもたちは、「こども」の役だからいいんです。 当たり前の話だと思うでしょうが、子ども役としてすごくよかった子が、大人の役も上手いとは限りません。それは顔の美醜とかという問題ではなく、大人としての演技ができなくなったことだと思います。 子役の場合は「染まってない」からこそ評価されていたのでしょう。それを演技をすることを覚え、染まろうとしたからこそピュアな感じがなくなったのかもしれません。 福原愛については、結局今のところ日本のTOPには立っていませんが(世界ランキングでは日本一だとしても)もうマスコミに注目されて、何年かご存知ですか?20年ですよ?スポーツ選手が20年間に渡って日本のTOPクラスにずっといること事態が奇跡です。彼女はもう十分だと思います。 タイガーウッズは36歳です。何年間世界一だったかというと1997年に賞金王になって以来2009年が最後ですが、いわば13年間世界一です。もう十分です。 福原愛やタイガーウッズのスランプが早過ぎるって感じるのは単純に他の選手よりも「一流」になったのが早すぎただけです。伸び悩みって言うか、すでに伸び代はないはずです。 石川遼に関して言えば、まだ4年目。スランプにもなるでしょう。 スポーツ関係で質問者さんがあげた例で言えば・・・ ◇早いトップ達成や高評価でピークとなり、後は下り坂・早枯れに成るも特別な因果関係はなし これが一番近いかもしれませんが、福原愛やタイガー・ウッズは早枯れでは無いと思います。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 具体的にケーススタデイーのように解説・考察を紹介頂き良く分かりました。 >芸能界とスポーツ界を比べるのはちょっと違う気がします。 芸能界の場合は、例えば名子役と言われていた子どもたちは、「こども」の役だからいいんです。 当たり前の話だと思うでしょうが、子ども役としてすごくよかった子が、大人の役も上手いとは限りません。それは顔の美醜とかという問題ではなく、大人としての演技ができなくなったことだと思います そうですね、作品・キャラクターと子役タレントがフイットした要素が高く、要件が変化すれば成果や評価も変わるかもしれませんね・・・ また、誇張・修飾語な表現が安易に使われ、追随する事で広まる傾向にある事が担ぎ上げるのも早いが引き摺り降ろすのも早い現象を促し生んでいるように思います。 ex,天才・神童・史上最年少(何歳何ヶ月とかに、過大評価・こだわり過ぎてる)・美し過ぎる〇〇(〇〇の実力や成績と無関係だし、過ぎるとの表現や意味が良く分からない) >福原愛やタイガーウッズのスランプが早過ぎるって感じるのは単純に他の選手よりも「一流」になったのが早すぎただけです。伸び悩みって言うか、すでに伸び代はないはずです。 石川遼に関して言えば、まだ4年目。スランプにもなるでしょう その通りでしょうね・・・、トップに上り詰めるのも大変だが、維持するのは更に難しい。 目標・モデル{成功事例)があり追い付くのと独走状態では環境も期待もプレッシャーも違い、自分がターゲットに成るのだから、ストレスも誘惑も羨望も激化するのでしょうね。 それが、期待値や最高の成績に対して、少しでも停滞・下降傾向が出ると⇒限界説や早枯れ(才能の限界や劣化や枯渇)のイメージが出て来たり、新たなヒーローに関心が移行したり、全面的な応援(プラス評価や好意的解釈)からチェック(客観的or厳しい批判的な見方)の要素が多く成る傾向も・・・。 例えば、亀田兄弟:若さや特異なキャラもチャンピオンに成るまでは好意的に報道されていたが、言動品位品格を求められる立場となればボクシングのスタイルや成績以外にも厳しい目・チェックされる。
- nahaha55
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元々、そこまでの才能しかなかったということでしょう。 天才と言われたが、実はその程度の実力・素質を持った人はゴロゴロいた、 という事だと思います。 良い時は皆大袈裟に褒めまくります。天才と言うのは只のお世辞でしょう。 天才と言う言葉を安易に使いすぎです。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 >天才と言われたが、実はその程度の実力・素質を持った人はゴロゴロいた、 という事だと思います。 良い時は皆大袈裟に褒めまくります。天才と言うのは只のお世辞でしょう。 天才と言う言葉を安易に使いすぎです。 なるほど! 安易に大袈裟に「天才」を使い過ぎに納得です。 才能も、充電・点検(鍛錬)を怠れば、目標(お手本)も限られ、最高水準の維持や更なる向上は難しいのでしょうね・・・。 言葉が誇張されるのは、コミックや週刊誌&スポーツ紙の吊り下げ広告や紙面に踊る、目立たせ,売らんかなぁ~の姿勢ゆえの表れであり、持ち上げ過ぎて、ホメ殺しにも繋がるように思えます。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 私ども団塊世代の少し先輩ですね・・・(年齢での少しの違いは、昭和20年を挟んで、戦争の影響の濃度・戦後の困窮と復興の原体験、社会の価値観が全く違うと思いますし、ご意見には敬意を表し説得力があると思います。) 「大器晩成」「戦略」の意味合い、考察をお教え頂き、大変参考になりました。 熟せば落ちるのは盛者必滅の理であり、完熟に至る場合にその旬・味覚を保つ事はなるほど難しいですね。 出来れば、ワインやウイスキーや技芸のように、年を重ね、時間と風雪を経て、その味わいにコク・深み・余裕余韻を高め、年齢に関係なく、例えれば歌舞伎や文楽や将棋・囲碁の世界のように、若くしてトップに立った場合は、更に未開の境地、より高いレベル&ステージを拓き、究めて欲しいものです。 分かり易く丁寧なご回答に、心より感謝とお礼を申し上げます。