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印泥を復活させたい。
印泥に使ってる油が何かご存知の方いらっしゃいますか?お気に入りの二十数年前に買った物が乾燥してきてしまい、練っても練ってもくっついて粘ってしまうのです。色が好きなので使いたいのですが、復活させる方法をご存知の方教えて下さい。
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ご承知かとは思いますが、 そもそも印泥は新品を開封した時から練るものです。 固化や油分の分離を避けるために、保管環境に配慮すること。 極度の乾湿・寒暖を嫌うので、中国製の品は木箱乃至厚紙の箱を綿入り布で装丁されています。 冬无凝冻之病,・・・冬には凝結し, 夏无渗油之患。・・・夏には油が滲む。 と言われます。 大切にして、数カ月に一度は手入れをしましょう。 なお中国で伝統的に使用する油は、蓖麻油=ひまし油 です。 清朝中期に ひまし油+艾繊維 の方法が定着しています。 (中国語ですがhttp://baike.baidu.com/view/3455774.htm)。 近年は他の製法もあるようですがそれはまた別のテーマです。 唐胡麻の種子=斑点模様があるため蓖麻子(ひまし)⇒抽出して ひまし油。 ひまし油は粘度が高く、水酸基価が大きく、旋光性に富み、またアルコール・氷酢酸に溶 解し、石油系溶剤に溶けにくいなど、他の植物性油脂にみられない特徴。 ひまし油はマッサージや伝統療法にも使われますが、薬局で手に入る食用ひまし油は下剤 用途ですのでご認識を。 ■印泥用の油の入手先 http://www.hasegawa-kamiten.com/cathand/detail-243546.html “高級書画印泥油”中国製。 ■田丸印房さんの頁 表からは見つけにくいので、印泥の話は、 http://www.tamaru-inbou.com/indei.htm 使用する油は植物系の油、菜種油など。 印泥は中国、印肉は日本など。 ■篆刻屋さんの頁 http://tenkokuya.ocnk.net/page/6 練り方が動画入りで出ています。 *油ならば何でもよいみたいなもので、サラダ油やミシン油を奨める印章店もあるようで すが、良い品にはきちんとしたものをお勧めします。押韻後の印影の味わいと持ちが違い ます。
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油の話ですと、よもぎを乾燥させて作った「艾(もぐさ)」と硫化水銀の「珠砂」(朱砂) と植物油(菜種油など)ですよね。 天然の珠砂は高価だから、私は人工的に水銀と硫黄から合成した珠砂を使っています。 復活は、たとえばヒマシ油を少量加えて良くかき混ぜるなどでは?
お礼
ご回答、有難うございました。 とても的確で、参考になりました。 20年ほど前に、新婚旅行に行ったまだ返還前の香港で買った印泥ですので URLにあった溶剤はまさに求めていた物です。 本当に有難うございました。