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アニメブームの歴史とエヴァからの革新作品
- 日本のアニメブームは第一次から第三次まで続いてきましたが、エヴァンゲリオンの映画化が第三次のピークでした。
- しかし、エヴァ以降の00年代には第4次ブームともいえる作品が存在しました。
- 00年代はアニメの萌え文化が注目され、一般ニュースでも取り上げられるなど、日本を代表する文化となっていました。
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前置きとして 「ドラゴンボール」や「ワンピース」のような知名度のアニメがアニメブームと呼ばれないように、「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」共にSF系のアニメでマニアックなアニメなのにマニア層以外の人(子供やアニメを卒業した大人など)が夢中する作品が出てきた時に「アニメブーム」という言葉が使われてきたと思います。 >>エヴァ以降、第4次ブームともいえる作品は00年代にあったのでしょうか。 上記のようなブームは無かったと言えます。 >>それまでのアニメを革新した、と言われるような作品はあったのでしょうか。 アニメ革新というよりアニメが隔離された年代が00年だと思います。 これまで80年代90年代にOVAとしてマニアの間で趣向されていたようなアニメがアニメの主流となりマニアックさを加速させました。 人気を集めたアニメのほとんどが深夜枠の放送であったりして、エヴァが深夜の再放送で人気を爆発させた事を考えると深夜放送だから認められないとは言えないのですが、アニメを好んで観るような人しか目に触れないような閉鎖的になっていったと捉えています。 「ハルヒの憂鬱」にしてもアニメファンなら知ってるという限られた知名度で歴代の3作の足元にも及ばない感じは否めません。 エポックメイキングという意味でアニメとしてではなくオリジナルグッズをコンビニで販売してファンが買い込んで社会現象化するという意味においても「エヴァンゲリオン」が先駆者で今の「けいおん!」などが起こした社会現象と言い切れない節があるのと、このコンビニとのコラボを冷ややかな目で見ている風潮もありアニメブームというより単に一部のアニメファンがお祭り騒ぎをしているような隔絶を感じてしまうのは私が大人になってしまったからでしょうか。 この「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」の流れを汲むアニメブームは途絶えていて、第何次という事も無く萌えブームが始まって以来まだその勢いが衰えていない所を考えると「萌えブーム」の最中と考えます。 美少女アニメ系のブームの延長軸上にあって、評価されにくい土壌が存在しているとも思います。 アニメに限らずマンガにしても90年代頃までの流行と異なるどこか隔離した流行り方をする作品を目にする事が多く90年代初期で言う「ああ女神さま」や「天地無用」レベルのアニメが大人気アニメ扱いされていてそれってアニメ(原作)ファンの間だけでしょという冷ややかな感じが否めません。 社会現象的にとんでもないアニメが出てきたみたいな作品は、情報で頭でっかちになったネット社会や関連商品を売る為に特定のファンに媚びる体質の今のアニメ業界にあって難しいように感じます。 エロゲー系アニメブームやライトノベル系アニメブームに4コマ系の日常アニメブームとかその程度ブームでしかなく時代を変えてしまうようなこれがエポックメイキングだったと認めざる負えないような超タイトルは無かったと私は思います。
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- potatorooms
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コミック史上、最大の売上げのものが、現在進行中ですね。 個人的にはラブコメ路線のファンなので、ご質問で挙げた作品自体が、? という感じがします。 ニュース番組にコーナーを作って、ホンモノの国民的天才少女を発掘した、タッチとWAWARAは、挙がらないのかな? とか、ビデオ黎明期に3年間渡って売上げトップを争った、うる星やつら や ウィングマン は、挙がらないのかな? とか、ちょっと不思議な感じ。 あとは、ワンピースの前に歴史を築いた ドラゴンボール や 国民的化け物アニメ サザエさん の視聴率を真っ向から最初に超えた ドクタースランプ などなど。 何かに限定された視線でのブームについての質問なのかな。 最近は、ロボットアニメが不作ですが、ポケットモンスター、コナン など、今に続く代表作が生まれたのが90年代後半、ワンピースが1999年からですよね。 90年代後半からは、使い捨てにならない、今に続くシリーズがまだ続いていて、「過去」になっていないだけではないかと。
