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重要な情報なのになんで公表しなかったのか?
- 福島原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。
- 福島原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。
- 保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。
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こんにちは! あのとき,米国は半径80km以内の自国民避難と半径93km以内の立ち入り禁止措置をとっていて,フランスの救援隊は半径93km以内に入る仙台から退避して青森県に退きました。これは米国の無人偵察機による情報である旨の報道もありました。そして米国高官は「日本政府が国民を誤った方向に導こうとしている」とのコメントを出しており,そのことも報道されています。これだけの情報があれば,原子炉のメルトダウンを起こしていることは分かります。 誰だって半径20km以内の避難では危険はことは分かります。避難できる人は親戚等を頼って,首都圏からでも九州方面まで避難しています。事実,首都圏の小学校の入学式では4,5%程度の児童が避難中のため入学式に出席していませんでした。 では,どうして半径93km以内程度の避難命令か勧告を出さなかったかと言うと,メルトダウンにより爆発が起こるまでの時間がなく(結果として爆発は起きませんでした),仙台市周辺まで含めると半径93km以内のたくさんの人たちを非難させる場所がなかったからでしょう。事実,政府は各地の避難場所を模索して確保に努めています。 250万人程度になるであろう半径93kmの避難民を受け入れる場所ばないので,発表すると大パニックになるので,故意に発表しなかった,つまり隠匿したというのが実情でしょう。 発表していたら,鉄道が止まっている場所が多いのでクルマの大渋滞が起きて進めなくなり,徒歩による移動とかで大混乱していたでしょう。しかし,それでも情報として正しい情報を伝えれば,もっと大きな被害が出たときに助かる人は大かったでしょう。そんな人の命よりも混乱と政権維持に固執して国民を危険にさらした責任は重いでしょう。ちなみにスリーマイル島の原発事故のときの避難は半径10マイル(16km)です。自国のことになると,損害賠償の金額とかパニックとかのリスクを考えると為政者は安易な選択をとるものです。 結論として,(1)損害賠償額を押さえたかった(2)避難場所が確保できなかった(3)最悪の事態になっても「予測できなかった」と言えばとおる(4)避難命令や勧告で大パニックが起こる, こういった理由で情報を秘匿したのでしょう。 不幸中の幸いで,このレベルで済んでいますが,もっと大きな被害が出た場面は当然あったと思います。 日本は国土が狭いので,歴史的にみてもいくさに負けた側が逃げる場所がありません。中国のように奥地に逃げ込んでも食糧確保ができて再起を期すことができません。座して死を待つよりも一か八か,という思想はこのような国土から生まれたのでしょう。 今回の逃げないという選択も,逃げ場がないことに起因するもので,それは政権のせいと言うよりも我が国の死生観によるものでしょう。ただし,それが今の時代に正しい危機管理だったのかは別問題です。
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- IXTYS
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こんにちは。 私は3/18臨月(37週目)の娘を連れて沖縄に避難、四月末新生児一カ月検診を受けて帰京しました。 3/12一号機が最初の爆発をした際、政府のコメントを正直に信じた人がいたでしょうか。 我々はこれまでの歴史の中で好きなように騙され続けて来ました。 だからさっさと首都圏を逃げ出したのです。 案の定、三月末首都圏に降った雨に大量のセシウム137が、、。 こんなことは誰でも予想できたこと。 この国では『泣く子と地頭には勝てない』『見ザル、聞かザル、言わザル』 兎に角、偉い人に好きなように弄ばれて来ました。 だから政府なんか信じないで、自分の身は自分で守るのです。 第一原発で爆発事故が連発した時『冷静に行動して下さい』とコメントした官房長官の家族は三月末どこにおられたでしょうか? 敢えて言及しませんが、『知る人ぞ知る』ですよ。
- eld3399
