マイク・タイソンをどう評価しますか?
ボクシングファンの方におたずねします。
マイク・タイソンが、試合前にコカインを常用していたということを明らかにしました。
事前の尿検査は、おもちゃのお●ん●んの中に他人の尿を入れ、それをパンツの中に忍ばせて、いかにも自分がしているように見せかけてパスしていたようです。
タイソンは「戦いの歴史はドラッグの歴史だ」と述べ、歴史上様々な戦いを勝ち抜いてきた人々はドラッグを使うのは当たり前だという趣旨で特に悪いことではないと思っているようです。
ヘビー級史上で一番強かった王者は?とボクシングファンに聞いたらかなりの割合で名前の挙がるタイソンですが、私は正直この王者を評価していません。
恩師カス・ダマトの「ドン・キングとは関わるな」という遺言を無視してドン・キングとズブズブの仲になり、カネまみれになってボクシングを忘れ、荒っぽいだけのボクシングになってそこをジェームス・ダグラスという凡庸なボクサーに突かれてヘビー級史上最年少で王座から陥落、私生活でも女性暴行事件を起こし(あの被害女性が本当に被害者だったのか狂言だったかという論争はさておいて)、クルーザー上がりのホリフィールドとライバル視されたとまとめてみれば、「後見人」カス・ダマトがいなければダメダメなボクサー、メンタルがあまりに幼稚なボクサー、トータルバランスでは平凡なボクサーと私は評価します。
ヘビー級史上最強、という言葉の定義を、「現役時代に叩きだした『強さ』の最大値がいちばん大きかったボクサー」という意味では確かに上位ですが、「キャリアを通じてある程度安定して出し続けた出力」の比較では下位になると思います。まあ、引退後だからこそ言える評価ではありますが。
引退してかなりたってなお話題になるボクサーだからこそ評価してみたいと思います。マイク・タイソンはどういうボクサーだったと思いますか?