少し古い質問になりますが、回答が個人的に少し気になった為、今後新しくFXを始めるどなたかの参考になればと言う思いで回答させて頂きました。
まず、リスクオン・オフの関係についてですが、リスクオンでは安全資産が売られて、より利回りが大きいとされる通貨や、リターンが大きくなるがハイリスクと考えられる資産が買われる傾向にあり、リスクオフ状態になると、相場の反対の動きがします。
次に、一番大切な事は、相場に対してのバックグランドについてです。
例えば、米国債が買われている状況において、米ドルが買われる、もしくは売られると言う動向は、その相場のバックグラウンドが支配している事が散見されます。
2011年の頃ならばアメリカの金融緩和に対する期待が有り、アメリカの指標結果が思わしくない場合に、「さらなる緩和となるのでは?」と言う考えから米ドルは売り込まれ、緩和時に米国債がFRBに購入される事が想定される事から米国債が値上がり(利回りの低下)と言う結果になりました。
つまり、バックグラウンドが相場のカギを握っているためで、指標発表の結果、「全くどちらに動くか分からない」と言うものでは無いように私は考えています。
常に何について市場は注目しているか?そこが大切になってくるように考えています。
さて、既に回答されている内容で、当時のリビア情勢についての動向が出ておりましたが、既にご存じの事かと思いますが、リビア問題で最も当時気がかりとなっていたのは原油相場です。
リビア情勢の悪化により、原油の供給量低下が懸念されたためですが、原油の供給量が少なくなると言う事は原油の価値が上がる事を意味します。
原油の価値が上昇する ⇒ インフレ上昇 ⇒ アメリカの追加金融緩和が行われるかどうかに不安 ⇒ 米ドル買い(リスク回避の一面も、一方で円は当時デフレ真っ只中だったため米ドルよりも強いリスク回避の買い) ⇒ リスク回避資産となる米国債購入(FRBの緩和が無ければ買われない為、躊躇)
と言う1つの流れのを想定する事も可能でした。
もちろん、その都度、微妙に違って国債だけが先走りしたり、通貨だけが先走る事もありますが、そう言った場合は多くの場合は他の相場を牽引してまでの強い動きが発生しにくいと言う事も言えると考えられます。
例えば、ギリシャショック時には株価が大暴落しましたが、余りにも強すぎる落ち込みに、他の金融資産を牽引して訳も分からず相場がパニックになり、一気に売られる状況となりました。
長くなりましたが、別に私のように知識が無くても相場の流れ程度の説明や動きについて想像ができると私は考えています。長文失礼しました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 最近皆さんがおっしゃられてる『どう動くかわからない』という意味がなんとなくわかってきました。 例えば指標発表前の市場予想があり、指標発表後にその結果と予想の乖離をもって、 「売り」と判断する人もいれば「買い」と判断する人もいますもんね。 発表直前のめまぐるしい動きが、見てると「人それぞれなんだなぁ」と感じます。 と、言うことで素人には予想なんてまだまだおこがましく、 しばらくは単純に「上がりだしたら買い、下がりだしたら売る」を目指したいと思います。 つまり(3)よりで細く長く行きます(笑