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プリントゴッコアーツとTシャツくんのどちらがおすすめ?
市販のシルクスクリーン印刷機を買ってTシャツを作りたいと思い、購入を考えています。 プリントゴッコアーツと、Tシャツくんのどちらにしたらよいか悩んでいます。 価格も大して変わらないし、どちらも似たような物なのでしょうが、是非それぞれの特徴や利点・欠点などを教えてください。 ちなみに両機とも、ハガキサイズの印刷も可能ですよね? 参考にさせてください。宜しくお願いいたします!
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どちらも一長一短あるのですが、仕上がりの良さを求めるのであればTシャツくん、作業の簡便性をもとめるのであればプリントゴッコアーツでしょうか。 その違いは版にあります。Tシャツくんは、メッシュ(網)に感光性の膜が張ってあり、光が当たった部分以外の膜を水で洗って流します。すなわち、画像部分はすっきりと抜けた網だけになります。 一方プリントゴッコの方は、メッシュに熱で溶ける膜が張ってあり、光を当ててその熱で、原稿部分の膜を溶かして穴を開けます。溶けた膜はどこへ行くかというと、その部分のメッシュの糸に絡み付いていきます。また、コピーのトナーも若干くっついていきます。すなわち、網がすっきり抜けないのです。従って、細い線などは目詰まりになり、インクがかすれる原因になります。 また、プリントゴッコアーツはメッシュのテンション(張りの強さ)があまり強くないため、シャープな画像を刷るにはマイナスです。また、版の枠の厚さが薄いため、インクをたくさん載せると、外にはみ出して回りを汚す恐れもあります。Tシャツくんはしっかりした枠で、十分壁が高いので、安心して印刷できます。 しかし、Tシャツくんは、感光させるというところが欠点です。光を当てすぎると、膜が水で取れにくくなるので、画像部分の抜けが悪くなり、細い線などはインクが通過しなくなります。逆に光が足りないと、画像の周りの白い部分に細かい穴が開いてしまい、地汚れの原因になります。また、強く洗いすぎてもだめですし、洗いが足りなくてもだめです。ここが作業の難しいところです。その点、プリントゴッコの「ピカっと一発で製版完了」は、すばらしい長所です。 ちなみに、どちらが本式の印刷に近いかというと、Tシャツくんの方です。Tシャツくんは、プロの技術を応用し、プリントゴッコアーツはアマチュア用(プリントゴッコ)の技術を応用したものと言えるでしょう。 ちなみに、これ以外の方法はというと、クイックスクリーンという、コピーのトナーで版を作る技術もあります。(下記URL参照)
お礼
詳しく書いてくださってありがとうございます。実の所がとてもよく分かり参考になりました。綺麗に印刷の出来るTシャツくんにしようと思います!