「面白くない芸人王決定戦」はヤラセでは???
「面白くない芸人王決定戦」はヤラセでは???
島田紳介が司会の「面白くない芸人王決定戦」というテレビを時々やっていますが、構成に疑問があります。
これは、たとえばA,B,C,D,E,F,G,H,I,Jという10組の芸人がいたとして、まず紳介によってAという芸人が選ばれ、「お前、自分よりも面白くないと思う芸人を指名しろ!」と言われます。
で、Aが例えば例えば「C、勝負だ!」と言ったとします。
AとCが「勝負」になります。
で、小学生が次々にVTR出演し「Aはギャグがなってない」「Cは頭が悪いだけで、芸がない」などのコメントを言って、面白くない方に星がつきます。
で、星が10個たまったら負け残りになります。
で、負け残りした方が、まだ勝負してない芸人を「E、勝負だ!」などと指定し、最後の一人になるまで戦います。
小学生のコメントは、この例では10個の勝負について採用されます。
勝負がつくまでに最大19コメント流れるので(10対9で勝負がつくので)最大190コメント流れます。
しかしながら、勝負の組み合わせは、上のように、スタジオで芸人が決めるのです。
で、小学生のコメントは事前に収録されています。
もしすべての組み合わせを想定すると、10組総当たりなので10x9/2x1で45通りになります。
45通りについて19コメント流れたとすると、881コメント取らないといけません。
1コメントについて5分かかったとしても(小学生を呼んで、主旨を説明して、面白いことを言うまで回すわけだからもっとかかると思いますが)73時間掛かります。
昼間で、小学生が拘束されていない時間にやっているので、セッティング(あちこちのロケーションでやっています)何日掛かるか分かりません。
しかも、そのうち35通り691コメントは使わずに捨てなければならない。
これはありえないと思います。
あの番組はやらせなんでしょうか?
つまり、誰が何対何で勝つまで最初から分かっていて、誰がどの順番でお互いを指名するか、芸人全体でガッチリ台本が決まっていて、なんなら小学生のコメントも全部セリフ?
あるいは、(最初から一生懸命見ていないのですが)うまくできる方法が説明されているんでしょうか。
何回もやっているのに、そういう疑問が番組の内外で出ないのが不思議です。
テレビ番組でありえないやらせがあるのはわかりますが、論理的にありえないテレビ番組が、何回も放送して、しかも司会の紳介はじめ大勢の芸人が白熱してやっているのが不思議です。
何か私が勘違いしているのでしょうか。