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お勧めの本格ミステリー
最近「殺戮にいたる病」を読んで、気持ちよく驚かされました。勢い付いてもっと読みたくなったのですが、みなさんお勧めの最後にあっという仕掛け、またはやられたっ!ていうトリックがあった本格ミステリーを教えてください。 海外、国内の古典もの(ポー、エラリークイーン、横溝正史、島田荘司など)は大体読んでいるので、それ以外でお願いします。
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西澤保彦の『神のロジック 人のマジック』文春文庫。念力だとか怪獣だとか出てくるバカミスばっかり書く作家と油断してたせいもあるかしれませんが、歌野晶吾の葉桜の数倍驚きました。 芦辺拓の『グランギニョール城』創元推理文庫。問題は最終章まで読み進められるか。古典ミステリファン以外はおいてけぼりになりそうなマニアックなお話。 笹沢佐保の『求婚の密室』光文社文庫。密室殺人のトリックの謎解きに一発ガツンとやられ、加えて衝撃の真実が明かされて悲鳴あげそうになりました。
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- shochikubai
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「葉桜の季節に君を想うということ」/歌野晶午./著/文藝春秋/ やられた!という作品ですね。 これはいらんだろっていう内容も最後のほうで、ああこういうトリックの伏線だったのかみたいに納得します。実写化不可能らしいです。 「容疑者Xの献身」/東野圭吾/著/文藝春秋/は東野圭吾の最高傑作であり、代表作でもあります。20年も作家を続けて未だに代表作を出し続ける東野圭吾は神がかってます。 第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞受賞『本格ミステリベスト10 2006年版』『このミステリーがすごい!2006』『2005年「週刊文春」ミステリベスト10』の五冠を達成しました。 要は、2006年の小説の全てのミステリー部門を総なめにした作品です。トリックが斬新であまり入り組んでいなくて分かりやすいです。 且つ意外性を持っています。出てくるキャラクターも個性的です。 「すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER- 」/森博嗣/著/講談社/ 西之園萌絵と犀川創平が、ある研究所でおきた密室殺人に挑む話です。 科学的、哲学的な表現が沢山含まれているので、理系の人におすすめします。第1回メフィスト賞に選ばれました。 シリーズ化されているので、気に入ったら他のも読んでみるといいです。 「ゲームの名は誘拐」/東野圭吾/著/光文社/ これは犯罪者の視点だけで書かれる小説です!めちゃおもおしろいです!誘拐犯も実は大変なんだな~って思います。 「カラフル」/森絵都/著/文藝春秋/ これは自殺を犯した少年のお話です。第46回産経児童出版文化賞を受賞しました。 カラフルという題名にも深い意味があります。 「エイジ」/重松清/著/新潮社/ こちらも少年の話です。吉川英治文学新人賞を取りました。個人的に、重松清のキャラクターは感情移入しやすいです。 エイジの友達が通り魔を犯し、捕まるところから話に入っていきます。 エイジはいつか自分もこういう事を犯すのだろうか?と、考えさせられる話です。思春期の心をリアルに描写しています。 「世界の終わり、あるいは始まり」/歌野晶午/著/角川書店/ 学生が誘拐殺人を犯す物語です。 主人公はその学生の父親です。 うちの子が殺人を犯している?その疑惑はやがて確信へと深まっていく。 「青の炎」/貴志祐介/著/角川書店/ 幸せな生活をしていた家族たちに、再婚してすぐ別れた夫が家に上がり込み、幸せな生活を壊してしまいます。 そこで、主人公である17歳の高校生が、家庭を守るために、その男を葬る完全犯罪を実行する物語です。 ただ、幸せな家庭を取り戻したかった為の犯行、主人公の苦渋の選択、その果てに待っているラストに注目です。 「ゴールデンスランバー」/伊坂幸太郎/著/新潮社/ これは、仙台で首相がパレード中に、衆人環視の中で爆殺されるという、斬新なおはなしです。 2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞、『このミステリーがすごい!2006』の三冠を達成しました。700ページもありますが、あっという間に読んじゃいます。 最初からいろいろな伏線がはられていて、文字をなぞっているだけだと、あとの内容がわからなくなってきます。 裏をかえせば、最初の伏線とあとの展開がリンクしたときの爽快感は、それはもう最高です。 ミステリーでもあり、アクションでもあり、人間を信頼するという意味でも、現時点で著者の集大成です。 「インシテミル」/米澤穂信/著/文藝春秋/ クローズド・サークルを舞台とした殺人ゲームを主題とした作品です。 2007年度の第8回本格ミステリ大賞の最終候補作に残ったほか、各ミステリのランキングでは本格ミステリベスト10で4位に、 週刊文春ミステリーベスト10で7位に、このミステリーがすごい! で10位にランクインしました。 1位は取っていないのですが、それなりに、消化不良はなく、読みやすいです。 一応、僕が読んで面白いと思うものを上げてみました。 長文すいません。
お礼
お礼が遅くなってすみません。 あらすじまで詳しく紹介していただいてありがとうございます! 特に「インシテミル」が気になりました。映画も見に行きたかったけど タイミングを逃した作品なのでこちらから読んでみたいと思います。 回答ありがとうございました!
