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増殖炉 もんじゅ
福島第一原発が当面の問題ではありますが、なにやら福井のもんじゅも燃料棒がひっかかって制御不能になっているとの話を聞きました。もんじゅはプルトニュウム燃料を使いナトリュウムを減速材に使う大変危険な原子炉らしいですね。これも原子力保安院の有能な皆様が管理しているのですか? 何が起こっているのか教えてください。
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>制御不能になっているとの話 そんな大げさなことではありません。炉内へ燃料棒を挿入するときに使う補助用の長い管をチャックで掴んで取り出そうとしたときに、チャックをすぼめる部品が90度回っていて、しっかり掴んでいなかったために滑って落としてしまったのです。落ちた菅は炉の上部に当たった衝撃で継ぎ目が膨れ、フタの穴を通り抜けられず、そのままでは炉の外へ取り出せない状態になっているので、苦労しているようです。 でも東芝はその修理だけで何億も要求しているのですね。欠陥取り出し装置を作った責任は誰が取るのでしょうか。そのあたりの説明をして欲しいですね。 もんじゅそのものは悪くはなっていません。15分おきに現状が見れるのでにサイトで監視が出来ます。ご心配ならごらんになってください。爆発などはしていないようですよ。
- yoshinobu_09
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もんじゅのために多額の国費が支出されています。 この利権に群がる官・民・政の癒着団体があります。 炉内中継装置復旧作業に約9億4千万円経常してますが、 これはすぐに2倍、3倍、10倍になるのは過去の例からあきらか。 また、停止中も維持費に1日5500万円の国費がかかっています。 癒着団体にとっては、なんともおいしい話ですね。 もんじゅは生かさず殺さずして金を生む金の卵です。 あと20年くらいはしゃぶれそうです。 巨額費用にからむ 燃料課長の不審な自殺もあります。 ヘタに「早く復旧させよう」などと余計なことを 考えてしまったからかもしれません。 『もんじゅ』課長自殺周辺の不審な巨額費用 http://news.livedoor.com/article/detail/5372597/
制御不能ってのは、ある意味正しいですが恐らく想像している意味とは少し違うと思います。 もんじゅのこの事故は[炉内中継装置]と呼ばれる物が、炉内で落下してしまったことが問題となっています。内容は簡単です。この炉内中継装置は炉内の燃料棒を取り出す為にある装置ですが、これが落下してしまったことにより燃料棒を取り出せないとういう事態になりました。燃料棒は定期的に新しい物と交換する必要があるのですが、この事故のせいで交換ができなくなったわけですね。で、古い燃料棒では原子炉を動かすことができませんから、事実上『発電の出来ない原子炉』ということになったわけです。 落下した炉内中継装置を取り出そうにも、炉内にはナトリウムが充填されており蓋を開けるとナトリウムが漏出し燃料棒が冷やせない事態となるので開けられず。で、開けずに遠隔操作で炉内中継装置を取り出そうにも数十回も失敗するほど困難を極める状況。 つまり、核燃料を保管した炉を電力を発電させることもなく、放射能の影響がなくなるまでずーーーーーーーーっと管理し続けなければいけないという非常に厄介な施設となってしまったのが今のもんじゅという施設ですね。
もんじゅは、もう20年近く停止したままですよ。作業中にナトリウムに何かを落として、それが取れない状態です。今も、それを取る 作業をしていると思いますが。けして、制御出来なくなった訳ではありません。
お礼
炉内のナトリウムが安定していることが安定管理の条件と理解しました。ナトリウムのコントロールに問題が生じた時が心配なのですが。適切な説明有り難うございます。