30歳主婦です。
結婚の了承取得の前に、貴方は彼女のご両親とお会いしたことがないんですよね?
「自己紹介」と書いているくらいですから…。
そうであるならば、開口一番に「結婚の御挨拶にきました」はお勧めできません。
いくら彼女本人から貴方の存在をご両親が聞いていたとしても、
「いや、まだ認めてないし。何勝手に決めてるの? そもそも君、誰?」
となりかねません(彼女の家族が「ユルい」家庭であれば話は別かもしれませんが)。
貴方はもしかすると「結婚は自分たち(二人のみが)決めるもの」と思っているかもしれませんが、実際にはそうではありません。これから貴方の家族と彼女の家族は、姻族になるわけですから。
特に(貴方が婿養子に入るのでない限り)彼女のご両親は大切に育ててきたであろう娘さんを、形式上ではありますが手放すわけです。
「報告」ではなく、「二人の結婚を認めていただきたく参りました」という表現が好ましいでしょう。
また話の流れとしては、ひとまず現在彼女とお付き合い「させていただいている」ことやその経緯を、自己紹介を交えつつ伝え、ご両親に貴方のことを知ってもらうことから始めるべきかと思います。
貴方の人柄が分からなければ、ご両親も安心して娘さんを任せることは出来ないでしょう。
娘さんがご両親に、貴方の職業・人柄などを既に話している場合でも同様です。
こういった状況においては、貴方本人の口から報告する、という姿勢そのものが相手に好印象を与えます。
その後世間話を交えつつ、可能であれば(相手の雰囲気や貴方の余力によります)貴方自身も彼女の育ってきた家庭・家族について話を聞いてみてはどうでしょうか。長い付き合いになる方々ですし、何より貴方の大切な彼女を現在のかたちに形成してくれた恩人とも呼べます。根掘り葉掘り質問するのは良くありませんが、「義息子になる人から関心を寄せられている」ということは、ご両親も決して悪い気はしないでしょう。
空気が和やかになったところで、初めて「結婚を認めて欲しい」との本題に入ってください。たどたどしくても構いません。相手の目を見て、「二人で幸せな家庭を築いていきたい」という思いを真摯に伝えてください。自分たちの娘が選んだ相手ですので、余程何か問題でもない限り、ご両親も断ることはないでしょう。
ご両親から許可が出たところでまずはお礼を言い、それから今後の日程について相談をしましょう。
両家の顔合わせはどうするのか、結納の有無(経済的に困っていなければ、やったほうが無難です)、入籍日の予定、挙式・披露宴の有無など。ご両親自身に準備が必要なものの多いですし、出費も大きいものです。一方的に決めてしまわないよう、注意をしましょう。
挨拶当日は、それぞれの家庭の雰囲気にもよるのですが、一般的には長居はしません。
また、訪問時の基本的なマナー(菓子折りを持って行き玄関先でお渡しする、食事時の訪問は避ける、訪問予定時刻の5分後を目安に訪れる、など)もお伺いする前に良くおさらいしておいてください。
年頃の娘が改まって「会って欲しい人がいる」と言い出せば、普通親はピンとくるものです。一般的に母親は父親よりも娘の結婚に対して寛容ですので、可能であるならば、彼女に前もって根回しをしてもらうのもよいかもしれません。事前に貴方の良いところを、それとなくインプットしておくのです。
上手くいけば多少つっかえようが話題に困ろうが、心強い援護射撃が期待できるかもしれません。
貴方も初めての経験で恐らく緊張するでしょうが、披露宴の〆の挨拶に比べればまだ序の口です。頑張ってくださいね。
お礼
ありがとうございました。 無事 挨拶を終えほっとしているところです。