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イギリス映画におけるイギリス社会
- イギリス映画を通してイギリス社会を学ぶ。
- 80年代のサッチャー政権下におけるイギリス社会問題を扱った2006年の「This is England」を選ぶ。
- 比較するもう一つの映画を決められずにいる。ガイリッチーの「Lock, stock and two smoking barrels」、ダニーボイルの「trainspotting」、ケンローチの「Kes」、はたまた、60年代のキッチンシンクシネマやフリーシネマ、スウィンギンロンドンなど、どれを選べばよいか迷っている。お勧めの作品があれば、アドバイスをお願いする。
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イギリスの社会のこと自体はたいして詳しくないのですが、イギリス映画を語る上のムーブメントで”怒れる若者たち=Angry Young Men”というのがあります。 もともとは1950年代に登場した、社会に反抗した若い世代を取りあげた戯曲や小説から来ているのですが、これが映画にも波及し、イギリス映画史に残る傑作群を生み出しました。 主な作品は 「土曜の夜と日曜の朝」(キッチンシンクシネマというのがよくわかりませんが、怒れる若者たちの代表作です) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16103 「長距離ランナーの孤独」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14736 「蜜の味」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22902 「if もしも‥‥」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2027 といった作品があります。ただ日本では未DVD化の作品が多いのですが。 DVDで鑑賞しやすいものだと社会派のケンローチ作品がいいんじゃないかと思います。 子供が主人公の「ケス」よりも近年の社会事情を背景にした「この自由な世界で」はどうでしょうか? http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330796 がらっと違ったものでは冷戦下のスパイものなんてのも面白いかも? 007シリーズはかなり娯楽的な要素を盛り込んでいますが、同時代のスパイものでハリーパーマーシリーズというのがあります。こちらはわりとリアルに作られています。 国際諜報局 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7772 パーマーの危機脱出 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17620 10億ドルの頭脳 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10488 社会風俗的なものだと スィンギングロンドンや、その少し前のモッズ世代を描いた 「ナック」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16656 「アルフィー」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1489 「欲望」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24266 あるいはビートルズの映画などもいいかもしれません。 ごくごく一般的な人間にスポットを充てたものだと恋愛ものですが 「逢びき」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=298 「フォローミー」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=19932 といった作品が有名です。 この2本はイギリス映画界が生んだ世界的巨匠デビッド・リーンとキャロル・リード作品で、どちらもサーの称号を与えられた監督として知られています。