お礼
あだち充先生は漫画界に革新をもたらしたと思います。 桂正和先生の絵も少年マンガを変えたといえるかもですね。 うる星やつらは、漫画界にもアニメ界にも非常に大きなエポックを産みましたね。 ご回答ありがとうございました。m( )m
3次までの認識は私も同じです。 個人的には「エヴァ」以降ではそのようなTVアニメは無かったと思っています。 比較的人気の高かった「けいおん」はWIKIに社会現象と記述されてますが、 そこまでの意識は私にはありません。 「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」はアニメに全く興味のない私の親でも タイトルを知ってますが、さすがに「けいおん」は知らないです。 というか「エヴァ」以降のTVアニメの作品名は一切知りません。 でも映画の「千と千尋」「ハウル」「ポニョ」なら知っています。 90年代の終わりまではアニメの本数自体がそう多くはありませんでした。 ターゲットには幅があり、比較的広い年齢で受け入れられる作りです。 出来の良い作品に人が集中する割合も高いように思います。 逆に90年代の終わりからアニメの本数が爆発的に増えますが、 作品のターゲットも絞られるようになりました。 それぞれ好きな作品に散って行った感じです。 これはアニメだけではなく時期的なズレはありますがドラマや音楽もそうです。 よくは分りませんがより多様なニーズに応えるということなのかな・・。 この状況自体が一人勝ちしにくいように思えます。 当っても限定されたターゲットの周辺で止まるという感じです。 90年代まではアニメ自体が質的な向上を続けていた感じで、 00年以降はデジタル技術への転換こそありましたが、 本来の技術的なものは一定の水準に達してしまったように思えています。 そしてどう作るかからどう売るかへ変わって行ったというか・・。 大穴を狙うリスクより的確に数で稼ぐというイメージでした。 現状では以前のように多くの人を巻き込むブームという現象が 起こりにくいのかもしれません。 アニメが蔓延しすぎて小規模だと意識しなくなった感もあります。 メディアミックスが前提だから最初から色々なメディアに展開してますし・・。 「もののけ姫」以降はジブリ作品を中心にアニメとしては 映画の方が目立つようになったというのもありそうな気もします。 でも単発な映画で当ってもブームというほど長続きはしない感じです。 それらを抜きにしても00年以降は突出したTVアニメというのはないと思います。 好みを抜きにして好調なのではと思えたのは、 「ガンダムSEED」「鋼の錬金術師」「涼宮ハルヒ」「コードギアス」 「マクロスF」「けいおん」辺りでした。
お礼
非常にためになる回答でした。(^.^) エヴァあたりが嚆矢かもしれませんが、 本放送よりビデオ、DVDを売るのがメイン、という戦略が今は当たり前みたいですね。 買ってくれる狭い購買層を対象にして資金の回収が前提で、 いい作品を作る、という目的が後退してしまったのかもですね。 「ハガレン」は原作は読んでますので、 アニメも見てみたいと思います。 ご回答ありがとうございました。m( )m
- hiro0079
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こんにちは 70年代からアニメを見てきた者です。 個人的には、エヴァと、ヤマトやガンダムを同列に扱うのはどうか? とは思っています。 違いは、 ・ヤマトやガンダムは、コアではなかったファンを後から取り込み続けた作品だったこと。 ・エヴァは現在も、最初からのコアなファンだけ。 私が勝手に思っているだけですけど。 ヤマトは第1作が視聴率的には大失敗して1年の予定が半年で打ち切り。 ですが度重なる再放送で本放送を見ていなかったファンを獲得して、評価はうなぎ上り。 そして3年後に劇場版の製作。 劇場版も数百万人を動員し、新宿などの初日の徹夜待ちは数万人で、テレビも普通のニュースで扱うほど。 ガンダムもご存知の通り、視聴率とおもちゃの売り上げ低迷で、ファーストの本放送は打ち切り。 ですが、こちらも再放送で徐々にファン層を広げ、 当初スポンサーでもなかったバンダイがおもちゃ化権を獲得して、放送翌年からガンプラ発売開始。 私も含めて、当時の小学生は毎日、おもちゃ屋に通っては入荷を確認するほどの大ブーム。 そして劇場版3作では、ヤマト以来の数百万人動員、初日の徹夜待ちの列。 これに対して、エヴァはアニメファンにはエポックメイキングな作品でしたが、 一般人まで巻き込んで新たなファン層を開拓したか、といえば疑問です。 確かに、テレビ版の第1巻のレーザーディスクが発売日初日に売り切れて、 初回版の再販が決定されるほどの異常な売れ行きでしたが・・・。 