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イスラム教国の男性が女性を見る目とは?
- イスラム教国の男性は女性に対してどのような見方を持っているのか気になります。イスラム教の思想に基づく女性の扱いや価値観の違い、また、他の文化との比較も知りたいです。
- イスラム教国では女性が顔を隠すことや仕事に就かないことが一般的と聞きますが、実際にはどの程度守られているのでしょうか?女性がどのような立場に置かれているのか、教育や女性の権利に関しても知りたいです。
- イスラム教国を訪れた女性が肌を露出しても大丈夫なのか、また、イスラム教国の男性や女性はそういった女性をどのように見ているのでしょうか?異なる文化や宗教に触れることで生まれる評価や憧れについても知りたいです。
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30年前に行ったバングラディシュでは、外を歩いているのはほとんど男性で、日常の食品の買い物なども、すべて男性がしている感じで、男女が普通に街の雑踏を往来している国から入国した時、異様な雰囲気というか、違和感を感じました。たまに女性を見かけても、眼だけしか出していませんでしたし、色は黒に近いグレー系ばかりです。 時々訪れるマレーシアでは、女性が普通に外出しており、頭から被り物(割と明るい色で、微妙に違う色を使って、意外と華やかです。女性はそれぞれ微妙に違う色で自己主張をしているようです。)をしていても、顔は全部見えていて、それほど異様な感じはしません。 <参考> イスラム教の教えの内、社会生活を拘束する規範の多くは、当時のアラビア半島の社会的現実を反映していました。 ・女性は外出を控える 部族社会であった時代、若い女性は他部族による略奪対象であった。 ・女性は、人前で肌や顔を露出しない。 若い女性の取りあいが原因で、殺し合いに至るような争いが、かなり頻繁に起こった。 ・複数の妻を持ってよい。 部族間・宗教を異にする集団の武力衝突が激しく、必然的に成人男子の数が女性に比べて少なく、夫のいない女性の貧窮問題が大きくなったので、生活力のある男性は複数の女性を養うことを推奨した。 ・豚は不浄の動物 豚が原因の寄生虫症が多発したので、食べないようにした。 ・左手は不浄(食事の際は、左手を使わず、用弁のときは左手だけで行う) 赤痢などの消化器系の伝染病の流行がひどかった。 水が貴重品であったため、「手を洗う」などが実行不可能な環境では、手の使い分けで病気の感染を少しでも予防しようとした。 ・目には目を、歯には歯を的な刑罰、奴隷を殺された時は金銭で保障。 それまでは、このようなことが原因で、殺し合いが発生するのが普通の社会であった。 衛生状態が悪く、部族間の争い・部族内紛争が多発するアラビアの部族世界において、「宗教」という形で、部族を超えた統一社会規範を持ちこんで、それをきちんと守らせたのが「マホメット」です。 彼が主導する教団は、急速に部族社会を統括して、宗教を法として国家を建設し、それまで内紛や部族間の争いなど、内部で浪費されていた力を、外部にのみに向けることが出来るようになって、強国として急速に台頭しました。
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- nacam
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>・女性は顔を隠す >・仕事に就いてはいけない >という所はあちこちで守られているという風に聞きます。 国によりますが、顔を隠す国のほうが少ないのではないでしょうか。 イランあたりでも、顔を隠さない人もけっこういます。 個人的な考え方や地方ごとの習慣にもよりますが。 また女性が仕事に就くことを禁止していたのは、タリバンくらいです。 ただし女性の仕事と男性の仕事を区別している国はありますが。 なにか、タリバンなどのイスラム原理主義の考え方が、一般のイスラムだと考えておられるように思えます。 イスラムは、固定した考え方ではなく、多様性を認めています。 (それを認めないのがイスラム原理主義です) ですから、地域や個人により全く考え方が異なります。 マレーシアのような国と、トルコのような国、サウジアラビアのような国とでは、全く異なる社会情勢です。 肌の露出ですが、サウジアラビアのような国では、最悪死刑になる可能性もあります。 イランあたりでは、国外追放あたりでしょうか。 ところが、イスタンブールなどでは、ごく一般的にみられます。 私が行ったことがある国でも、ショートパンツにタンクトップといった姿の現地人もいました。(バスのガイドさんでしたが) また、夏でしたので、ひざくらいまでのスカートをはいている人が半分くらいいました。 本来のイスラムは、考え方を強制しないことになっています。 そのため、自分は自分、他人は他人といった考え方が基本です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >また女性が仕事に就くことを禁止していたのは、タリバンくらいです。 >ただし女性の仕事と男性の仕事を区別している国はありますが。 そうなのですね。 エジプトとかでも働いている女性が殆ど目に付かない。 目に付くのは決まった場所だけ 的な事を聞いたりするのですが。 >イスラムは、固定した考え方ではなく、多様性を認めています。 >(それを認めないのがイスラム原理主義です) >マレーシアのような国と、トルコのような国、サウジアラビア >のような国とでは、全く異なる社会情勢です。 そうなのですね。勉強になります。 >肌の露出 死刑や国外追放から平気な国まで、 一括りにイスラム という見方は全く出来ないのですね。 勉強になりました。 >本来のイスラムは、考え方を強制しないことになっています。 >そのため、自分は自分、他人は他人といった考え方が基本です。 そうなのですか。 だから外国人がイスラムの教えに反していても ただの観光なら目をつぶる傾向が若干伺える のでしょうか。 しかしイスラム教徒同士では死刑や国外追放やら 色々あったりもするのですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 バングラディシュとマレーシアは それぞれそういう感じだったのですね。 そして参考の情報、ありがとうございます。 色々な現状を知る基礎になりますね。 現在起きている部族間闘争は昔から有った という事なのですね。 なかなか1纏まりになれず 差別や紛争を抱えているのも1つはそこなのでしょうか。 勉強になりました。 ご回答、ありがとうございました。