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赤字経営の病院?
教えてgooを見ていて疑問に思いました。 「最近は赤字経営の病院が多い」と書かれている回答をよく見かけます。 だいたいどこの病院でも何時間も待たされるほど患者があふれかえっているし 医師も看護士も受付の人も忙しそうです。 患者がたくさんいて、それぞれの顔もよく見ないまま流れ作業のように診察を こなしているように見えます。 症状にもよりますが、たとえば風邪などで2時間待っても 診てもらうのは2~3分で、たいした処置でもないのに会計はそこそこの金額になります。 たった2~3分の診察+3割負担でこんなに支払っていて 保険からくる7割とあわせればかなりの金額になるはずです。 それなのにどうして「最近は赤字経営が多い」のでしょうか。 不思議でなりません。 誰か教えてください。
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病院では患者さんに直接請求できない、病院持ち出しの消耗品等はたくさんあり、患者さんから直接見えない部分での必要経費というモノは結構バカにならないものです。また、設備費等も高額で、同じパソコンなのに医療用となるだけで1桁違うなんてコトもよくあります。 また、最近では包括医療となり、患者さんのために親切丁寧に診療を行うほど病院は損をするという悲惨な診療報酬制度となっており、これらを合わせると最終的に赤字経営と言うことになっていきます。 病院はこれらを回避するため、夜間診療や検診業務などに着手し、医療従事者の労働状況は悪化の一途を辿っています。 一見、高給で割のいい仕事に思えるかも知れませんが、内情は逆で、看護師などの労働状況は悲惨きわまりない状態です。 一昔前には、救命を担当している医師が過労死するなどのニュースを聞かれたコトがあるかと思いますが、まさしくそんな状態がすべての医療従事者におきています。 厚生労働省よ、しっかりしてくれい!
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- kojya
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みなさんが答えておられるように、実際今の病院は儲からなくなってきているのです。 患者負担が3割になろうと2割であろうと、結局病院に入る診療報酬の額が多くなったわけではありません。むしろ3割に引き上げられたことで、病院から足の遠のいた人も多いでしょう。病院にかからざるを得ない慢性疾患を持っている人は文句を言いながらも仕方なく通っていますが、ちょっと風邪ひいたくらいでは売薬で我慢しようと考える人も増えたはずです。私も喘息で労災病院に通院していますが、2時間待ちは当たり前で、診察は3分くらいです。それでも先生に言わせると、「自己負担引き上げ後患者はけっこう減ってる」とのことです。みためではわからないものなんですよそういうのって。 そして患者負担の増加に加えて、診療報酬は着実に引き下げられています。その都度医師会が反対していますが、患者負担だって大騒ぎしたのに結局引き上げられています。 病院もいまやある意味人気商売です。どこの先生は名医だとか、どこの病院は設備が新しいとか、とにかく病院同士患者の取り合いなのです。医者や看護師を増やすにはお金がかかる、設備を新しくするにはお金がかかる、サービスにだってお金はかかるのですよ。どなたかが書いておられましたが、診療に使ったもの全てが請求できるわけではありません。点滴を例に出すと、薬剤料は別として、点滴は点滴静脈注射という処置名で保険点数が決まっています。それも500ml以上と未満ではすごく点数が違います。使う物品のコストは全部この中でまかなわねばなりませんが、物品のコストが高くて500ml未満では殆ど儲けはありません。患者さんはすぐ点滴してくれと言われますが、保険を通らないことも多いのです。そんな場合は儲かるどころか赤字ですよ。でも点滴してもらえないと患者さんよそに行っちゃうでしょ。 私の夫は医者ですが(勤務医ですよ)、「今や大借金して開業なんかする時代じゃない」と言っています。
お礼
自己負担引き上げ後患者は減っているとのことですが、私にはそうは見えなかったもので^^; もちろん1日の患者数を数えたりしているわけではありませんけど。 眼科と婦人科に定期的に通っていて、何も変わってないというのが私の感じたことです。 せきたてられて医師とはそんな話すらできません・・・ 都会の方では患者の取り合いがあるのかもしれませんね。 うらやましいです。 回答ありがとうございました^^
- mutant
- ベストアンサー率18% (17/90)
医療分野は色々な国家資格を持った人間がその許される範囲で仕事をしています。その為医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、栄養士等のライセンスを持った人をそれぞれ雇う必要があります。 これが他の仕事と違うところで、ある分野が忙しい場合に他の部署の時間が空いている人を回して働いてもらう様な事が医療には出来ません。その為人件費がかなりの部分を占めています。 外来で看護師が忙しく働いていても、それによって診療報酬(収入)が増えるわけではありません。又2~3分診療の患者さんだけでなく、一人の患者さんにに30分かかっても診療報酬は同じです。 又医療機器は売れる数が少ない為、かなりの高価格(PCで200万円くらいが最低価格)になっている事も#2さんが書かれたとおりです。 >たった2~3分の診察+3割負担でこんなに支払っていて 保険からくる7割とあわせればかなりの金額になるはずです。 >医療費が他の先進国と比べて高い安いってことではないのです。 価格が安いか高いかは相対的なことですので、何かと比べるしかありません。日本の医療費は諸外国のそれと比べると先進国中最低の医療費です(薬価を除く)。それは他の諸物価に比べると医療費は非常に安いと言う意味になります。