前私立保育園園長です。
保育の現状として、幼保一体化が言われていますが、
現状まったく進んでいません。
よって、資格としては両方とっておきましょう。
幼稚園と保育園ですが、自治体にもよりますが、
業界として、幼稚園は園児定員割れの状況が続いています。
一方保育園は不足し、待機児童があふれています。
よって、幼稚園は職員が辞めても新しく採用しないところもあります。
公立と私立の違いですが、公立は公務員で、昇給はきちんとしています。
それゆえ、みんなやめたがりません。結婚してもやめません。
全体的に高齢化が進んでします。おばちゃん先生が多いです。
ゆえに人件費がかさみ、採用といっても嘱託、期間限定採用に頼っています。
将来施設長になれる人はほとんどいません。
私立保育園の場合、最近は結婚で辞めないで、出産で辞める方向に変わってきています。
ゆえに、ベテラン不足ともいわれます。
でも子育て経験のある人が一人はいて、そういう人が主任になります。
上記から、私立の保育園が採用募集が最も多いです。
しかし、私立幼稚園保育園とも、男性保育士をあまり採用しません。
よほど技術に卓越している場合は別です。
最低限、ピアノとギターは即興で弾け、手品などのかくし芸が豊富でないと、正規採用は難しいです。
園として、男性保育士はふつうは1名、多くても2名です(90名程度の保育園)
一人だと女性の職場になじめず辞めていくケースが多いので・・・。
ゆえに、男女雇用機会均等法とは言われますが、受けても通らないことが多いです。
たいてい、どこの園にも男性保育士がいるようになってきた。
男性保育士での生涯設計ですが、共働きでないと一人で家庭を維持していくことは難しいでしょう。
手取りで20万を超える私立保育園の保育士は、ほとんどいません。
市役所からの運営費が、毎年下がっていきているのに、
給与を上げるとは難しいからです。
大規模保育園(園児150名以上)で毎年職員が数名ずつ入れ替わるようなところは別ですが、
中規模保育園(平均90名)の場合、全員を昇給させれば、
即マイナスになるような設定になっているからです。
私立では平均年齢30歳ないところも半分くらいあるでしょう。
奥さんも保育士で、共働きであれば、私立保育園の場合優先的に子供を預かってもらったりと、
いったことはあります。
こればっかりはわかりませんからね。
まあ、結婚相手によって、生涯設計も変わってくるという、一般的な答えしかできませんが、
親と同居していて住居が確保されているとかでないかぎり、
自分一人で家を建て、養っていくことは不可能と考えて差し支えないでしょう。
お礼
とてもよくわかりました。今後の参考にします。ありがとうございました。