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酸素の供給バランスは大丈夫?
子供の頃からの疑問をどなたか教えてください。 上空を”ゴォォー”と飛行するジャンボ機を見てると、当然燃料を燃やしてるワケですから膨大な酸素を消費しているはずです。 いったい人間何人が呼吸する分を使っているのだろう?などど思ってました。 我々人間をはじめ生き物にとって不可欠なモノをそんなに大量に使っちゃって大丈夫なの? ジャンボに限らず、世界中を走り回るクルマや戦争などでの油田火災などはその最たるものかと思います。 お聞きしたいのは、酸素の供給側は私の知識では植物それもアマゾンのジャングルが○○パーセントを供給している!など聞いたことがあるのですが、 正直、”そんなもんで追いつくんかい?”しかも森林はますます減っているそうですし。。。。 大気汚染については良く見聞きしますが、大気中の酸素の割合が減っている!などは聞いたことがないのです。実際のところはどうなのでしょうか? 30年来の疑問を解きたいので、どなたかよろしくお願いします。
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現在の酸素濃度の低下は,自然のサイクルの範囲内でしょう. 酸素濃度の低下と二酸化炭素の増加とは,陸上や化石燃料だけを 考えると直接関係が深そうですが,しかし地球には海と言う存在があります. >酸素は重いので 分子量で言えば酸素O2は32,二酸化炭素CO2は44です. 大気組成は,地域差はありますが,高度が同じなら大体のところ一定です. これはなになにが重いから・・・ではなく, 全地球規模での大気循環がたゆまなく空気をまぜているからです. (極地でのオゾンホールなどは特殊例です.) さて大気中の酸素濃度ですが,例えば恐竜が栄えるまでは, 動物が少なく植物の天下でしたので,酸素濃度は今よりもずっと多く, 30%以上あり(現在は20%程度),大規模な火災がよく起こったそうです. 恐竜時代以後は次第に減少して,現在では大気組成中で, 年間3ppm程度の減少だそうです. 30万年で大気組成の酸素含有量が1%減少することになります. ただ,人間は確かに自然界の200倍ものCO2を排出していますが, 同時に海が大量に余剰分を吸収して,海底に石灰として蓄積する サイクルも地球では機能しています. なので,この3ppmの減少は,人間の寄与も確かにあるでしょうが, 地球のサイクルの中での自然的なものだと思います. なぜなら,酸素濃度は恐竜時代からずっと減り続けているからです. よくCO2の増加グラフを見ますが,これは単位がppmですので, 例えば倍になったとしても,酸素濃度に対する影響は僅かです. しかしだからと言って,何も危惧せず100万年単位も立てば, 大気組成は確実に人間によって致命的な変化を受けてしまい, それは地球の持っている調節機能を超えてしまうことも考えられるでしょう. 因みに,CO2増加が懸念されているのは,酸素減少が危惧されているから ではなく,CO2の持つ温室効果性が問題であるからです. 更に強力な温室効果ガスとしてメタンがありますが, これの増加の最も大きな原因のひとつと考えられているのが, 南北アメリカにいる牛のゲップなんだそうです.
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- arikui
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確かに二酸化炭素の増加は問題になっていますが、酸素の減少は問題になっていません。 現在の二酸化炭素の量は大気の0.03~0.04%で、増加しているといっても倍の0.06%になるには、まだまだ時間がかかります。 しかし、二酸化炭素の温室効果は大きいので、0.06%になったらかなりの影響が出ると思われていて、それが問題なのです。 酸素が消費されて二酸化炭素が発生するのですから、酸素の消費とは、しょせん0.0何%にすぎないのです。 なので、それほど減少が問題にならないのでしょう。 また、酸素の生産は、陸上の植物より、水中の植物プランクトンによるところが大きいと思います。 何しろ無酸素の大気を現在の酸素量まで増やしたのは水中の植物プランクトンなんですから。 といっても20億年以上もかかったのですが。
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海と時間の流れは偉大だ! 母なる海はCo2を吸収し、酸素も供給しているのですね。 有難うございました。
- epkakpe
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はじめまして。 CO2が増加しているので、相対的に酸素も減少しているといっていいでしょう。 現象といってもほんのわずかですが。 >アマゾンのジャングルが○○パーセントを供給している これは正確には、過去にジャングルで生成されるときに供給したという意味です。アマゾンなどのように成熟したジャングルでは、酸素の需要供給のバランスはとれています。葉が酸素を吐き出し、その酸素は葉が朽ちるときなどに使用されます。 したがって酸素を増やすには、新しい森林を植林する必要があります。
お礼
有難うございます、新しい植林ですか?各団体が取り組まれているようですが消費の抑制を図らなければ焼け石に水ですね。
- tds2a
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酸素の欠乏は誰でも知っている、 原子力推進者の持論である。 幸いにして、酸素は重いので人間の生活圏では酸素濃度は低下しないが化石燃料の消費に伴う炭酸ガス、最近はニ酸化炭素というが過剰障害があります。 わっかちゃいるけどやめられない、が二酸化炭素削減です。
お礼
>酸素は重いので人間の生活圏では酸素濃度は低下しないが化石燃料の消費に伴う炭酸ガス、最近はニ酸化炭素というが過剰障害があります。 なるほど、有難うございました。
お礼
牛のゲップはある意味スゴイのかも知れません、というより飼育数がそれだけ多いのでしょうね。 論理的な回答は参考になりました、ありがとうございました。