まず、人体に対しての影響を統計的に取ったデータがありません。
人によってはほとんどの人が影響を受けない数値でもプラセボ効果でただちに健康に影響が出始めるかもしれません。(特に日本人は放射能と聞けば、怖い怖いと耳をふさぎ、目を閉じる人が多いですから、心理面では非常に弱いのではないでしょうか.。)
推定でこれぐらいの被曝を受ければある臓器が影響を受けるはずだ、という数値は出せますし、一般的にその数値を元に判断されています。
また、子供の方が大人よりも影響を受けやすいことがわかっていますが、では具体的にどれだけ数値に違いが出てくるか、ということを示すことができません。人体実験できるものでもないですから、データがありません。
さらに、その特定の値未満の被曝はチェルノブイリ事故での事後観察を含めて検討しても、被曝による健康障害か、喫煙等によるガンなのか、など、原因を特定できず、これといった傾向がつかめていません。ですので、(影響があるかもしれない)被曝からどれくらい時間がたったら健康に障害がでてくるか、なども全くわかりません。一生、出てこないかもしれません。
今、日本人が普通に暮らして将来的に100人に50人がガンになると仮定したとき、軽く被曝したときそれが51人とか52人になる程度の影響があるかもしれない。しかし、具体的にどれだけ被曝すれば一人増えるのか、わからないということです。
どれだけ影響があるか、わからないから怖い、じゃなくて、落ち着いて考えてみてください。
本当に体にすぐ異変が出てくるくらいの被曝じゃなければ、健康障害の可能性は普通の生活と明確な差異が認められないということなのですから。
(尚、内部被曝については別に考える必要があると思います。)