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基盤交換時の注意事項と故障判断の手法
- 学習型リモコンの特定のボタン2つが信号を発信しない問題について、基盤交換の注意事項と素人が故障を判断する方法について解説します。
- 基盤の正常な動作をする端子間の電圧値や抵抗値を計測し、問題の端子が正常でないことが判明した場合、古い基盤を交換することで問題を解決することができます。
- 基盤交換時には静電気に注意して素手で触れず、デジタルマルチメーターやスコープメーターを使用して正確な計測を行うことが重要です。
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素人が故障を判断する手法で一番簡単なのは、モジュール単位・基板単位で交換することが最善です。 または接続部分(コネクタ・接点)の抜き差しや清掃です。 素子単位で判断するのは困難です。 私がいま思い当たる注意点を下記に記載します。 (1)静電気 電子回路基板を扱う上での注意は質問者さんが記述されているように静電気があります。 プロは感電事故防止抵抗付きアースに接続された静電気防止用導電性マットの上に基板を置きます。 人体は同じく事故防止抵抗付きアースに接続されたリストストラップを装着して常に人体をアースします。 家庭などでそのようなものが無い場合は、体にたまった静電気をできるだけ放電して触れる基板と同電位しておく必要があります。 (人体をアースしていない場合、静電気を確認することができないので気休め程度にしかなりませんが) (2)接触部の悪化防止 コネクタや電気接点部分を素手でさわらないこと。 分解したときに接点部分に皮脂などの油脂類や水分が付着すると接触不良が発生し、新たな故障の原因になります。 そのときに良くても後々悪くなります。 息を吹きかけて掃除したり、掃除したときの布や紙の毛羽立ちを残してしまうとトラブルの原因になります。 (3)傷つけ注意 分解組み立て時にプリントパターンや配線に傷を付けることがよくあります。 新たな故障原因を作ってしまいます。 組み立て時の挟み込みも注意です。 (4)元に戻す コネクタ・ジャンパ・その他配線・すべて元通りに戻すことが重要です。 必ずマークやメモをとること。 (5)測定器 通電状態での測定では、リードなどで回路をショートしないように注意してください。 (6)メモリー内容は破壊されるかも 内部に保存されているデータや設定内容があれば、作業により破壊されることがあることを覚悟してください。 (7)半田付けは覚悟して もし素子を半田付けで交換する場合はそれなりの知識と技術をもってやってください。 基板には両面パターンや多層基板というものもあります。 スルーホールが抜けてしまったりすると修復が非常に困難です。 加熱しすぎも他の素子を破壊します。 また俗に言う「イモハンダ」ではそこが故障原因になってしまいます。 (8)最後は自分で責任 理解しているとはおもいますが念のため、 製品サポート以外にも安全面も自分で責任をもってということです。
お礼
早々と回答してくださって有り難うございます。 自分では知らなかったいろいろな事に注意をしなければならないことが分かりました。 全部は守れないにしても書いてある事を注意しながら基盤を交換しました。 一応不良だった個所も正常に信号を発信しました。 大変参考になる回答有り難うございました。