これを前提にすれば、エヴァ以降でこういう作品があったかというと・・・ 「無い」というしかないかなと思います。 時代を代表するというより、製作される本数が多すぎて、 その年を代表するアニメすらあるかどうかという状況だと思います。 個人的な趣味で、年代別のテレビアニメの一覧を作っていますが 70年代は1年間のテレビアニメが20~30本程度です。 80年代や90年代でももう少し多いくらいです。 00年代は、1クールで作品が変わるのが普通になったせいか、100本を常時超えています。 変化が早すぎて、ブームになる前に次の作品が始まってしまう状態だと思っています。 ポケモンや遊戯王のようなアニメ以外でもヒットした作品はありますが こちらはスポンサー企業がゲームを最初から売る前提で、それがうまくいった例に過ぎないと思います。 ヤマトやガンダムのように、アニメ製作会社やスポンサーが予期しなかったほどのファンの力で 企業をファンの方に振り向かせた作品は無いと思います。 ハルヒやらきすた、クラナドやけいおんなど、京都アニメーションの作品も近いとは思いますが あくまでもファン中での身内受け。 90年代の一連のスタジオライブ作品と同じ流れでしょうね。
お礼
>ヤマトやガンダムのように、アニメ製作会社やスポンサーが予期しなかったほどのファンの力で 企業をファンの方に振り向かせた作品は無いと思います。 非常に良いご意見をきかせていただきました。(^.^) ヤマト、ガンダム、エヴァを見ていたファンは、 今、自分たちは新しい何か、時代、ポイントにたちあっている、というような意識があったのではないか、と思います。 それゆえに、制作会社の予想をはるかに越えたムーブメントがおきたのかもしれませんね。 考えてみれば、ヤマト、ガンダム、エヴァは初放送時はどれも制作体制ギリギリ、視聴率の問題で、 苦肉の策的な演出や放送の短縮があったんですね。 それがまた伝説になってしまうのも作品のパワーでしょうか。 エヴァは確かにマニア向けの傾向が強いですね。(^_^;) でもこれはあえて狙っている部分があるので、 仕方がないかな、とも思います。(特に最初の映画版) あらたなムーブメントが生まれることを期待したいですね。(^.^) ご回答ありがとうございました。m( )m
- clash0511
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年代ごとの代表作を選ぶことにはそんなには意義を感じないのですが (人によっては、90年代はセーラームーンでしょ、みたいなことになり得るので) そこで選ぶのなら「ガンダムSEED」と「ハルヒ」は外せないと思います。 エポックメイクは環境を一変させる意味もあるいっぽう、受け手の新世代を生み出すという側面も大きく、だからなかなかこれと言ってとらえづらいかもしれません。 SEEDはガンダムの一つと思われてしまいがちですが、それまでのガンダムとははっきりと異なるマーケットを確立しましたし、 ハルヒはライトノベル原作のアニメとしては後発ながら、京都アニメーションの知名度を一気に上げた野心作だと思います。 そして2つに共通して言えるのは、それまでのアニメファンには理解し得ないヒットの仕方を示したということです(言い換えれば「ヒットしてないことにしたい」作品だということ)。 ヤマト世代がエヴァを必ずしも楽しめるわけではないのと同様、ガンダム世代がSEEDを楽しめなくてもふしぎはないのです。 受け手の世代が変わっていくのですから。
お礼
「ガンダムSEED」と「ハルヒ」ですね。 どちらも名前くらいは聞いたことあります。(^_^;) 敵も味方もみんなガンダム、という最近の作品はちょっと苦手意識があったのですが、 食わず嫌いせず、一度見てみたいと思います。 はたして私は「受け手」になれるのか?(^_^;) マーケットを確立した、という視点は非常に面白いと思います。 参考になりました。 ご回答ありがとうございました。m( )m
- siffon9
- ベストアンサー率64% (136/211)
> エヴァ以降、第4次ブームともいえる作品は00年代にあったのでしょうか。 > それまでのアニメを革新した、と言われるような作品はあったのでしょうか。 あくまで私見ですが、無い、と思います。 > 第一次アニメブームが宇宙戦艦ヤマト(70年代)、 > 第二次アニメブームがガンダム(80年代)、 > そして、エヴァが第三次(90年代)である、 これらの作品を振り返りますと、普段アニメを見ない層にも、タイトルだけはきいたことがあるといった様にそれなりの認知度はあり、そしてそれがブームたる所以ではないかと思います。 '00年代でそのような作品を強いて挙げますと「けいおん」や「涼宮ハルヒの憂鬱」になるのかとは思いますが、認知度からいってブームというにはちょっと弱いような気がします。 理由としましては以下が考えられると思います。 ・ネットの普及により価値観が多様化し、アニメに限らず特定の対象に人気が集中しずらくなった。 ・参考URLにありますように、エヴァが放映された'95年と比べても'00年台の放送作品は倍以上で推移しており、人気の分散に拍車がかかる。 ・そのなかでも多くの作品は放送期間が1クール(3ヶ月)のみの深夜アニメであり、次の放送期間に入ると前の期間の作品は話題になりにくく、忘れ去られてしまう。 しかしながら、どういった理由かはわかりませんが放送作品数が増えたの確かです。ですからブームを語る場合には特定の作品ではなく、ジャンルといったようなもっと大きな括り(例えば「萌え」)で語った方が良いのかもしれませんね。