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福島原発の想定事故は、早い段階ですでに超えているのに、これからも国民は頭の良い政府、官僚に立派に仕上げたうその情報を聞かされ続けることと思います。
以前指摘されていた国家公務員、官僚連中は、俺らが政治、経済を管理しているのだから、国民は税金を納め法律さえ守っていればいいのだと取れる仕事を行っていた。 それの延長上に >事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。 があり、官僚、保安院、原子力安全員、東京電力だけが知っていれば、国民は知らなくてもいいのだと言ういつもの風習があったのかも知れない。 責任逃れている当時の与党も、この部類に該当する。 自由自分党、朝鮮宗教党、責任逃れが駄目だよ。
>事故発生時になんでこんな重要な情報を公表しなかったのでしょうか? 自分たちの立場が悪くなるから。 ばれてどうしようもなくなるまでは、 公表しないようにしようと。。組織の自己保身の論理が働いたのでしょう。 それしかないやん(笑)
- jein
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もんじゅの事故のとき以上の事態になるということがまず想定されて いなかったので、甘く見ていたというのもあるでしょう。 それと、津波被害の状況に皆の注目が集まっていたので発表する タイミングが掴めなかったということもあるかと。 下手に公表すると世間がパニックになり、ただでさえ津波被害で 混乱している状況を悪化させる可能性もありますので。 当初はまだ今ほど国民が放射線物質についての理解をしていない頃ですから。 実際、放射性物質の性質とか原発の状況に敏感な外国人は早期に 国外待避を初めてパニックになっていました。 日本国民の放射線に対しての知識がないまま高濃度放射線の情報を 流せば、検出された周囲の人が一斉に車などで逃げ出そうとして、 その結果ただでさえ道路破断などで困難だった被災地とそれ以外の 地域との交通が道路渋滞によってより困難になってしまいます。 緊急車両は通行できなくなり、支援物資も届かず、ということで 今より状況が悪化していた可能性もあります。 そういったことも考慮すれば、必ずしもすぐに情報を公表する必要は 無かったと言えます。実際に公表されたタイミングが正しいとも言えません。 状況を考慮して言わなかったのならそれは「隠していた」というのとは 違います。ですが、特にそういう配慮が無かったとすれば隠蔽ととられても 仕方はありませんね。事後ならなんとでも言い訳できます。 通常検出される値に比べ異常に高い数値は装置の不具合と認識される こともあるようですので、そういうことなのかもしれません。 現実に起きていることと虚構の世界を比べるのは違うとは思いますが パニック映画などではそのような描写がよくあります。 センサーが異常数値→故障だろうと放置→機器は正常でした→専門家が焦る→手遅れ こんな状況。 そういえば地震直後に出された津波警報の津波の高さに対しても似たような 反応がありましたね。10m以上という発表が異常すぎて、その高さの津波が どれだけの脅威か知っているはずの漁師や漁業関係者の中にも警報の内容を 過小評価して大きな被害を受けたという人も居たようです。 動画サイトに投稿されていた映像などにも、津波警戒のために波止場に 居た消防団が間際になってからあわてて待避する様子などもありましたね。 団員が津波の恐ろしさをわかっていれば波を観測するよりも住民避難の 呼びかけを積極的にやっていたはずですので。 実際に当時どんな会話が交わされどんな対応をしようとしていたのか 記録映像があるわけでもないのでそこは誰にもわかりません。 当事者も被害状況に目を奪われていたことでしょう。 ですから結局判断が正しかったのかどうかは誰にも答えが出せないかと。
- ID10T5
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国民に知らせても、どうせ騒ぐだけで、意味がないと思ったからじゃないの? では補足をお願いしたいのだが、国民にこの件を知らせてどんな利益が予想できたか。 知らないとどんな不都合が生じたのか。 なぜ国民はなんでも知らせてもらえると期待しているのか。 そこがよく分からないんです。 それがないとその審議官の勝ちですよ。補足よろしく。
補足
回答を単純に解釈すると↓にも成り得てもいいってことかな? ・政府が原発事故自体を一切公表する必要すらない ・いくつマイクロシーベルトとかいくつベクレルとか素人には意味の分かんない数値も一切公表する必要はない ・日本国民は日本が民主主義国であるから「知る権利があって当然」との考えを否定 ↑をやってのけたら中国もびっくりの民主主義・自由主義国になります