こんばんは。元銀行員です。
(1)FPなんかは先にも書かれていますが、私は別の意見です。FPはむしろ銀行に入ってから取得する方が良いように思います。
履歴書に書きたいと言うのであれば、良いでしょうが、実際にお客様の顔を見てから、自分は何の為にFP資格を取るのか?と
言う明確な目標が持てます。FPと言うのは金融商品のアドバイスをするためのものではありません。極端な事を言うと、このクライアントには銀行が売りたい金融商品は不適当だと言うアドバイスもあり得ます。その人のライフプランを立てると言うのが仕事ですから。否定的な事はさておいて、私としては簿記(せめて2級)は取って欲しいところです。融資と言う側面を見ると簿記会計の知識が必要です。また、法律の知識も必要ですね。そうなると法務関係の資格があれば良いでしょう。銀行法務と言うのでは駄目ですよ。一般的な法務資格ですね。行政書士などは良いかもしれません。難しいけれど、それ自体で食べて行くのには競争が激しい、でも一定以上の絶対的な評価はされますから。独占資格でもあるので銀行内行政書士と言う事であればメリットは十分あります。中小企業診断士と言うのも良いですが、これはFP同様人間を知った後に取る方が良いと思います。
(2)面接では、基本的に大学の時に何に打ち込んできたのか、とかどうして銀行を志望したのかとかですね。やはり大学の時に何に打ち込んできたのかと言う事が大事ですね。体育会系のクラブでキャプテンをしたとか、大学のなんらかの組織で役をしたとか。
(3)どのような人材が必要かと言うと、千差万別です。画一的にこの人物なら合格とか不合格と言う事はないですね。簡単に言うと人それぞれ良い面悪い面がありますが、良い面を出せる人が良いでしょうし、それを発揮できる人が良いのだと思います。基本的に会社と言う組織で言い面を発揮できる人、協調性がある人は良いでしょう。
(4)銀行の主な仕事ですが、支店なら営業(融資や、預金投資信託保険など金融商品、法人向けか個人向けか)と内部事務があったりします。事務の中にも融資があったり預金系があったり、内国為替や外国為替があったりしますが。
本部に行けば、融資の審査や総務、人事、コンピューター関係もあります。
(5)良い面は、やはり人との繋がりでしょう。いろんな人に出会えていろんな会社を見ることができる。
悪い面は、時間にルーズなところです。お客様との時間にはきっちりしていますが、銀行内での時間管理はルーズです。メーカーなどと違ってタイムカードはどこの銀行にも無いと思います。だから、遅くまで仕事をしている。銀行員は給料が良いからと言われますが、その分実際のところ残業代込みと言えないこともありません。
(6)銀行に入ったのは、大学の時に経済学部でしたから、金融政策に興味があり、その政策と国民の接点が銀行だと言う事で、第一線で金融政策の一端を担えると思ったからです。実際にはその政策に銀行は振り回されるのですが。
(7)勉強して置くことは、経済学、法学(特に民法)は良いですね。でも、それだけでは駄目です。コンピューターの事や理科関係の事も知っておいた方が良いですね。幅広く知識がある方が良いです。得意分野は深く勉強して、他にも幅広く知識がある方が良いですね。外国語も必要です。今なんだかんだ揉めていますが、中国、韓国との関係は事業面では深い繋がりがあるので、中国韓国に支店とか駐在員事務所を置くところもありますし、向こうから来ることもあります。基本英語は昔で言うところの英検2級は最低必要かと思います。TOEICなら750点くらいですか。あれば良いですね。それと体力です。(これが一番かもしれません。)
かなり理想に近い銀行員像ですが、高校生でこれから大学に行くのなら可能だと思います。頑張ってください。
お礼
詳しい内容でご回答いただき ありがとうございます!!! 夢といってもまだ漠然として います。 銀行員はやはり色々なものを 勉強できる=勉強する事が多い 仕事ですよね。数学が得意という訳ではないんですが、経済、金融などが好きなんです!! 銀行員になるという夢もありますが、留学して多くのことを学びたいという夢もあります。 でも、今のうちからいっぱい 自分の長所を伸ばせるように 頑張って行きたいと思います!