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3DCGについて疑問
なぜCGの人間の肌は不自然なのですか? ちなみに2Dのイラストソフトで写真のようにリアルに描いてそれをコピーして、少しずつ変化を描いてムービーを作ることも可能だと思うのですが、そのやり方で作る場合はありますか?
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> なぜCGの人間の肌は不自然なのですか? 生物、特に人間の肌や髪の毛は、光のシュミレーションがの難しいです。 これを再現できるのは、制作費100億クラスのハリウッド映画だけですね。 数年前くらいから、言われないと分からないようなデジタルダブル(デジタルヒューマン)が登場しています。(もちろん、違和感のあるものもありますが) 残念ながら、日本には技術もお金も時間もありません。 > ちなみに2Dのイラストソフトで写真のようにリアルに描いてそれをコピーして、少しずつ変化を描いてムービーを作ることも可能だと思うのですが、そのやり方で作る場合はありますか? 不可能です。 他の方も言われているように、まず予算と時間の問題です。 例え、その問題をクリアしてたとしても、手作業でやる以上必ずチラつきますし、CG以上に正確なシュミレートはできませんので、フォトリアル(写実的)にはできません。 リアルに見せれるのは、1枚絵(静止画)だけですよ。 ただし、3DCGと違い、手書きの場合はそのチラつきやゆらぎ(不正確さ)が作品の味になります。それがない、3DCGの場合、冷たく固く安っぽくなりがちです。(POSERの例のように) それぞれ、得手不得手がありますから、要は使い方次第ですね。
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- TakMat
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確かに、SSS なんて常識ですね。 ただ、SSS だけじゃリアルにはなりませんよ。 > 映画でそう思ったのなら単にヘタクソなクリエーターが作ったのでしょう。 笑。じゃ、日本にはヘタクソなクリエイターしかいないんでしょうね。 http://www.patrickeischen.com/portfolio.php こんなのやゲームとかがリアルに見えてる時点で目が腐ってると思いますよ。 (もちろん、クオリティは高いと思いますけどね) 日本には技術がないと思いますね。 日本でフォトリアルにできるのは、無機質なものか、生物であったも昆虫だとかハードルの低いものだけです。 しかも、例え無機質なものであっても、近距離での激しいアニーメーションだとか、人とのインタクラクションだとかは無理ですね。 だから「トランスフォーマー」みたいに間近でスローで人とインタラクションするような表現は不可能です。 まー、静止画ならリアルにする人はいますけど。ムービーだとハードルが何段階も上がりますから。 だから日本でハードルの高いことをすると残念な感じになりますよね。映画とか特に。 ゲームの場合はそもそもCGだから、CGCGした安っぽい質感でも許されますけどね。 日本にもできるっていうなら見せてほしいですね。海外サイトじゃなくて。 少なくとも、私は日本のコンテンツでフォトリアルなデジタルヒューマンを見たことがありませんね。笑
- MANNTA-DX
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SSSは常識でしょう普通に使います。 CGSOCIETY登録もね。
- iamoktobeasked
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CGクリエーターです。 >なぜCGの人間の肌は不自然なのですか? まず、形状の面では現在のソフトを使えば、ほぼ完璧に再現できます。 これは、アマチュアでも可能です。 次に質感ですが、これはほかの回答者方は勘違いされているかもしれません。 肌のしわ、ざらつき、色、反射具合などを完璧にしたぐらいでは肌はリアルに表現できません。 現在、肌の質感表現に必要な最大の要素は「内部拡散」とされています。 素人の方で知っている方はあまり多くないのかもしれませんが、肌は半透明物質です。 肌以外には例えばろうそくや大理石、牛乳やトマト等。 このような物質は光が一度物質内部に入ってから中で広がるという「内部拡散」を起こします。 手のひらを太陽に透かすと赤く見える原理ですね。 このような質感をシミュレートする手法をCG用語でSSS(サブサーフェイススキャッタリング)と言いますが、実は2001年頃から実用可能になってきた非常に新しい技術なんですね。 1990年代は表現不可能とされてました。 つまり、ハリウッド映画でも2001年よりも前に製作されたものは肌の質感がどうもウソくさいんです。 これが映画「ファイナルファンタジー」が凝ってる割にはイマイチ肌の質感がリアルじゃない理由のひとつです。 逆に2002年以降のハリーポッターのドビーやロードオブザリングのゴラムなどはなかなかリアルに仕上がっていますよ。 さてこのSSSですが、最近のCGソフトなら大抵搭載しているようですがやはり性能にはムラがあって poserやshade等、安いソフトのものはほとんど使い物になりません。 また、プロでも完全に使いこなしている方は一握りですから、写真と見間違えるような作品に出合えたらある意味ラッキーと思ってもいいかもしれませんねw まだ歴史が浅い技術なんですね。 ちなみにこの技術は日本国内よりも海外業界の方が盛んに取り入れたがる傾向があります。 ↓参考サイト SSSについて ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0 SSSありとなしの比較 http://blender.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=193 リアルな作品例 ※必見です! http://forums.cgsociety.org/showthread.php?f=121&t=885855 http://forums.cgsociety.org/showthread.php?f=121&t=399499 http://forums.cgsociety.org/showthread.php?f=121&t=443322 >ちなみに2Dのイラストソフトで写真のようにリアルに描いてそれをコピーして、少しずつ変化を描いてムービーを作ることも可能だと思うのですが、そのやり方で作る場合はありますか? 部分的にそのようなことをするときはまれにありますが、現在ではほぼありません。 これについては他の回答者方に異論はありません。
- MANNTA-DX
- ベストアンサー率57% (4/7)
>なぜCGの人間の肌は不自然なのですか? 映画でそう思ったのなら単にヘタクソなクリエーターが作ったのでしょう。 最近ではちょっと高価なソフトを使い合わせてがんばれば個人でも作れます。 http://www.patrickeischen.com/portfolio.php ゲームでそう思ったのなら「リアリティ」を追求すると処理が重くなるので その兼ね合いでクオリティーを落として処理しているのでしょう。 後の質問に対してはほかの方と同じ。
- bardfish
- ベストアンサー率28% (5029/17766)
ファイナルファンタジーの映画がそれをやって大コケしましたよね。 頭髪や産毛まで1本1本作りこんだため非常にリアルになりましたが、製作時間と制作費用が想定外に増えてしまったはずです。 その為興行的には大失敗。 そういう事例があるからフル3DCGアニメというのはあまりやりたがらないんじゃないかな… 背景の一部とか、小物になら割と多く見かけますよね。 3Dオブジェクトから平面のCGにするレンダリングというのがありますが、リアルさを追求すると1枚の静止画を作るのに何時間もかかることになります。 すると、わずか数秒のカットを作るのにレンダリングだけで数日と数週間かかることもあり得る。 趣味でやるならそれでも構わないけど、商売としたやるにはきついですよね。 フリーソフトでもできるのがあるので、一度試してみてください。 手間も時間もかかるというのが実感できます。
- cubetaro
- ベストアンサー率24% (1290/5172)
日本の技術でも、かなり違和感のないレベルまで制作する事は可能です。 それをアニメーションさせるとなると、相応の手間やレンダリング時間がかかります。 で、リアルな人物CGですが、意外と需要がないんです(架空の人物を作っても、だから何という感じなので…)。 デカプリオやキアヌリーブスのソックリなCGを作って、映画内でスタントさせるとか、そういった使い道が多いかと。
- tapa
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CGでも本物と区別のつかない人肌を作ることは可能です。 例えば、本物の人肌の写真を撮って、それを3Dモデルに張るだけで、リアルさは上がります。(実際、そうしたりします) ただし、より本物に近付けるには、CGソフトの技術力と製作する時間が必要です。 人肌の質感だけでも、光の反射具合・ざらつき・うぶ毛・しわなど考えるべきことは多いですし、その人肌を見ている空気感というもの、あるいは影の表れ方も調整しなければなりません。 また、そうやって沢山の調整をすると、自然と一枚の画(ショット)を作るにも、膨大な計算時間となります。 そのために、無理して本物とまったく同じ人肌を作ろうとすることは、特に日本では少ないです。 また、日本のゲーム業界で多いのですが、あえてリアルではないアニメのような綺麗な人肌を演出することもします。 本物の人肌は、ほくろやシミなどで汚いですから。 それと2Dのイラストソフトで――ということですが、可能ではあります。 実際、アニメを作るということも、論理的には同じですから。 ただし、リアルな絵を何枚も書くということは、時間的にも金銭的にも非現実的ですので、実際には行いません。 アニメ製作だって、一本作るのに数千万円から数億円かかります。 それなのに、その絵をリアルにしろって言ったら、数千億円とか使うのでは? しかし「老人と海」という作品があります。 これはリアルではなく絵画的ということなのですが、絵画のアニメーションと言っても良い作品です。 ちなみにウィキペディアによると、アカデミー短編アニメーションを受賞したようです。
- nacam
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>なぜCGの人間の肌は不自然なのですか? どこまで、本気でつくるかによります。 一般的には、時間と経費をかければ、見分けがつかないものも作れます。 時間・経費と、写実性をどこでバランスさせるかによります。 >ちなみに2Dのイラストソフトで写真のようにリアルに描いてそれをコピーして、少しずつ変化を描いてムービーを作ることも可能だと思うのですが そんなバカな事をする人はいません。 >そのやり方で作る場合はありますか? ありえません。 2Dでは、光源や陰影のシュミレートができません。 ダイナミック処理もできませんから、3Dのものよりも不自然なものになってしまいます。 添付画像は、Poserに付属している標準のフィギアですが、少し離れてみると、そう不自然ではありません。