→他の業種に比べて利益が少ない→いつでも赤字の可能性がある。 lostworldさんは何と比較して医療機関の収入がかなりの金額になると思っているのですか? ><最近>赤字経営が多いと書かれている回答をここで何度か見かけたので、日本の医療で今とひと昔前では何が違ってきているのかなと思い質問させていただきました。 医療費は国がその単価を決めている統一価格です。1年半前の医療費の値下げで赤字の医療機関が増大して事は間違いないと思います。 この安い医療費は国民皆保険制度で成り立っています。アメリカでは収入の多い人は高度の医療を待ち時間も無くゆっくりと診察を受けられる一方、収入の無い人は満足な治療も受けられず、待ち時間、診療時間も極端に差別をされています。又、中間層は民間保険の保険料が高い為に無保険の人が1000万人以上存在します。 国民皆保険によって多くの患者さんが高度の医療を受けられている事が当たり前になっています。例えばCTはヨーロッパの国々に比べてものすごく多くの機械が日本に存在し、誰でも安く検査を受けられる事が可能になっています。その様な分野の医療費を、医師を増やす等の人件費に当てれば外来の待ち時間も少なくなるかもしれませんが、まず日本では無理でしょうね。
お礼
診療報酬が他の先進国と比べて低いということですが、それは今にはじまったわけではないはずです。 昔から他の先進国に比べて低かったのではないでしょうか。 物価の上昇にともなって診療報酬も上昇しているはずですし。 ですから、他の先進国と比べて安いことが最近の赤字経営と直接つながっているとは思えません。 どこかで値下げでもされれば別だけど、と思っていました。 mutantさんの回答を見るまでは^^; 1年半前の医療費の値下げ、そういえばニュースで見た気がします。 それが最近の赤字経営につながっているということですね。 なるほど、最近赤字経営の病院が多いわけがわかりました。 値下げの割には安くないと感じてしまうのは3割負担になったからでしょうか。 回答ありがとうございました^^
補足
すみません^^; 補足の書き方がまたまた悪かったみたいです。 すべては私の表現力の乏しさです。 申し訳ありません。 「最近は赤字経営の病院が多い」という回答を何度か目にしました。 最近多いということは、昔は今ほど赤字経営ではなかったという意味ですよね。 ではなぜ最近赤字経営の病院が多くなってきたのか、それが質問なんです。 私が自分の経験を書いたのは(←これを書いたせいで質問がわかりづらくなってしまいました^^;)今も昔も、少なくとも私の身の周りでは、病院の診察は何も変わっていないということを書きたかったからです。 病院は患者であふれ、あいかわらず医師は患者の目を見て話さないし、「これ塗っときゃ治る」とか「これ点眼すれば治る」とか、結局なんの病気かよくわからないまま「はい次の患者、はい次の患者」とせきたてられ、聞きたいことも聞けません。 何十年も昔の事は知りませんが、私の経験ではこの10年で診察が丁寧になったとは思えません。 昔と同じような診察→医師1日あたりに診る患者の数が変わっていない→1日あたりの病院の収入が変わっていない。 それなのに、なぜ昔と比べて赤字経営になるのか疑問に思ったわけです。 #2さんの回答にありますように、親切丁寧な診察をしている病院が最近増えているのならば、赤字になるのはわかりますが・・・ そういう病院に行って診てもらいたいです^^;
- s61-lj57
- ベストアンサー率20% (43/209)
皆さんが高いと言っている医療費は、実はかなり安いと言うことをご存知でしょうか? 病院は厚生労働省が決めた診療報酬で収入を得ますが、この診療報酬は他の先進諸国に比べ格段に安く抑えられています。(1/5なんてこともあります) また診療報酬を得るためのレセプトですが、かなり査定が厳しくなっています。こういうことが主な原因ではないでしょうか. 医療従事者、特に医師の給料が高いといわれますが、責任の重さや、労働時間からすれば本当に高いといえるとは思えません。人件費を抑えるため、現場はぎりぎりのスタッフでやっています。
お礼
2~3分の診察であんなにとれるということは時間単位で計算したらすごい金額になるんです。 赤字どころか大繁盛しているようにしか見えなくて^^; 現場も看護士は大変そうですね。 診察待ちの時に観察していると、もう少し増やしてもいいんじゃないかと思うくらいです。 回答ありがとうございました^^
補足
すみません。 私の質問の書き方がわかりにくかったのかもしれません。 医療費が他の先進国と比べて高い安いってことではないのです。 <最近>赤字経営が多いと書かれている回答をここで何度か見かけたので、日本の医療で今とひと昔前では何が違ってきているのかなと思い質問させていただきました。
- rekishika
- ベストアンサー率21% (29/136)
病院の収支と病院の医師や院長の給与額とを別々に捉えれば理解できます。病院は赤字経営でも医師は高額収入を得ていると思います。病院を黒字にして税金を払うぐらいなら、建物や医療機器を新しくして経費処理(減価償却)をすることも考えられます。 特に最近赤字経営が多いのは、病院も競争の時代に入り最新の医療機器を入れざるを得なくなってきていることも影響があると思います。
お礼
医師や院長のお給料は高そうですね。 減価償却というのが正解のような気がします^^ 競争の時代ということですが、ガラガラの病院ってあんまり見かけない気がするんですが・・・ 住んでるところにもよるかもしれませんね。 少なくとも私の地域の病院はどこも混んでいて、とても待たされます。 回答ありがとうございました^^
お礼
設備費と消耗品、そして丁寧な診察が赤字につながるとのご意見ですね。 私は丁寧な診察をしてもらったことがないので実感がわきませんが・・・ 医療用の設備が高額なのは今も昔もそのとおりなのかもしれません。 最新の技術がそなわった新商品がすぐに出てきて、買い替えのサイクルが昔と比べたらきっと速いのでしょうね。 憶測ですが^^; 回答ありがとうございました^^