何か忘れたような気がしてました。 泡坂妻夫の『しあわせの書』新潮文庫。叙述トリックでもないのに、読み終わったらきっとパラパラ最初からめくり直して飛び上がって驚くのがふつうの反応に思います。
お礼
『しあわせの書』は読みました。 この本はレビューの雰囲気から途中でネタがわかってしまいました。 まっさらな状態で読んで最後に驚いてみたかったなってちょっと残念です。 私はよく読んだ本のトリックを忘れるんですが、これは絶対に忘れられない仕掛けでした。 回答ありがとうございました!
- it8tnsd
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既に読まれているかもしれませんが、 「検察側の証人」 アガサ・クリスティ 「皇帝のかぎ煙草入れ」 ディクスン・カー をお薦めします・ 前者はラストのどんでん返しの連続が圧巻です。後者は単純なのですが、あっと言わせるトリックが使われています。
お礼
「検察側の証人」は映画の「情婦」の方を見たような気がするんですが・・・ 記憶が曖昧なので再読してみます。 「皇帝のかぎ煙草入れ」タイトルを調べてみて、ディクスン・カーは未読の作品が多い事に 気がつきました。まずはこの本から読んでみます。 ありがとうございました!
- mokha
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貫井徳郎『慟哭』 倉知 淳『星降り山荘の殺人』 北村薫『盤上の敵』 森 博嗣『すべてがFになる』 折原一『倒錯のロンド』 岡嶋二人『クラインの壺』 殊能将之『ハサミ男』『鏡の中は日曜日』 高木彬光『能面殺人事件』 歌野 晶午『死体を買う男』 B.S.バリンジャー『歯と爪』 ジョナサン・キャロル『死者の書』 オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』 どれも凝ったギミックやどんでん返し系の小説です、一部推理小説でないものも含まれます。個人的におすすめなのは、『慟哭』『ハサミ男』『歯と爪』。もちろんそのほかも全ておすすめです。 関係ないですが最近あんまり推理小説を読んでいないせいで同じものばかり勧めてるような気がします・・・
お礼
沢山ご紹介していただいてありがとうございます! 『星降り山荘の殺人』『クラインの壺』『ハサミ男』は読んだことがありますが それ以外はmokhaさんが何度もお勧めされた本だとしても私には初めてなので全然うれしいですよ! 今日本屋さんで『歯と爪』を見つけたので買ってきました。最後に袋とじがいいですね。 こういう仕掛けって大好きなので今から読むのが楽しみです。 回答ありがとうございました。
- yooshikoo
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アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」。王道だけど、叙情的でドラマチックです。 結末も凄いのが用意されてます。 参考にしてください^^
お礼
「そして誰もいなくなった」は読みました。 結末は「本当にタイトル通りだ!」と衝撃でした。 ラストシーンは映像が浮かぶくらい印象に残ってます。 回答ありがとうございました!
叙述トリックのどんでん返し指向でしたら、綾辻行人ですが、これはまあ読んでおられるんでしょうね? もし読んでおられないなら「館シリーズ」。なお、発行順に読まないと感動を生まない作品もありますので、その点ご注意ください。 ファンの方のページ:http://www.colorim.net/blog/archives/2008/07/15-0012.html
お礼
館シリーズは読みました!大好きなシリーズです。が、昔過ぎてトリックを忘れてしまいました(汗)一度再読してみてもいいなと思いました。ありがとうございます!
お礼
『神のロジック 人のマジック』西澤保彦さんは「7回死んだ男」などが以前から気になっていた作家さんです。この機会に挑戦してみたいと思います。 『グランギニョール城』古典ミステリは結構読んでいると思うので最後まで読めるといいんですが。 マニアックなの、嫌いじゃないです。 『求婚の密室』私もぜひ悲鳴あげてみたいです(笑)読まずにはいられない紹介文ですね。 回答ありがとうございました!