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慶應義塾通信教育部の語学について教えてください。
慶應義塾通信教育部の語学について教えてください。 慶應義塾通信教育部はたとえ東大卒でも語学については取る必要があるのですが、その合格しやすさや単位習得の教えてください。特にドイツ語・フランス語の情報をお願い致します。
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十数年前に、慶應の通信教育部(法)を卒業しました。 質問者がおっしゃる通り、慶應は学士入学でも語学の履修が免除されません。私もその一人でした。 私は、先の大学では第2外国語としてドイツ語をやっていましたので、慶應ではそれまでやったことのないフランス語を履修しました。荻野アンナ先生のユーモアあふれる添削を受けることができたし、夏季スクーリングではフランス映画を見ながら、その原作のデュラスの小説を読んだりして楽しかったです。失業者と人妻の不倫映画だったのですが、「フランスの失業手当はよほどよいのでないかと思われます」というきわめて即物的な感想を言って笑われたことを思い出しました。 レポートの添削は頻繁にあるし、先生にもよりますが、赤ペンで親切なご注意を書いてくださいます。(1番は真面目に取り組んでいますが、2番は手抜きですね、など)このレポートの関門を突破しないと、試験を受けられないので、通学して学ぶ普通の大学生よりもかえって先生との距離が近いし、力がつくようにさえ思われました。(ちょうど大学受験時のZ会みたいな感じ。) 単位のとりやすさというのは、どちらの語学をとってもさほど変わらないのではないでしょうか? ドイツ語、フランス語は、入門から始めますので、最初はレポートも試験も合格しやすいです。ただし、そのあとは、中高6年間かけて学んだ英語と同程度のレベル到達を2年間でやります。(ま、慶應に限らず、どこの大学でもそうですが。)しかし、それは理想というもので、そこまでいかなくても単位はとれます。要はごく普通の大学教養レベルです。 もっとも、私は、どちらかといえばドイツ語のほうがフランス語よりもとっつきやすいと思いました。(ドイツ語のほうが規則的だと思いますし、発音もやさしいです。もっとも、フランス語にしても、英語よりよほど規則的です。両者とも、英語と違い、名詞や形容詞に性があるので、指示語がわかりやすかったりという言語そのものの特徴があります。) ただし、最後は相性ですね。私は、シャンソンよりもドイツ・リートに親しむ機会が多かったせいもあったかと思います。 ドイツ語であれフランス語であれ、慶應の教材の他にも、NHKのラジオ講座、雑誌の定期購読、本、CD、ネットと教材はあふれんばかりにありますから、心配は無用です。通勤の電車の中とかを活用していました。 ところで、私は今ではすっからかんにフランス語を忘れてしまっています(苦笑)。ル・モンド・ディプロマティークのメールを定期購読していますが、じぇんじぇん読めませ~ん。 もともと2年半で卒業できるはずが、延々とその3倍在学しましたが(というか、ときどき自分が通信の学生だということを忘れているようなこともありました)、卒論の指導教授は生涯の恩師となってくださいましたし、全国に友人ができました。 慶應は通信出身の弁護士もおられますし、大学教員になった人もいます。入学したら、地元の慶友会に入って(今もあれば)がんばってくださいね。
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました。