- ベストアンサー
70年代の映画
70年代の映画に「映画らしさ」みたいなものを感じます。「ニューシネマ」を通過してハリウッド、或いは映画が自由になったんだとか、「CG出現以前」だとか勝手に理由をつけていますが、単に自分が68年生まれって事で親しみがあるだけかもしれません。というわけで最近「70年代」に特化してビデオを借りてきたりしています。刑事物、ディザスター物、SF、アクション、犯罪、ディスコ、ベトナムと色々ありますよね。元々この時代が好きなのでいろいろ見てましたが、最近は「ブラックサンデー(77)」「パピヨン(73)」なんかを見ました。 「これが一番!」でも「掘り出し物!」でも「70年代ってこうだ!」というお語りでも結構ですので、コメントをお願いします。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
お礼
有難うございます。 いや、全くそうなんですよね、私にとってもCGはアンドロイドを人間だと言われてるような感覚で、「ほとんど人間と同じだけど、心臓は機械で脳みそはコンピューターです」、って言われてるようなもんで、まじですか?!としか言いようがなく途方にくれているのですが、でも、やはりきっと後戻りはできないわけで、CGなくして映画は作れないようにどんどんなっていくのでしょうね。先日ハリポタの2作目を試写で拝見いたしましたが、やはり、作られた映像は見事なもので、ちょっとうなってしまいました。或る面ではこれはもう既に実写は逆立ちしたってかなわないと。CGも発展途上でいずれは我々のような「アンチCG者」にも満足のいくCGものも出てくるのでしょう。既に「マトリックス」なんかは見事なものだっだと思っています。ただ、どこまでいっても、おっしゃるとおり、「机上の産物」なわけで。映画はもともとメリエスというマジシャンが発想したという原点があり、どうも映画はそもそも「手品」のたぐいなのではないかと思うのですね。「これはどうやって撮ったんだ?」が常に映画の楽しみの醍醐味だったのではないでしょうか?昔は映画見終わって「あれどうやって撮ったんやろね?」といっつも言ってたような気がします。そこが全て「CGでしょ」で済まされてしまうというのはもう「映画の神秘」の死を意味することで、「敬意」みたいなものがなくなっちゃうんですね。 さて、70年代の話に戻りますが、堂々のベスト3ですね!。同感です。色々見ていくと、あえて小難しくない「どうだ!」という映画に最後は行き着くのか?という感想をもちました。ほんとタイトル並べられただけで「ぞく!」とまで言うと大げさですが、わくわくしちゃいます。なんか、脚本、役者、音楽、背景などが一体となってよみがえります。「カサンドラクロス」は最近チェックしました。見る前に設定聞いただけで「やられた!」と思いました。あらゆる「やむをえない」個人の、国の事情が渾然となって、橋に向かっていく。このあたり見事でしたね。設定というのはちょっと甘いと、「あそこでそうするのおかしいやん!」とついついつっこんでしまうのですが、それがほとんどなかった。先日見た「大空港(70)」なんかは大変面白かったですが、つっこみどころも多々ありました。「大脱走」もすばらしい。各キャラが見事にたっていて、出るまでもよかったですが、むしろ出てからの崩され方が各エピソードが見事で全部名場面...ああ助かった、と思ったらギリギリ駄目のあの感覚。「タワーリングインフェルノ」くゥ~(意味不明の叫びですね)。私の失われた70年代を体験できたというのは本当に羨ましいというか、「それでそれで?!」とついつい話をお伺いしたくなってしまいます。私の知人も私より少し上で70年代リアルタイム世代なんですが、その人は私が70年代にあこがれるのと同じように60年代にあこがれるんだ、と言ってましたがそういうところもあるんでしょうか?60年代には70年代以降にはない「映画の風格」みたいなものがあるんだとか。確かにそうかもしれません。 因みに私は昔っから「フレンチコネクション」がベスト1です。これも、大脱走と同じくギリギリ後一歩で逃すのが魅力かも。プロフィールでは「穴」も挙げられてましたね。最後にバターナイフの鏡で確認すると...。ぎや!というね。「恐怖の報酬」もね。60年代の原点的映画がもちろん70年代の土台になっているというのは事実なわけで。 「ラ・プロミッセ」っていうのは全く知りませんでした。そんなにいいんですか?