お礼
確かに00年代最大のブームは 特定の作品というよりは「萌え」というジャンルかもしれませんね。 ヤマト、ガンダム、エヴァはそれぞれの世代の共通話題になる要素があると思います。 あの時代はガンプラがすごかったよな、とか、 ラジオ録音してみんなで聞いたよな、とか。 それゆえにヤマト、ガンダムはすでに30年以上前の作品ですが、 2011年の現在も話題になり、リメイク、続編も作られていますね。 はたして、30年後「萌え」は世代の共通話題となるんでしょうか。(^_^;) ご回答、ありがとうございました。m( )m
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
“萌え”でいうなら 「涼宮ハルヒ」 http://www.haruhi.tv/ 「らき☆すた」 http://www.lucky-ch.com/ 「けいおん!」 http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/ ロボットものだと 「天元突破グレンガラン」 http://www.sonymusic.co.jp/Animation/gurrenlagann/ 「創聖のアクエリオン」 http://www.aquarion.info/ 「マクロスF」 http://www.macrossf.com/ まあ全体的な傾向として4コマ漫画原作のアニメが増えた気はしますけどね。
お礼
アニメは卒業?しましたが、 漫画は継続しておりますので あげていただいたタイトルは本屋のPOPなどで見た記憶があります。 マクロスもガンダムに負けず長寿シリーズですね。 4コマ漫画原作のアニメが増えたんですね。 萌え、でない4コマはファンなのですが、 いつのまにか4コマに脚光があたっていたんでしょうか。(^_^;) ご回答ありがとうございました。m( )m
- hirotodo_001
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#1です。ごめんなさい。いきなり追記。 「ポケモン」を始めとする「カードゲーム」。 マンガ雑誌「ガンガン」からのアニメ化も2000年ころからでは?
お礼
追記、ありがとうございます。(^.^)
- hirotodo_001
- ベストアンサー率23% (237/1004)
私としては2000年ころの作品として「ヒカルの碁」を上げたい。 (なおジャンプ系「ハンターハンター」「ワンピース」「ブリーチ」などを含めグループとして考えても良いかも。) 別の系譜になりますが、「巨人の星(1965年ころ)」「アタックNo.1(1970年ころ)」「エースをねらえ!(1975年ころ)」と続く「子供に影響を与えたアニメ」としての代表作になると思います。 「行くトコロまで」と云う意味では「神魂合体ゴーダンナー!!」(2003年)とか「異世界の聖機師物語」(2009年)とか。 個人的には「HAND MAID メイ」(2000年)と「星界の紋章」(1996年)に出会えたのが大きかったなぁ。
お礼
「子供に影響を与えた」という視点も興味深いですね。 ヒカルの碁を読んだ世代が韓国や中国に勝つ世代になってほしいです。 スポ根もの、ジャンプのバトルもの、ガンガンの存在は大きいですね。 「異世界の聖機師物語」も目立った作品なのでしょうか。 天地無用シリーズのスピンオフ?ですよね。 天地ファンとしてはうれしいですね。(^.^) ご回答ありがとうございました。m( )m
お礼
私の知りたかったことに的確にお答えいただきましたので ベストアンサーとさせていただきます。(^.^) ありがとうございました。 革新から隔離へ、ですか。 なるほど、と思いました。 元アニメファンとしましては 世界に日本アニメを売りだすのであれば常に進化しつづけなければならないと考えます。 しかし、エヴァ以降、その進化が止まってしまったのではないか、という一抹の不安がありました。 オジサンには見分けのつかない「萌えキャラ」が氾濫している現状もマニア向け、隔離された対象への発信とすればうなづける気がします。 閉塞を打破するパワーを日本アニメに期待したいと思います。 ありがとうございました。m( )m