無機質系の建築材料にはほとんど石綿が何らかの割合で混入されていると思ってください。
石綿が混入されているか否かの判断はその材料の重量比が1%以上のものをいいます。(100gあたり1g)
石綿(アスベスト)と岩綿(ロックウール)の違いは?
石綿はいわゆる天然素材(石)からつくられており微小繊維の先が鋭角になっていて人が吸い込んだ場合肺の中に突き刺さったままになりこれが問題になっているわけです。
一方、岩綿は人工的に作られていて繊維の先端が鋭利になっておらず一旦吸い込んだ場合でも吐息とか咳とかにより人体から排出されるので安全といわれているものです。
さて、質問の回答ですが、
時系列的にいいますと
S50年以前のものは、アスベストそのものが吹きつけされている(石綿吹き付け)可能性が高いと思われます。
S50年からS56年の間のものは、ロックウール吹きつけといいながら、実は石綿が何%か混入されている可能性が高いと思います。(したがって影響あり)
S56年以降のものは、アスベストは混入(1%以上)されていないと判断してよいと思います。
ただ、一般の人が見てもまったく区別がつかないはずなので最終的にはサンプリングをして成分分析を専門化に以来するしかないと思います。
蛇足ですが、
要するにアスベスト繊維が人間の肺に入ってしまうことが問題なので、非拡散性のアスベスト混入材料が身近なところに使われている(たとえば天井材とか)からといって危険なわけではないことを申し添えておきます。
お礼
ありがとうございました。